文字サイズ変更

二次創作
個人的に好きな楽曲を小説化してみた

#1

水野あつさんの「生きる」(歌唱は可不)を小説化してみた。

 「ちょっとばかり生きてみようかな」今日も僕は思う。僕は不登校だ。今日も学校には行かない。会話をするのも怖いから、独りで過ごす。「こんな僕でごめんね」「パパ、ママ、ありがとう」独りきりで過ごす日々。今日も明日も変わらない。
 夜が来た。明日が来るのが怖い。布団に潜り込み、独りきりで考えがごとをしている。いつものことだ。きっと、僕は弱いから、どうせ一生学校には行けないのだろう。でも、まだ、もっと生きたい。僕には大好きな人がいるからだ。「…誰だっけ?そもそも人だっけ?」過去から未来のことまでありのままの姿を、全部、本当に、愛しているのに、忘れてしまった。なぜだろう。まあいいや。
 そういえば、僕は愛されているのだろうか。別に愛されたくはない。期待されないほうが楽だから、愛されなくてもいい。周りと比べると自分が弱く見える。それは今も昔も変わらない。でも、昔は、「僕ならきっと大丈夫」って願っていたよな。それっていつのことだっけ。今はそんなこと全然願っていない。いつまで願っていたのか。覚えていないと言うことは、それはきっととても昔だということだ。それだけはわかった。それでいい。今の僕にはそんなこと関係ない。
 今は僕は僕を信じていない。でも、まだ、もっと生きたい。なぜだろう。「やっぱり…あれか?」大好きな…人?がいるから。それ以外に理由が思いつかなかった。きっとそうなのだろう。でも、本当なのだろうか。命の道標である、生きる理由。それは、夜の星のようにいつかは消える。そして、少しずつ減っていく。僕は他の人よりも星が少なかったのだろうか。それとも、どんどん星が消えていってしまったのだろうか。それはどちらでも変わらないけれど、星がなくなった世界で、僕は上手く生きられるのかな。僕は、今、生きている。つまり、僕にはきっとまだ星があるのだろう。もしかして、星ではない光があるのかな。
 「そろそろさすがに寝ないとな…」ふと外を見る。今日も月が輝いている。他の星よりも明るく、あたりを照らしている。「これかもしれない」僕は思う。僕の世界に星はない。でも、月がある。星よりも強い光を出す、僕にとってのただ一つの道標。これが僕の生きた証。「明日には、生きているのかな?明日から…」

作者メッセージ

誤字脱字などのミスがあったらご報告ください。創作活動の励みになりますので、コメントよろしくお願いします。

2025/01/30 19:43

未歌 ID:≫7pg8dTI4dHhTI
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 2

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL