世界一きれいな音楽は
侑生視点
コンコン。
自分の病室の扉を叩く音が聞こえる。
侑「…どうぞ。」
奏「…やあ。夕方ぶりだね。」
侑「…さっきはすみませんでした。逃げ出してしまって。」
奏「別に気にしてないさ。君が逃げ出すってことは、それくらい大変な状態だったんだろ?」
侑「まぁ…そうですね…。」
奏「さてと…。君はさっき僕と医者の会話、聞いてただろ?」
侑「な、なんで知って…。」
奏「窓の反射で君が映っていた。だからそれで気づいた。」
侑「あの…!盗み聞きする気はなかったんです…!」
奏「…なんとなく、聞いてなくても聞こえてそうだったし。別にいいんだ。」
奏「そして…君が今抱いている疑問。まぁ、無数にあるんだろうけど一番は前の[太字]自分はなにをしていたのか、何者だったのか[/太字]、だろ?」
侑「…そうです。」
奏「僕は、前の君のことを伝えるつもりはなかった。前の君の願いだったから。」
奏「だけど…バレちゃったら仕方ないね。前の君を裏切る形にはなるけど、こうなってしまった以上、もうごまかせない。しっかり話すよ。でも…。」
侑「でも…?」
奏「僕[太字]”だけ”[/太字]じゃあ、説明できない。」
侑「え…?」
奏「僕たちの仲間。いや、仲間”だった”人を連れてこないとなんだ。」
[明朝体]奏「だから…僕が言える限りのことを今話すよ。」[/明朝体]
コンコン。
自分の病室の扉を叩く音が聞こえる。
侑「…どうぞ。」
奏「…やあ。夕方ぶりだね。」
侑「…さっきはすみませんでした。逃げ出してしまって。」
奏「別に気にしてないさ。君が逃げ出すってことは、それくらい大変な状態だったんだろ?」
侑「まぁ…そうですね…。」
奏「さてと…。君はさっき僕と医者の会話、聞いてただろ?」
侑「な、なんで知って…。」
奏「窓の反射で君が映っていた。だからそれで気づいた。」
侑「あの…!盗み聞きする気はなかったんです…!」
奏「…なんとなく、聞いてなくても聞こえてそうだったし。別にいいんだ。」
奏「そして…君が今抱いている疑問。まぁ、無数にあるんだろうけど一番は前の[太字]自分はなにをしていたのか、何者だったのか[/太字]、だろ?」
侑「…そうです。」
奏「僕は、前の君のことを伝えるつもりはなかった。前の君の願いだったから。」
奏「だけど…バレちゃったら仕方ないね。前の君を裏切る形にはなるけど、こうなってしまった以上、もうごまかせない。しっかり話すよ。でも…。」
侑「でも…?」
奏「僕[太字]”だけ”[/太字]じゃあ、説明できない。」
侑「え…?」
奏「僕たちの仲間。いや、仲間”だった”人を連れてこないとなんだ。」
[明朝体]奏「だから…僕が言える限りのことを今話すよ。」[/明朝体]
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