二次創作
【 HQ 】 # この度 、 彼氏にフラれました 。
ー ー ー
部室に入り 、 マネージャー用のロッカーに荷物を詰め込む 。
っちゅーか治の奴 、 結局追い付いて来んかったし 。
柚 「 はあぁ … 」
無意識のうちに 、 どデカいため息が出た 。
部室の真ん中に置いてあるベンチに腰掛け 、 意味もなく足元を見つめる 。
── 角名 、 複雑な顔しとったな 。
悲しいような 、 嬉しいような 、 切ないような 。
色んな感情がごちゃ混ぜになった表情をしとった気がする 。
そんな顔したいのはこっちやっちゅうねん 。
自分が何したか分かっとんか我 。
理由も説明せずフったんやぞ 。
重罪や重罪 、 獄門の刑 。
せめて何かしら言えし 。
… まあ 、 いじけたところでどうもならんけど 。
先にスポドリの準備をしておこうと立ち上がった直後 、 部室の扉が勢いよく開いた 。
柚 「 … ドアくらい静かに開けんかい 」
ドアを勢いよく開けたのは 、 治の双子の片割れである侑やった 。
侑は息を切らしながら扉を閉め 、 靴を脱いで部室に入る 。
柚 「 何 、 走って来たん ? 」
侑 「 おん 。 [漢字]治[/漢字][ふりがな]サム[/ふりがな]に負けたない思て 」
柚 「 下らな 」
侑 「 喧しいわ 」
侑はロッカーに荷物を入れ 、 制服のジャケットを脱ぐ 。
… 脱ぐ ⁇
柚 「 いやいやいやいや待たんかいアホ 。 女子の前で着替えるつもりか 」
侑 「 お前女子なん ⁇ 」
柚 「 いてこますぞ 」
冗談やて冗談 、 と笑う侑 。
思わず舌打ちをすると 、 はぁ ⁉︎ と叫ばれた 。
侑 「 何やねん 、 人の顔見て舌打ちすんなや ‼︎ 」
柚 「 無駄に顔ええから腹立つねん 」
侑 「 嫉妬か ⁉︎ 嫉妬やな ⁉︎ それも理不尽なタイプの ‼︎ 」
柚 「 いちいち叫ぶな喧しい 」
侑は不満そうに頬を膨らませて 、 今度はワイシャツのボタンに手をかける 。
柚 「 せめて私が出るまで待てや 」
侑 「 とか言うて動く気ないやん 」
ー ー ー
部室に入り 、 マネージャー用のロッカーに荷物を詰め込む 。
っちゅーか治の奴 、 結局追い付いて来んかったし 。
柚 「 はあぁ … 」
無意識のうちに 、 どデカいため息が出た 。
部室の真ん中に置いてあるベンチに腰掛け 、 意味もなく足元を見つめる 。
── 角名 、 複雑な顔しとったな 。
悲しいような 、 嬉しいような 、 切ないような 。
色んな感情がごちゃ混ぜになった表情をしとった気がする 。
そんな顔したいのはこっちやっちゅうねん 。
自分が何したか分かっとんか我 。
理由も説明せずフったんやぞ 。
重罪や重罪 、 獄門の刑 。
せめて何かしら言えし 。
… まあ 、 いじけたところでどうもならんけど 。
先にスポドリの準備をしておこうと立ち上がった直後 、 部室の扉が勢いよく開いた 。
柚 「 … ドアくらい静かに開けんかい 」
ドアを勢いよく開けたのは 、 治の双子の片割れである侑やった 。
侑は息を切らしながら扉を閉め 、 靴を脱いで部室に入る 。
柚 「 何 、 走って来たん ? 」
侑 「 おん 。 [漢字]治[/漢字][ふりがな]サム[/ふりがな]に負けたない思て 」
柚 「 下らな 」
侑 「 喧しいわ 」
侑はロッカーに荷物を入れ 、 制服のジャケットを脱ぐ 。
… 脱ぐ ⁇
柚 「 いやいやいやいや待たんかいアホ 。 女子の前で着替えるつもりか 」
侑 「 お前女子なん ⁇ 」
柚 「 いてこますぞ 」
冗談やて冗談 、 と笑う侑 。
思わず舌打ちをすると 、 はぁ ⁉︎ と叫ばれた 。
侑 「 何やねん 、 人の顔見て舌打ちすんなや ‼︎ 」
柚 「 無駄に顔ええから腹立つねん 」
侑 「 嫉妬か ⁉︎ 嫉妬やな ⁉︎ それも理不尽なタイプの ‼︎ 」
柚 「 いちいち叫ぶな喧しい 」
侑は不満そうに頬を膨らませて 、 今度はワイシャツのボタンに手をかける 。
柚 「 せめて私が出るまで待てや 」
侑 「 とか言うて動く気ないやん 」
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