二次創作
東方願い井戸 〜 少女と少年の繋いだ未来
紫の言葉を受けて霊夢と魔理沙が里の境界へと急行すると、そこでは二人の予想を遥かに裏切る光景が広がっていた。
「あたいの最強の氷の弾幕をくらえー! スノー・レトリビューション!」
「うわあ、みんな、いくよー!」
空中を舞っているのは、チルノ、大妖精、ルーミア、そして驚かすタイミングを失って慌てている多々良小傘といったお馴染みの面々。そして、その猛烈な氷と闇の弾幕を地上で真っ向から迎え撃っていたのは、他でもない里の少年少女たち――翔我たちだった。
「なっ……何であいつらが弾幕ごっこなんてやってるのよ!?」
霊夢が目を見開いて絶句する。
「おいおい、しかもあの連携、ただの人間のお遊びじゃねえぞ!」
魔理沙も箒の上で身を乗り出した。
地上では、しっかりと互いの手を握りしめた子供たちが、信じられないほどの精度で能力を噛み合わせていた。
「雛鶴姉、俺の後ろに!」
翔我が雛鶴姫の手を強く引き、迫り来るチルノの巨大な氷柱の群れに向かって右手を突き出す。
【二人合体技】『ゼロ・グラビティ・サンクチュアリ』
翔我の『弾幕を無効化にする程度の能力』が発動し、雛鶴姫の『超回復の力』がその負荷を瞬時に肩代わりする。パチン、と空間が弾けるような音が響くと、チルノの渾身の氷弾が触れた瞬間にすべて霧となって消滅した。
「あたいの弾幕が消えたー!?」
驚愕するチルノの頭上へ、すでに別の影が躍り出ていた。
「皇子、上を取るわよ! 解析は終わってる!」
「応よ! 振り落とされるなよ、茉莉花!」
皇子が茉莉花の手を掴んだまま地面を蹴ると、二人は重力を無視して垂直に急上昇した。
茉莉花の『弾幕を強化させる程度の能力』が皇子の飛行を極限まで加速させ、チルノたちの死角へ回り込む。
【二人合体技】『ハイパー・ストラトス・バースト』
茉莉花の手から放たれた弾幕は、日頃集めた新聞のデータ解析と強化能力によって巨大な彗星のような質量を纏い、チルノたちを目がけて一直線に降り注いだ。
「きゃあああ!?」
凄まじい光と風圧に押され、チルノと大妖精がたまらず撃墜されていく。
さらに後方では、楓鈴が呼子の手をひょいと握り、不敵に微笑んでいた。
【錯符】『鯨呑亭の幻影廊(レンコン・ミラージュ)』
楓鈴の『ありとあらゆる場所を錯乱させる程度の能力』が発動し、援護しようとしたルーミアと小傘の視界がぐにゃりと歪む。まるで穴だらけのレンコンの隙間を覗いているかのような錯覚に陥り、方向感覚を失った二人は空中でもつれ合い、そのまま目を回して地面に突っ込んでしまった。
「うう、驚かそうと思ったのに、どっちが前か分からないよ〜!」
傘を放り出してへたり込む小傘。
静まり返る境界の空。
そこには、しっかりと手を繋いだまま、息を合わせて立ち尽くす6人の姿があった。妖怪たちを相手に、完全な勝利を収めた瞬間だった。
「嘘でしょ……あの子たち、本当に里の人間なの?」
数メートル上空でそれを見ていた霊夢の顔から、余裕の笑みが完全に消え去っていた。
「あたいの最強の氷の弾幕をくらえー! スノー・レトリビューション!」
「うわあ、みんな、いくよー!」
空中を舞っているのは、チルノ、大妖精、ルーミア、そして驚かすタイミングを失って慌てている多々良小傘といったお馴染みの面々。そして、その猛烈な氷と闇の弾幕を地上で真っ向から迎え撃っていたのは、他でもない里の少年少女たち――翔我たちだった。
「なっ……何であいつらが弾幕ごっこなんてやってるのよ!?」
霊夢が目を見開いて絶句する。
「おいおい、しかもあの連携、ただの人間のお遊びじゃねえぞ!」
魔理沙も箒の上で身を乗り出した。
地上では、しっかりと互いの手を握りしめた子供たちが、信じられないほどの精度で能力を噛み合わせていた。
「雛鶴姉、俺の後ろに!」
翔我が雛鶴姫の手を強く引き、迫り来るチルノの巨大な氷柱の群れに向かって右手を突き出す。
【二人合体技】『ゼロ・グラビティ・サンクチュアリ』
翔我の『弾幕を無効化にする程度の能力』が発動し、雛鶴姫の『超回復の力』がその負荷を瞬時に肩代わりする。パチン、と空間が弾けるような音が響くと、チルノの渾身の氷弾が触れた瞬間にすべて霧となって消滅した。
「あたいの弾幕が消えたー!?」
驚愕するチルノの頭上へ、すでに別の影が躍り出ていた。
「皇子、上を取るわよ! 解析は終わってる!」
「応よ! 振り落とされるなよ、茉莉花!」
皇子が茉莉花の手を掴んだまま地面を蹴ると、二人は重力を無視して垂直に急上昇した。
茉莉花の『弾幕を強化させる程度の能力』が皇子の飛行を極限まで加速させ、チルノたちの死角へ回り込む。
【二人合体技】『ハイパー・ストラトス・バースト』
茉莉花の手から放たれた弾幕は、日頃集めた新聞のデータ解析と強化能力によって巨大な彗星のような質量を纏い、チルノたちを目がけて一直線に降り注いだ。
「きゃあああ!?」
凄まじい光と風圧に押され、チルノと大妖精がたまらず撃墜されていく。
さらに後方では、楓鈴が呼子の手をひょいと握り、不敵に微笑んでいた。
【錯符】『鯨呑亭の幻影廊(レンコン・ミラージュ)』
楓鈴の『ありとあらゆる場所を錯乱させる程度の能力』が発動し、援護しようとしたルーミアと小傘の視界がぐにゃりと歪む。まるで穴だらけのレンコンの隙間を覗いているかのような錯覚に陥り、方向感覚を失った二人は空中でもつれ合い、そのまま目を回して地面に突っ込んでしまった。
「うう、驚かそうと思ったのに、どっちが前か分からないよ〜!」
傘を放り出してへたり込む小傘。
静まり返る境界の空。
そこには、しっかりと手を繋いだまま、息を合わせて立ち尽くす6人の姿があった。妖怪たちを相手に、完全な勝利を収めた瞬間だった。
「嘘でしょ……あの子たち、本当に里の人間なの?」
数メートル上空でそれを見ていた霊夢の顔から、余裕の笑みが完全に消え去っていた。