スイート・キューティー・ルームシェア
中也side
「あ~~、僕今日は蟹のきぶ~~ん……」
「カニカマ入りのスープなら今からでも作れるけど」
「やだーっ!今日、今日だけなのこの気持ちは!分かる!!?!」
「はいはい…また蟹の気分になったら食べに行こうな」
「むぅ~っ…」
同棲を初めて一か月、俺は家事、太宰は…何もしてないな。
色んな食材があるんだから外に食べに行くのはもったいない気もするんだよな~…
だが蟹だけでむくれている太宰もまた可愛いから良い。
そんなある日、また他愛もないことで喧嘩をした。
「なんでよっ!これが僕らにとって由々しき事態であることが分からないのっ!?」
「はぁ~~?どう見ても普通だ、放っときゃ直ぐ大丈夫になるって」
「また中也はそういう…!なに?もしかしてGが怖いとか言わないよね」
「んな訳あるか!」
「じゃあ早く片付けちゃってよ!それか中也が僕に好き愛してるって言うまで口きかないから」
なんだそりゃ、と思ったが口に出せば出すほど悪化するのは知っていたから黙った。
結局人類の敵Gもどこかへ行ったのか、最近は見かけない。
これでは、太宰に告白するしかなさそうだ。
それならとっておきに遊んでやろう、あいつが俺しか見れなくなるような…
太宰side
最近中也が話しかけてくれない。
確かに口はきかないとは言ったけど、どうも好きと言ってくる気配もない。
そんなに僕に言いたくないのかな、嘘でも不安になる。
もしかして本当は好きでもない、ただの相棒だと思っているんじゃないかとか。
こんなに面倒になるとは、自分が重い人間だというのは分かっていたことだけど少々嫌気がさす。
もうどうにでもなあれ、そう思った瞬間には言葉が出ていた。
「好きだ」
「…………」
「……………僕は中也のことが好きだ。どうしようもないくらい好きだ。だから本当のことを聞かせて?回りくどく仕掛けたのは悪かったと思って…………る」
「思ってないだろ」
「本当だもん!」
「あれ、俺が告白するまでは口きかないんじゃなかった?」
「…違う、これは独り言だから。中也と会話してる訳じゃないから」
「好きだ」
「…………!」
「俺も太宰のことが好きだ。どうしようもないくらい好きだ。俺から話しかけてくれないからって自分からプライドを壊しにいくところも好きだ。俺が中心にお前が生きてると思うと尊い気持ちが溢れてくる。可愛い太宰だろうが意地悪な太宰だろうが、どんな太宰でも、酔いしれるくらい愛してる」
「……君って本当に気障だよね」
「そんな気障な俺でも好きって言ってくれる太宰が好き」
「~~~~っもう!僕の負けだよ。でも、その……好きって…愛してるって……言ってくれたのは、ちょっとだけ…本当にちょっとだけ、嬉しかった」
「あ゛~~~~~っ!!あんまりそういうこと言うんじゃねぇ、また好きになっちまうだろ」
「うふ、どうやら引き分けだったようだねぇ」
「今日は蟹でも食いに行くか?」
「行くっ!」
「あ~~、僕今日は蟹のきぶ~~ん……」
「カニカマ入りのスープなら今からでも作れるけど」
「やだーっ!今日、今日だけなのこの気持ちは!分かる!!?!」
「はいはい…また蟹の気分になったら食べに行こうな」
「むぅ~っ…」
同棲を初めて一か月、俺は家事、太宰は…何もしてないな。
色んな食材があるんだから外に食べに行くのはもったいない気もするんだよな~…
だが蟹だけでむくれている太宰もまた可愛いから良い。
そんなある日、また他愛もないことで喧嘩をした。
「なんでよっ!これが僕らにとって由々しき事態であることが分からないのっ!?」
「はぁ~~?どう見ても普通だ、放っときゃ直ぐ大丈夫になるって」
「また中也はそういう…!なに?もしかしてGが怖いとか言わないよね」
「んな訳あるか!」
「じゃあ早く片付けちゃってよ!それか中也が僕に好き愛してるって言うまで口きかないから」
なんだそりゃ、と思ったが口に出せば出すほど悪化するのは知っていたから黙った。
結局人類の敵Gもどこかへ行ったのか、最近は見かけない。
これでは、太宰に告白するしかなさそうだ。
それならとっておきに遊んでやろう、あいつが俺しか見れなくなるような…
太宰side
最近中也が話しかけてくれない。
確かに口はきかないとは言ったけど、どうも好きと言ってくる気配もない。
そんなに僕に言いたくないのかな、嘘でも不安になる。
もしかして本当は好きでもない、ただの相棒だと思っているんじゃないかとか。
こんなに面倒になるとは、自分が重い人間だというのは分かっていたことだけど少々嫌気がさす。
もうどうにでもなあれ、そう思った瞬間には言葉が出ていた。
「好きだ」
「…………」
「……………僕は中也のことが好きだ。どうしようもないくらい好きだ。だから本当のことを聞かせて?回りくどく仕掛けたのは悪かったと思って…………る」
「思ってないだろ」
「本当だもん!」
「あれ、俺が告白するまでは口きかないんじゃなかった?」
「…違う、これは独り言だから。中也と会話してる訳じゃないから」
「好きだ」
「…………!」
「俺も太宰のことが好きだ。どうしようもないくらい好きだ。俺から話しかけてくれないからって自分からプライドを壊しにいくところも好きだ。俺が中心にお前が生きてると思うと尊い気持ちが溢れてくる。可愛い太宰だろうが意地悪な太宰だろうが、どんな太宰でも、酔いしれるくらい愛してる」
「……君って本当に気障だよね」
「そんな気障な俺でも好きって言ってくれる太宰が好き」
「~~~~っもう!僕の負けだよ。でも、その……好きって…愛してるって……言ってくれたのは、ちょっとだけ…本当にちょっとだけ、嬉しかった」
「あ゛~~~~~っ!!あんまりそういうこと言うんじゃねぇ、また好きになっちまうだろ」
「うふ、どうやら引き分けだったようだねぇ」
「今日は蟹でも食いに行くか?」
「行くっ!」
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