スイート・キューティー・ルームシェア
中太15歳 同棲シリーズ
太→可愛いものや女の子っぽいものが好き、中には言ってない(嫌われると思って)
中→太のことに気づいてない。コソコソしてないで堂々とすればいいのにと思ってる。
太宰side
「ねぇ中也………」
「おう………」
「僕たちが同棲するって本気で言ってるの…?」
「おう………」
「ああああもう何とか言え馬鹿中也あああああぁぁぁああ!!」
新居について一息ついたころ。
「中也…本当にどういうつもり?」
「いや、俺じゃねぇんだって!頭領が」
「森さんか……ちょっとそうだと思ってたけど」
一応中也と僕は付き合っている。
別に同棲しててもおかしくないだろと言われそうなものでもあるが…
「まぁ、こんな綺麗な広い部屋ももらえたもんだし。そんなカリカリしてねぇでちっとぁ手伝えよ」
「えぇ~~?非力な彼女にそんなことするのひどい!!!」
「非力ではねぇだろ………」
部屋はリビング、寝室、個人部屋が2つあるようだ。
寝室には男2人でも余裕で寝られるサイズのベッドがあった。
「寝室って使うの?」
「ん~~~~(俺的には一緒に寝たいもんだけど、拒否られそうだよな…)」
「まぁここで寝ればいいんじゃない?部屋のよりベッド広いし」
「えっ?あ、あぁ」
拒否、しねぇんだ。
「…ふぅ、こんなもんか?」
「ありがとね中也!僕は何もしなくても部屋が出来上がって嬉しいよ、さすが僕の犬!」
「犬ではねぇよ???…ところで、そのでかい段ボールはなんだ?」
「ん…、あぁこれは僕の私物だよ。自分の部屋に入れたいから」
「俺がもってこうか?」
「いっ、いい!これは僕が持ってくから!!」
「あ、あぁそう………」
自分の部屋まで荷物を持って行った。
それはもうとても重く、もう腕が使えないようなものだ。
「はぁ…、疲れたぁ……」
絶対、中也にはバレちゃいけない。
これは僕だけの秘密なんだ。
クローゼットにそれをしまって、部屋を出た。
「中也、いる?」
「おう、いるぞー」
「これだけは聞いて、お願い。僕の部屋、何があっても入っちゃ駄目だからね。いい?」
「まぁ、別に大丈夫だと思うけど」
「良かった。本当に、絶対の絶対だからね???」
一週間後、中也がもうやらかすとは知らずに………
中也side
「おい、朝だぞ~起きろよ~」
「ん、う…うぅうぅぅ……………」
目を細めて起きる太宰。
「今日も起きれてえらいな」
ちゅっ、と可愛い擬音がしそうなキスを額に落としたとき。その異変に気が付いた。
「熱………?」
「ぅあ……ちゅうやぁ、しん、どいぃ………」
「ちょっ、太宰!?」
ハタリと倒れた太宰を支えながら何とか体勢を直す。
「とりあえず今日は自分の部屋で休め、すまねぇが今日は仕事がある。直ぐ終わらせて帰ってくるから」
「いやだ………………いっしょにいてほしい」
「ぐっ……………分かった。今日は家で仕事するから、何かあったら呼んでくれ」
「うん………」
お昼、太宰に薬を飲ませようと思って粥を作った。
「おい、太宰~。粥作ったんだが食べれそうか?」
「ぅん、ちょ…っと、…待ってね」
扉越しでも明らかにしんどさが伝わってきて、色々と不安になってくる。
「あっ」
太宰の部屋から盛大な音がした。
「おっおい、大丈夫かっ?」
返事はなく、中に入ろうにも釘を刺されたばかりだったからか気が気ではなかった。
「おい太宰、入るぞっ!」
扉を開けた。
「あ………ちゅう…や………………?」
目の前には床に転がった太宰。多分足を引っかけでもしてこけたんだろう。
気になるのはそれだけでなく、部屋全体だ。
ピンクの可愛らしい棚、一面に飾り付けられたリボン。
開いたままのクローゼットの中にはフリルやリボンがふんだんにあしらわれたワンピースやスカートなどの数々。
一番目を引いたのは壁に何枚も貼られている俺の写真。
引っ越してきてから一週間、俺が任務で家にいなかった時間もあったが知らぬ間に色々やったのか、すげぇな。
「だから、見たらだめって言ったじゃない」
今にも泣きだしそうな太宰の顔を見てハッとした。
「すっ、すまん!太宰が心配だからって、勝手に入った俺が悪かった」
「う、うぅぅう…っ。こんな、男なのに女の子みたいなものが好きで、嫌いになったよね…っ。ごめん、今まで隠してて。中也に嫌われるって思ったら、ずっと言えなくて」
「え?」
「…………だってそうでしょ。こんな趣味嫌だろ?」
「全然そんなことねぇし、むしろ太宰のこともっと好きになった。あと何でも隠さずに言ってほしいとは言わねぇけど俺は絶対何があっても太宰のこと嫌いになったりなんかしねぇから」
「本当に…………?」
「あぁ、本当だよ。ふっ、お前もっと可愛いとこあんじゃん。すぐ教えてくれたら良かったのに」
「………嗚呼、良かった。君に嫌われずに済んだなら、」
次の言葉を唇で塞いだ、愛を確かめて。
「うふ、君も大概なようだね」
「うっせ、とりあえずお粥食べろ」
「はぁ~い!」
太→可愛いものや女の子っぽいものが好き、中には言ってない(嫌われると思って)
中→太のことに気づいてない。コソコソしてないで堂々とすればいいのにと思ってる。
太宰side
「ねぇ中也………」
「おう………」
「僕たちが同棲するって本気で言ってるの…?」
「おう………」
「ああああもう何とか言え馬鹿中也あああああぁぁぁああ!!」
新居について一息ついたころ。
「中也…本当にどういうつもり?」
「いや、俺じゃねぇんだって!頭領が」
「森さんか……ちょっとそうだと思ってたけど」
一応中也と僕は付き合っている。
別に同棲しててもおかしくないだろと言われそうなものでもあるが…
「まぁ、こんな綺麗な広い部屋ももらえたもんだし。そんなカリカリしてねぇでちっとぁ手伝えよ」
「えぇ~~?非力な彼女にそんなことするのひどい!!!」
「非力ではねぇだろ………」
部屋はリビング、寝室、個人部屋が2つあるようだ。
寝室には男2人でも余裕で寝られるサイズのベッドがあった。
「寝室って使うの?」
「ん~~~~(俺的には一緒に寝たいもんだけど、拒否られそうだよな…)」
「まぁここで寝ればいいんじゃない?部屋のよりベッド広いし」
「えっ?あ、あぁ」
拒否、しねぇんだ。
「…ふぅ、こんなもんか?」
「ありがとね中也!僕は何もしなくても部屋が出来上がって嬉しいよ、さすが僕の犬!」
「犬ではねぇよ???…ところで、そのでかい段ボールはなんだ?」
「ん…、あぁこれは僕の私物だよ。自分の部屋に入れたいから」
「俺がもってこうか?」
「いっ、いい!これは僕が持ってくから!!」
「あ、あぁそう………」
自分の部屋まで荷物を持って行った。
それはもうとても重く、もう腕が使えないようなものだ。
「はぁ…、疲れたぁ……」
絶対、中也にはバレちゃいけない。
これは僕だけの秘密なんだ。
クローゼットにそれをしまって、部屋を出た。
「中也、いる?」
「おう、いるぞー」
「これだけは聞いて、お願い。僕の部屋、何があっても入っちゃ駄目だからね。いい?」
「まぁ、別に大丈夫だと思うけど」
「良かった。本当に、絶対の絶対だからね???」
一週間後、中也がもうやらかすとは知らずに………
中也side
「おい、朝だぞ~起きろよ~」
「ん、う…うぅうぅぅ……………」
目を細めて起きる太宰。
「今日も起きれてえらいな」
ちゅっ、と可愛い擬音がしそうなキスを額に落としたとき。その異変に気が付いた。
「熱………?」
「ぅあ……ちゅうやぁ、しん、どいぃ………」
「ちょっ、太宰!?」
ハタリと倒れた太宰を支えながら何とか体勢を直す。
「とりあえず今日は自分の部屋で休め、すまねぇが今日は仕事がある。直ぐ終わらせて帰ってくるから」
「いやだ………………いっしょにいてほしい」
「ぐっ……………分かった。今日は家で仕事するから、何かあったら呼んでくれ」
「うん………」
お昼、太宰に薬を飲ませようと思って粥を作った。
「おい、太宰~。粥作ったんだが食べれそうか?」
「ぅん、ちょ…っと、…待ってね」
扉越しでも明らかにしんどさが伝わってきて、色々と不安になってくる。
「あっ」
太宰の部屋から盛大な音がした。
「おっおい、大丈夫かっ?」
返事はなく、中に入ろうにも釘を刺されたばかりだったからか気が気ではなかった。
「おい太宰、入るぞっ!」
扉を開けた。
「あ………ちゅう…や………………?」
目の前には床に転がった太宰。多分足を引っかけでもしてこけたんだろう。
気になるのはそれだけでなく、部屋全体だ。
ピンクの可愛らしい棚、一面に飾り付けられたリボン。
開いたままのクローゼットの中にはフリルやリボンがふんだんにあしらわれたワンピースやスカートなどの数々。
一番目を引いたのは壁に何枚も貼られている俺の写真。
引っ越してきてから一週間、俺が任務で家にいなかった時間もあったが知らぬ間に色々やったのか、すげぇな。
「だから、見たらだめって言ったじゃない」
今にも泣きだしそうな太宰の顔を見てハッとした。
「すっ、すまん!太宰が心配だからって、勝手に入った俺が悪かった」
「う、うぅぅう…っ。こんな、男なのに女の子みたいなものが好きで、嫌いになったよね…っ。ごめん、今まで隠してて。中也に嫌われるって思ったら、ずっと言えなくて」
「え?」
「…………だってそうでしょ。こんな趣味嫌だろ?」
「全然そんなことねぇし、むしろ太宰のこともっと好きになった。あと何でも隠さずに言ってほしいとは言わねぇけど俺は絶対何があっても太宰のこと嫌いになったりなんかしねぇから」
「本当に…………?」
「あぁ、本当だよ。ふっ、お前もっと可愛いとこあんじゃん。すぐ教えてくれたら良かったのに」
「………嗚呼、良かった。君に嫌われずに済んだなら、」
次の言葉を唇で塞いだ、愛を確かめて。
「うふ、君も大概なようだね」
「うっせ、とりあえずお粥食べろ」
「はぁ~い!」
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