普通の君が好きでした
私は普通だった、特徴といえば、あまり人と関わらないことと、巫女であること
まぁ所謂ぼっちだ、寂しくも楽しくもなくて気楽だ
私は無駄だと思う、人と関わることなんて
だってうるさいだけだから
そういえば今日は転校生が来るらしい、どうせ関わらないし、まあいいか
[水平線]
「おーい、朝礼始まるぞ〜」
担任の気の抜けた声が響く
それに反応して騒がしかった教室も静かになっていった
でも熱だけは残っていた、だって転校生が来るんだから当然だろうな
「……今日はお前らが待ちに待っていたであろう転校生を紹介する」
「入ってこい、アザーテ君」
そう言われ転校生が入って来る
教室にいた生徒全員が息を呑んだ、私も例外じゃない
美少女だ、白髪で金色の目、まるでアニメみたいな子だ
目が大きくてくりくりしていてまつ毛も長い、小さな唇はツヤツヤと光っている
長い髪も緩くパーマがかかっている、体も華奢でスタイルがいい
まさに人形のような少女だ
彼女は教卓の前に立つと緊張しながらも礼をし、自己紹介を始めた
「ヨ、ヨルカ・アザーテです…ええと、ロ、ロシアから来ました」
ロシア…すごいところから来たな
「じゃあ席は…雪梛の隣が空いてるな、じゃあ雪梛の隣だ」
……すごいミラクル、彼女は私の席に近づくと礼をして席に座った
礼儀正しいんだな、この後彼女が質問攻めにならないといいんだけど…
[水平線]
案の定彼女は質問攻めになっていた、まぁ当たり前だろうな、ロシアから来たなんて
全く、質問攻めにする人間も隣の席の人のことを考えて欲しい
トイレ行くか…私は静かにトイレに向かおうとした
「あ…!あの!すみません!トイレってどこかわかります…?!」
彼女は話しかけてきた、だいぶ切羽詰まった様子だ
「…いいよ、今から行くとこだったから」
私は彼女と一緒にトイレへ向かった
私が行くのは人があまりいないトイレだから、心配しなくて大丈夫なことも伝えておいた
「雪梛さん」
「……何?」
愛想笑いで答える、所詮は無駄な話だろう
「私に…」
[大文字][大文字][大文字][太字]「普通を教えて欲しいんです」[/太字][/大文字][/大文字][/大文字]
「…いいよ」
どうせ暇だったから、私は承認した
まぁ所謂ぼっちだ、寂しくも楽しくもなくて気楽だ
私は無駄だと思う、人と関わることなんて
だってうるさいだけだから
そういえば今日は転校生が来るらしい、どうせ関わらないし、まあいいか
[水平線]
「おーい、朝礼始まるぞ〜」
担任の気の抜けた声が響く
それに反応して騒がしかった教室も静かになっていった
でも熱だけは残っていた、だって転校生が来るんだから当然だろうな
「……今日はお前らが待ちに待っていたであろう転校生を紹介する」
「入ってこい、アザーテ君」
そう言われ転校生が入って来る
教室にいた生徒全員が息を呑んだ、私も例外じゃない
美少女だ、白髪で金色の目、まるでアニメみたいな子だ
目が大きくてくりくりしていてまつ毛も長い、小さな唇はツヤツヤと光っている
長い髪も緩くパーマがかかっている、体も華奢でスタイルがいい
まさに人形のような少女だ
彼女は教卓の前に立つと緊張しながらも礼をし、自己紹介を始めた
「ヨ、ヨルカ・アザーテです…ええと、ロ、ロシアから来ました」
ロシア…すごいところから来たな
「じゃあ席は…雪梛の隣が空いてるな、じゃあ雪梛の隣だ」
……すごいミラクル、彼女は私の席に近づくと礼をして席に座った
礼儀正しいんだな、この後彼女が質問攻めにならないといいんだけど…
[水平線]
案の定彼女は質問攻めになっていた、まぁ当たり前だろうな、ロシアから来たなんて
全く、質問攻めにする人間も隣の席の人のことを考えて欲しい
トイレ行くか…私は静かにトイレに向かおうとした
「あ…!あの!すみません!トイレってどこかわかります…?!」
彼女は話しかけてきた、だいぶ切羽詰まった様子だ
「…いいよ、今から行くとこだったから」
私は彼女と一緒にトイレへ向かった
私が行くのは人があまりいないトイレだから、心配しなくて大丈夫なことも伝えておいた
「雪梛さん」
「……何?」
愛想笑いで答える、所詮は無駄な話だろう
「私に…」
[大文字][大文字][大文字][太字]「普通を教えて欲しいんです」[/太字][/大文字][/大文字][/大文字]
「…いいよ」
どうせ暇だったから、私は承認した