二次創作
いろいろ短編集
⚠︎病み
ほとけside
「ん、これやっといて」
『うんっ!』
僕は今まで頼まれたことをしっかりやってきた。
だってそうするとね?
「みんな嫌なこと笑顔でできてえらいな」
『えへへ』
みんな褒めてくれるんだよ?
みんなも褒められるの好きでしょ?
僕も好き!
もっと頑張らないと!
・・・
『ん、』
朝だ。
そういえば褒められてた時期もあったな…
『今日も頑張りますか!』
僕は歌い手を始めた。
歌がうまければ褒められるかもしれない。
僕って可愛い声してるからね!
でも、全然伸びなかった。
「グループ組もう?」
そうないちゃんに声をかけられたとき、
人生が変わった。
「なんでみんなは歌い手始めたん?」
「俺はコロナになって仕事しか無くなってつまんなくなったからやけど」
いふくんはそう聞いたね。
「俺もまろとほとんど一緒、何か大きいことがしたかった!」
ないちゃんはそう微笑んだ。
「俺はまぁ、音楽を諦められなかったからやなぁ」
あにきはやさしい大人の笑みを見せた。
「おれも、コロナで楽しいことなくなって退屈で」
りうちゃんはふにゃっと口を歪めた。
「僕は挑戦したかったからやな」
しょーちゃんは真面目な顔になった。
『僕は…』
僕は?
誰かに褒めてもらいたかった。
そんな志じゃ捨てられちゃうかも?
それは嫌だ。
『暇だったからかなぁ』
バレてないかな?
ここなら褒めてもらえるのかな?
そんなふうに隠しながら今日も僕は息をする。
ほとけside
「ん、これやっといて」
『うんっ!』
僕は今まで頼まれたことをしっかりやってきた。
だってそうするとね?
「みんな嫌なこと笑顔でできてえらいな」
『えへへ』
みんな褒めてくれるんだよ?
みんなも褒められるの好きでしょ?
僕も好き!
もっと頑張らないと!
・・・
『ん、』
朝だ。
そういえば褒められてた時期もあったな…
『今日も頑張りますか!』
僕は歌い手を始めた。
歌がうまければ褒められるかもしれない。
僕って可愛い声してるからね!
でも、全然伸びなかった。
「グループ組もう?」
そうないちゃんに声をかけられたとき、
人生が変わった。
「なんでみんなは歌い手始めたん?」
「俺はコロナになって仕事しか無くなってつまんなくなったからやけど」
いふくんはそう聞いたね。
「俺もまろとほとんど一緒、何か大きいことがしたかった!」
ないちゃんはそう微笑んだ。
「俺はまぁ、音楽を諦められなかったからやなぁ」
あにきはやさしい大人の笑みを見せた。
「おれも、コロナで楽しいことなくなって退屈で」
りうちゃんはふにゃっと口を歪めた。
「僕は挑戦したかったからやな」
しょーちゃんは真面目な顔になった。
『僕は…』
僕は?
誰かに褒めてもらいたかった。
そんな志じゃ捨てられちゃうかも?
それは嫌だ。
『暇だったからかなぁ』
バレてないかな?
ここなら褒めてもらえるのかな?
そんなふうに隠しながら今日も僕は息をする。