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夢双の一太刀

#3


女性「私と暮らして貰えませんか?」
一瞬場が音を無くす。
暮らす?くらす?・・・って、同居!?
ドルバ「え、え、同居・・・?」
女性「はい。同居です。」
ドルバ「それは、一体何故・・・」
女性「もしも貴方に、申し訳ないという想いがあるなら、これくらい当然ですよね?」
確かにそうだ。
俺が悪いんだ。俺が招いた結果だ。
俺には、この女性を見守る義務がある。
ドルバ「・・・分かりました。」
医療班「良いんですか?」
ドルバ「はい。多分大丈夫です。因みに、どちらの家に住むおつもりで?」
女性「私の家は古い木造建築物です。しかも狭い。」
ドルバ「なら、俺の家でいけそうですね。」
話が進んでいく。
雨は少しづつ止んできており、雲もはけてきている。
そして、ついには太陽が出てきた。
陽光が、窓の隙間から女性を照らす。
女性の顔が、より鮮明に映し出される。
光が刺すと、また格段と美しく見える。
ドルバ「そういえば、名前を聞いてませんでしたね。」
女性「ああ、言ってませんでしたね。」
女性は目を閉じ、口を開いた。
アイラ「私の名前は、アイラ・クラウンと言います。」



国王「・・・それじゃ、3日後に、また会おう。」
雨が止み、雲が消え、頭上には快晴という2文字が相応しい空が映し出される。
アイラ「3日後、何かあるのですか?」
ドルバ「ああ、前の戦争の報酬をもらえるんだ。」
アイラ「え、戦士だったんですか?」
ドルバ「見えないから分からないかもしれないけど、剣士だ。」
そうして、2人はドルバの家に向かった。
歩いて20分、人里から離れた森の中を抜ける。
ドルバ「ふぅ、ついたぞ。」
アイラ「・・・わぁ、空気が変わりました!」
森を抜けたと同時に、2人の頬に涼しい風が吹く。
森の中に、ポツンと建っている一軒家。
扉横には栽培ようの庭があり、井戸もある。
家の中は、特に狭くなく、4人は寝れるほどの広さはある。
よくある一軒家だ。
ドルバ「段差、気をつけて。」
アイラ「はい・・・靴は、ここで良いですか?」
ドルバ「ああ、そこらへんに。」
アイラの手を持ちながら、囲炉裏のある広間に向かう。
ドルバ「膝を下ろして、大丈夫だ。歩いて疲れただろう。」
アイラ「あ、失礼します・・・。」
座布団の上に、ゆっくりと膝を下ろす。
ドルバ「まあ、ここでの生活はこれから教えるから。」
アイラ「分かりました。」
ドルバ「じゃ、今日からよろしくな。アイラ。」
アイラ「宜しくお願いします。ドルバさん。」
2人の同居生活・・・と同時に、
新たな戦争が、始まろうとしていた・・・

作者メッセージ

Doumo tobenatsumidesu.
眠いです。
あと最近忙しくて色んな人の参加型に参加しにくくなってて、
泣きそうです。

2024/12/24 21:23

戸部夏実 ID:≫.psyZPMB6Zfrw
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