夢双の一太刀
ドルバ「なにっ!?」
目の前の女性に、雷が落ちる。
その反動で、雨宿りさせていた店の店主も気絶する。
ドルバ (最悪だ・・・!)
すぐにその場に駆け付ける。
ドルバ「大丈夫か!?意識は!?」
女性に反応は無い。
ドルバ「くそっ・・・城に戻るしかない!」
女性を担ぎ、走り出す。
2分ほどで、門に辿り着く。
ドルバ「誰かいないか!?女性が落雷に打たれた!!」
10秒もしない間に、国王と医療班が駆け付ける。
国王「なんと!?落雷・・・!」
ドルバ「俺がいたっていうのに・・・!」
国王「医療班、すぐに治療室へ!」
医療班「はっ!」
女性を担ぎ、医療班は城内へ走っていった。
ドルバ「くそ・・・もっと早く反応していれば・・・!」
国王「まだあの女性が死んだと決まったわけじゃなかろう。」
重い空気が流れる。
国王「私の部屋で待っておるのだ。」
ドルバ「え、いいんですか?」
国王「彼らはプロだ。治療速度も伊達じゃ無い。すぐ終わる。」
ドルバ「・・・はい。そうさせて頂きます。」
国王「私はこれから少し用事がある。1人で待つんだ。」
そう言い残し、国王は門から左の方に向かっていった。
国王の部屋に入り、15分経った。
ドルバは、やりきれぬ気持ちを込めたまま、長いようで短い時間を過ごしている。
ドルバ「大丈夫だろうか・・・。」
その時、思い切り階段を駆け上がる音が聞こえてきた。
ドン!
勢いよく襖が開けられる。
医療班「女性の意識、戻りましたっ!」
ドルバ「本当か!?」
医療班の後を追い、治療室へ向かう。
中に入ると、そこには薄い布に巻かれた女性が居た。
体に目立った外傷は無いらしい。
医療班「あ、あなたを助けてくれた恩人が戻ってきましたよ。」
医療班の1人は声をかけると、女性は驚いたような顔をして、
女性「本当ですか?どんな姿でしょうか?」
と言い放った。
ドルバ「え・・と、見えてないのでしょうか・・・?」
女性「すいません、落雷後、目が見えていないのです・・・。」
ドルバ「そんな・・・・!」
その場に膝から崩れ落ちる。
自分がいたのに、すぐ助けれたと思ったのに・・・!
遅かったのか・・・!
女性「あなたのせいじゃありませんよ。自然のわがままみたいな物ですよ。」
ドルバ「いや、俺のせいです。すぐ気づけなかった・・・俺のせいです・・・!」
「何か、俺に、出来ることはありますか・・・・?」
医療班「!?」
女性「え・・・・?」
ドルバが頭を下げる。
ドルバ「貴方の目が見えなくなったのは、俺のせいです。そう思っていて下さい。」
「だから、何か一つ、願いを言って下さい。必ず叶えて見せます・・・!」
医療班「ちょっと、それは・・・」
女性「じゃあ、1つあります・・・。」
ドルバは覚悟していた。
大金でも、自分の命でも、なんでもやると、覚悟していた。
女性「私と暮らして貰えませんか?」
ドルバ「・・・え?」
目の前の女性に、雷が落ちる。
その反動で、雨宿りさせていた店の店主も気絶する。
ドルバ (最悪だ・・・!)
すぐにその場に駆け付ける。
ドルバ「大丈夫か!?意識は!?」
女性に反応は無い。
ドルバ「くそっ・・・城に戻るしかない!」
女性を担ぎ、走り出す。
2分ほどで、門に辿り着く。
ドルバ「誰かいないか!?女性が落雷に打たれた!!」
10秒もしない間に、国王と医療班が駆け付ける。
国王「なんと!?落雷・・・!」
ドルバ「俺がいたっていうのに・・・!」
国王「医療班、すぐに治療室へ!」
医療班「はっ!」
女性を担ぎ、医療班は城内へ走っていった。
ドルバ「くそ・・・もっと早く反応していれば・・・!」
国王「まだあの女性が死んだと決まったわけじゃなかろう。」
重い空気が流れる。
国王「私の部屋で待っておるのだ。」
ドルバ「え、いいんですか?」
国王「彼らはプロだ。治療速度も伊達じゃ無い。すぐ終わる。」
ドルバ「・・・はい。そうさせて頂きます。」
国王「私はこれから少し用事がある。1人で待つんだ。」
そう言い残し、国王は門から左の方に向かっていった。
国王の部屋に入り、15分経った。
ドルバは、やりきれぬ気持ちを込めたまま、長いようで短い時間を過ごしている。
ドルバ「大丈夫だろうか・・・。」
その時、思い切り階段を駆け上がる音が聞こえてきた。
ドン!
勢いよく襖が開けられる。
医療班「女性の意識、戻りましたっ!」
ドルバ「本当か!?」
医療班の後を追い、治療室へ向かう。
中に入ると、そこには薄い布に巻かれた女性が居た。
体に目立った外傷は無いらしい。
医療班「あ、あなたを助けてくれた恩人が戻ってきましたよ。」
医療班の1人は声をかけると、女性は驚いたような顔をして、
女性「本当ですか?どんな姿でしょうか?」
と言い放った。
ドルバ「え・・と、見えてないのでしょうか・・・?」
女性「すいません、落雷後、目が見えていないのです・・・。」
ドルバ「そんな・・・・!」
その場に膝から崩れ落ちる。
自分がいたのに、すぐ助けれたと思ったのに・・・!
遅かったのか・・・!
女性「あなたのせいじゃありませんよ。自然のわがままみたいな物ですよ。」
ドルバ「いや、俺のせいです。すぐ気づけなかった・・・俺のせいです・・・!」
「何か、俺に、出来ることはありますか・・・・?」
医療班「!?」
女性「え・・・・?」
ドルバが頭を下げる。
ドルバ「貴方の目が見えなくなったのは、俺のせいです。そう思っていて下さい。」
「だから、何か一つ、願いを言って下さい。必ず叶えて見せます・・・!」
医療班「ちょっと、それは・・・」
女性「じゃあ、1つあります・・・。」
ドルバは覚悟していた。
大金でも、自分の命でも、なんでもやると、覚悟していた。
女性「私と暮らして貰えませんか?」
ドルバ「・・・え?」