夢双の一太刀
ドルバ「まさか、2番隊・・・!」
アイラ「やっと気付きましたか。」
アイラがスッと立ち上がる。
ドルバ「だが、あの時の隊長の名前は確か・・・」
アイラ「ああ、偽名を使っていた時期もありましたね。」
淡々と喋り続ける。
アイラ「昔は、【ラヴァイ】と言う名前でしたね。」
ドルバ「ああ、そう言う名前だった!」
段々と、記憶が戻っていく。
ドルバ「忘れていた・・・なんでだ?」
アイラ「それは・・・」
少し下を向いて、恥ずかしそうに喋り始める。
アイラ「少し長話になります・・・」
5年前、羅華王国・・・
国王「ドルバ!来ているか!!」
ドルバ「はいっ!」
意気のいい返事が場内に響く。
正式に戦士として認められて1年。
戦場は、もう慣れた。
ドルバ「今日はどこでしょうか?」
国王「今日は、共同で他国を倒してもらう。」
ドルバ「共同??」
国王「入れ!2番隊!!」
その瞬間、襖が開く。
国王「紹介しよう、2番隊だ!」
目の前には、1人の女性と、4人の忍びがいる。
国王「ほら、自己紹介だ。」
ラヴァイ「ラヴァイです。よろしく・・・」
ドルバ「偽名ですか?」
ラヴァイ「!?」
2番隊がうごめく。
ラヴァイ「ど、どうして分かったの・・・?」
ドルバ「この国の名簿欄暗記してるけど、そんな名前無かったぜ。」
ラヴァイ「凄い記憶力・・・やるわね。」
ドルバ「いや、俺年上なんだけどなぁ・・・」
国王「気にすることはない!さて、本題だ。」
静かに促し、話を戻す。
国王「今回は、今こちらに向かって来ている、」
ラヴァイ「遥勢王国を倒すのですね?」
国王「おお、そうだ。よく分かったな。」
ラヴァイ「2番隊の仲間が、遥勢王国に居ますから。」
ドルバ「スパイってわけか・・・!」
国王「では、2時間後、東門付近に集合するのだ。」
ドルバ「了解!」
ラヴァイ「はい。」
ドルバ「しっかし、19歳で戦場に・・・」
ラヴァイ「もう少し前よ。16歳ぐらい。」
ここは、羅華王国で、1番静かな草原。
他に人がいるわけでもなく、自然が静かに笑っている。
ドルバ「さて、今回も勝てるかだな・・・」
ラヴァイ「まあ、今まで死ななかったってことは、」
ドルバを見つめる。
ラヴァイ「相当強い能力を持っているのね。」
ドルバ「・・・?」
頭に疑問が浮く。
ドルバ「能力?持ってないけど・・・」
ラヴァイ「・・・?」
こちらも、頭に疑問が浮く。
ラヴァイ「え、今までどうやって勝ってきたの?」
ドルバ「え、剣術だけ・・・」
ラヴァイ「嘘でしょ!?どうするのか!?」
ドルバ「どうするのって・・・なにが?」
ラヴァイ「遥勢王国は、ここ一帯屈指の能力者集団よ!?」
ドルバ「え、てことは・・・?」
ラヴァイ「流石の貴方でも、能力がないと・・・」
ドルバ「え、これ俺やばい感じか・・・?」
ラヴァイ「いい?絶対私から離れないでね?」
ドルバ「え、良いのか?」
ラヴァイ「能力が無いんじゃ、どうしようもないでしょ!」
ドルバ「まあ、迷惑はかけねえぜ。」
ラヴァイ「そうして頂戴・・・」
一息つく。
ラヴァイ「はぁ、でも、能力なしで生きてるって事は、」
もう一度、ドルバを見つめる。
ラヴァイ「貴方、相当な剣術を持ってるのね。」
ドルバ「まあな。物心ついた頃から剣術をやってる。」
ラヴァイ「長いわね。期待できそう。」
ドルバ「まあ、最終兵器と思ってくれ。」
ラヴァイ「ええ。基本は私のサポートに徹してね。」
ドルバ「ああ、相当自信があるようだからな。」
ラヴァイ「当たり前でしょ。」
そうして、2番隊の部下達が戻ってきた。
ラヴァイ「あ、戻ってきたわね。」
ドルバ「そろそろ向かうか・・・!」
国王「じゃあ、頼むぞ!」
全員「了解!!」
ドルバと2番隊、初の共同任務が始まる。
アイラ「やっと気付きましたか。」
アイラがスッと立ち上がる。
ドルバ「だが、あの時の隊長の名前は確か・・・」
アイラ「ああ、偽名を使っていた時期もありましたね。」
淡々と喋り続ける。
アイラ「昔は、【ラヴァイ】と言う名前でしたね。」
ドルバ「ああ、そう言う名前だった!」
段々と、記憶が戻っていく。
ドルバ「忘れていた・・・なんでだ?」
アイラ「それは・・・」
少し下を向いて、恥ずかしそうに喋り始める。
アイラ「少し長話になります・・・」
5年前、羅華王国・・・
国王「ドルバ!来ているか!!」
ドルバ「はいっ!」
意気のいい返事が場内に響く。
正式に戦士として認められて1年。
戦場は、もう慣れた。
ドルバ「今日はどこでしょうか?」
国王「今日は、共同で他国を倒してもらう。」
ドルバ「共同??」
国王「入れ!2番隊!!」
その瞬間、襖が開く。
国王「紹介しよう、2番隊だ!」
目の前には、1人の女性と、4人の忍びがいる。
国王「ほら、自己紹介だ。」
ラヴァイ「ラヴァイです。よろしく・・・」
ドルバ「偽名ですか?」
ラヴァイ「!?」
2番隊がうごめく。
ラヴァイ「ど、どうして分かったの・・・?」
ドルバ「この国の名簿欄暗記してるけど、そんな名前無かったぜ。」
ラヴァイ「凄い記憶力・・・やるわね。」
ドルバ「いや、俺年上なんだけどなぁ・・・」
国王「気にすることはない!さて、本題だ。」
静かに促し、話を戻す。
国王「今回は、今こちらに向かって来ている、」
ラヴァイ「遥勢王国を倒すのですね?」
国王「おお、そうだ。よく分かったな。」
ラヴァイ「2番隊の仲間が、遥勢王国に居ますから。」
ドルバ「スパイってわけか・・・!」
国王「では、2時間後、東門付近に集合するのだ。」
ドルバ「了解!」
ラヴァイ「はい。」
ドルバ「しっかし、19歳で戦場に・・・」
ラヴァイ「もう少し前よ。16歳ぐらい。」
ここは、羅華王国で、1番静かな草原。
他に人がいるわけでもなく、自然が静かに笑っている。
ドルバ「さて、今回も勝てるかだな・・・」
ラヴァイ「まあ、今まで死ななかったってことは、」
ドルバを見つめる。
ラヴァイ「相当強い能力を持っているのね。」
ドルバ「・・・?」
頭に疑問が浮く。
ドルバ「能力?持ってないけど・・・」
ラヴァイ「・・・?」
こちらも、頭に疑問が浮く。
ラヴァイ「え、今までどうやって勝ってきたの?」
ドルバ「え、剣術だけ・・・」
ラヴァイ「嘘でしょ!?どうするのか!?」
ドルバ「どうするのって・・・なにが?」
ラヴァイ「遥勢王国は、ここ一帯屈指の能力者集団よ!?」
ドルバ「え、てことは・・・?」
ラヴァイ「流石の貴方でも、能力がないと・・・」
ドルバ「え、これ俺やばい感じか・・・?」
ラヴァイ「いい?絶対私から離れないでね?」
ドルバ「え、良いのか?」
ラヴァイ「能力が無いんじゃ、どうしようもないでしょ!」
ドルバ「まあ、迷惑はかけねえぜ。」
ラヴァイ「そうして頂戴・・・」
一息つく。
ラヴァイ「はぁ、でも、能力なしで生きてるって事は、」
もう一度、ドルバを見つめる。
ラヴァイ「貴方、相当な剣術を持ってるのね。」
ドルバ「まあな。物心ついた頃から剣術をやってる。」
ラヴァイ「長いわね。期待できそう。」
ドルバ「まあ、最終兵器と思ってくれ。」
ラヴァイ「ええ。基本は私のサポートに徹してね。」
ドルバ「ああ、相当自信があるようだからな。」
ラヴァイ「当たり前でしょ。」
そうして、2番隊の部下達が戻ってきた。
ラヴァイ「あ、戻ってきたわね。」
ドルバ「そろそろ向かうか・・・!」
国王「じゃあ、頼むぞ!」
全員「了解!!」
ドルバと2番隊、初の共同任務が始まる。