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夢双の一太刀

#14


ドルバ「まさか、2番隊・・・!」
アイラ「やっと気付きましたか。」
アイラがスッと立ち上がる。
ドルバ「だが、あの時の隊長の名前は確か・・・」
アイラ「ああ、偽名を使っていた時期もありましたね。」
淡々と喋り続ける。
アイラ「昔は、【ラヴァイ】と言う名前でしたね。」
ドルバ「ああ、そう言う名前だった!」
段々と、記憶が戻っていく。
ドルバ「忘れていた・・・なんでだ?」
アイラ「それは・・・」
少し下を向いて、恥ずかしそうに喋り始める。
アイラ「少し長話になります・・・」











5年前、羅華王国・・・
国王「ドルバ!来ているか!!」
ドルバ「はいっ!」
意気のいい返事が場内に響く。
正式に戦士として認められて1年。
戦場は、もう慣れた。
ドルバ「今日はどこでしょうか?」
国王「今日は、共同で他国を倒してもらう。」
ドルバ「共同??」
国王「入れ!2番隊!!」
その瞬間、襖が開く。
国王「紹介しよう、2番隊だ!」
目の前には、1人の女性と、4人の忍びがいる。
国王「ほら、自己紹介だ。」
ラヴァイ「ラヴァイです。よろしく・・・」
ドルバ「偽名ですか?」
ラヴァイ「!?」
2番隊がうごめく。
ラヴァイ「ど、どうして分かったの・・・?」
ドルバ「この国の名簿欄暗記してるけど、そんな名前無かったぜ。」
ラヴァイ「凄い記憶力・・・やるわね。」
ドルバ「いや、俺年上なんだけどなぁ・・・」
国王「気にすることはない!さて、本題だ。」
静かに促し、話を戻す。
国王「今回は、今こちらに向かって来ている、」
ラヴァイ「遥勢王国を倒すのですね?」
国王「おお、そうだ。よく分かったな。」
ラヴァイ「2番隊の仲間が、遥勢王国に居ますから。」
ドルバ「スパイってわけか・・・!」
国王「では、2時間後、東門付近に集合するのだ。」
ドルバ「了解!」
ラヴァイ「はい。」




ドルバ「しっかし、19歳で戦場に・・・」
ラヴァイ「もう少し前よ。16歳ぐらい。」
ここは、羅華王国で、1番静かな草原。
他に人がいるわけでもなく、自然が静かに笑っている。
ドルバ「さて、今回も勝てるかだな・・・」
ラヴァイ「まあ、今まで死ななかったってことは、」
ドルバを見つめる。
ラヴァイ「相当強い能力を持っているのね。」
ドルバ「・・・?」
頭に疑問が浮く。
ドルバ「能力?持ってないけど・・・」
ラヴァイ「・・・?」
こちらも、頭に疑問が浮く。
ラヴァイ「え、今までどうやって勝ってきたの?」
ドルバ「え、剣術だけ・・・」
ラヴァイ「嘘でしょ!?どうするのか!?」
ドルバ「どうするのって・・・なにが?」
ラヴァイ「遥勢王国は、ここ一帯屈指の能力者集団よ!?」
ドルバ「え、てことは・・・?」
ラヴァイ「流石の貴方でも、能力がないと・・・」
ドルバ「え、これ俺やばい感じか・・・?」
ラヴァイ「いい?絶対私から離れないでね?」
ドルバ「え、良いのか?」
ラヴァイ「能力が無いんじゃ、どうしようもないでしょ!」
ドルバ「まあ、迷惑はかけねえぜ。」
ラヴァイ「そうして頂戴・・・」
一息つく。
ラヴァイ「はぁ、でも、能力なしで生きてるって事は、」
もう一度、ドルバを見つめる。
ラヴァイ「貴方、相当な剣術を持ってるのね。」
ドルバ「まあな。物心ついた頃から剣術をやってる。」
ラヴァイ「長いわね。期待できそう。」
ドルバ「まあ、最終兵器と思ってくれ。」
ラヴァイ「ええ。基本は私のサポートに徹してね。」
ドルバ「ああ、相当自信があるようだからな。」
ラヴァイ「当たり前でしょ。」
そうして、2番隊の部下達が戻ってきた。
ラヴァイ「あ、戻ってきたわね。」
ドルバ「そろそろ向かうか・・・!」







国王「じゃあ、頼むぞ!」
全員「了解!!」
ドルバと2番隊、初の共同任務が始まる。

作者メッセージ

どうも戸部夏実ですっ!
久しぶりの投稿、待たせてすいません・・・(誰も待ってないっつーの。)
あ、そうだ、俺眠いんだ。おやすみ〜。(え、LINEかな?)

2025/08/10 22:16

戸部夏実 ID:≫ 6s/EWVZi48e6M
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