夢双の一太刀
俺が起きてから、3日が経った。
モルス「そろそろ退院出来そうか?」
ドルバ「ああ。後遺症も無いらしい。」
ヒルク「良かったです。はぁ、疲れた。」
ミレイ「本当ですね。次の仕事はいつなんでしょう。」
ドルバ「まあ、1週間は楽に出来るな。」
グレイ「国王さんとは、もう話したの?」
ドルバ「ああ。夜中に一回来てくれたよ。」
[水平線]
国王「よく頑張った。お疲れ様。」
目覚めて1日後の夜、国王が病室にやって来た。
ドルバ「国王!ありがとうございます!」
国王「報酬はまた、1週間後でいいか?」
ドルバ「はい。感謝します。」
国王「今回は疲れただろう。ゆっくり休むが良い。」
そう言って、国王は部屋を出て行った。
ドルバ「こんな夜遅くに・・・やっぱりいい人だな。」
[水平線]
ヒルク「じゃあ、僕達も戻りますね。」
ドルバ「ああ、ゆっくり休憩して来い。」
グレイ「またねー!」
モルス「無理すんじゃねえぞ。」
ドルバ「全く、敬語はどこ言ったのかね。」
ミレイ「私とヒルクさんはまだ敬語ですよ?」
ドルバ「尊敬してるって受けとっても良いよね?」
ミレイ「それは、貴方の受け取り方次第ですよ。」
少し笑顔を見せた後、4人は部屋を出て行った。
ドルバ「ふぅ・・・俺もそろそろ帰るか。」
1時間後、ドルバも病室をあとにした。
歩いて30分。家からそう遠く無い。
病院を出たのが午前11時20分ぐらいだったから、
もう昼前か。
見覚えのある森を抜け、家を見る。
何も変わっていない。安心する。
アイラは、きっと無事だろう。
玄関の戸を開ける。
ドルバ「帰った・・・ぞ・・・」
戸を開けた瞬間、背後に気配がする。
ドルバ「・・・誰だ。」
??「ほう、分かるのか。」
聞いた事のない声だ。多分男。
いや、聞いたことがある・・・?
ドルバ「アイラは無事か。」
??「自分の命の危険を感じたらどうだ?」
ドルバ「その言葉、そのままお前に返そう。」
??「なんだと?」
その瞬間、ドルバが刀を抜く。
後ろに抜刀するが、避けられてしまう。
ドルバ「チッ。退院後すぐ襲われるとはな。」
??「まさか、俺が1人で来たとでも?」
ドルバ「何・・・?」
??「集!!」
その瞬間、どこに隠れていたのか、
残り3人がドルバを囲む。
今気づいたが、全員忍びの服装をしている。
ドルバ「忍者・・・俺に何のようだ?」
??「実力を試しに来たのさ。」
ドルバ「実力・・・?」
??「あんたが私たちに勝てるかどうか見に来たってこと!」
ドルバ「はぁ・・・っ!」
ため息をついた瞬間、1人の忍者の後ろに回り込む。
??「!?」
そして、手刀で気絶させる。
??「うそ、早すぎる!?」
ドルバ「アイラは無事なんだろうな・・・?」
殺す気はないのだろうが、
ドルバの目には殺気が篭っていた。
アイラ「私は大丈夫です。」
その瞬間、アイラの声が耳に入る。
ドルバ「アイラ!?」
すぐ中庭に周り、家の中を見る。
そこには、ゆっくり茶を嗜むアイラがいる。
ドルバ「良かった・・・外の忍者はアイラが?」
アイラ「ええ。私の部下です。」
ドルバ「部下!?」
衝撃で、刀を落とす。
ドルバ「どういうことだ・・・?」
アイラ「まだお気づきにならないのですか?」
忍者たちがアイラの周りに座り込む。
アイラ「私、二度貴方に助けられてるんですよ?」
ドルバ「二度?一度目は確か落雷・・・!?」
その瞬間、過去を思い出す。
遠い昔に覆い被さっていた、古い記憶。
ドルバ「2番隊・・・!!」
モルス「そろそろ退院出来そうか?」
ドルバ「ああ。後遺症も無いらしい。」
ヒルク「良かったです。はぁ、疲れた。」
ミレイ「本当ですね。次の仕事はいつなんでしょう。」
ドルバ「まあ、1週間は楽に出来るな。」
グレイ「国王さんとは、もう話したの?」
ドルバ「ああ。夜中に一回来てくれたよ。」
[水平線]
国王「よく頑張った。お疲れ様。」
目覚めて1日後の夜、国王が病室にやって来た。
ドルバ「国王!ありがとうございます!」
国王「報酬はまた、1週間後でいいか?」
ドルバ「はい。感謝します。」
国王「今回は疲れただろう。ゆっくり休むが良い。」
そう言って、国王は部屋を出て行った。
ドルバ「こんな夜遅くに・・・やっぱりいい人だな。」
[水平線]
ヒルク「じゃあ、僕達も戻りますね。」
ドルバ「ああ、ゆっくり休憩して来い。」
グレイ「またねー!」
モルス「無理すんじゃねえぞ。」
ドルバ「全く、敬語はどこ言ったのかね。」
ミレイ「私とヒルクさんはまだ敬語ですよ?」
ドルバ「尊敬してるって受けとっても良いよね?」
ミレイ「それは、貴方の受け取り方次第ですよ。」
少し笑顔を見せた後、4人は部屋を出て行った。
ドルバ「ふぅ・・・俺もそろそろ帰るか。」
1時間後、ドルバも病室をあとにした。
歩いて30分。家からそう遠く無い。
病院を出たのが午前11時20分ぐらいだったから、
もう昼前か。
見覚えのある森を抜け、家を見る。
何も変わっていない。安心する。
アイラは、きっと無事だろう。
玄関の戸を開ける。
ドルバ「帰った・・・ぞ・・・」
戸を開けた瞬間、背後に気配がする。
ドルバ「・・・誰だ。」
??「ほう、分かるのか。」
聞いた事のない声だ。多分男。
いや、聞いたことがある・・・?
ドルバ「アイラは無事か。」
??「自分の命の危険を感じたらどうだ?」
ドルバ「その言葉、そのままお前に返そう。」
??「なんだと?」
その瞬間、ドルバが刀を抜く。
後ろに抜刀するが、避けられてしまう。
ドルバ「チッ。退院後すぐ襲われるとはな。」
??「まさか、俺が1人で来たとでも?」
ドルバ「何・・・?」
??「集!!」
その瞬間、どこに隠れていたのか、
残り3人がドルバを囲む。
今気づいたが、全員忍びの服装をしている。
ドルバ「忍者・・・俺に何のようだ?」
??「実力を試しに来たのさ。」
ドルバ「実力・・・?」
??「あんたが私たちに勝てるかどうか見に来たってこと!」
ドルバ「はぁ・・・っ!」
ため息をついた瞬間、1人の忍者の後ろに回り込む。
??「!?」
そして、手刀で気絶させる。
??「うそ、早すぎる!?」
ドルバ「アイラは無事なんだろうな・・・?」
殺す気はないのだろうが、
ドルバの目には殺気が篭っていた。
アイラ「私は大丈夫です。」
その瞬間、アイラの声が耳に入る。
ドルバ「アイラ!?」
すぐ中庭に周り、家の中を見る。
そこには、ゆっくり茶を嗜むアイラがいる。
ドルバ「良かった・・・外の忍者はアイラが?」
アイラ「ええ。私の部下です。」
ドルバ「部下!?」
衝撃で、刀を落とす。
ドルバ「どういうことだ・・・?」
アイラ「まだお気づきにならないのですか?」
忍者たちがアイラの周りに座り込む。
アイラ「私、二度貴方に助けられてるんですよ?」
ドルバ「二度?一度目は確か落雷・・・!?」
その瞬間、過去を思い出す。
遠い昔に覆い被さっていた、古い記憶。
ドルバ「2番隊・・・!!」