夢双の一太刀
礼儀・作法、剣術、大切な人の守り方・・・
これらは全て、あの人に教わった。
俺は、負けられない・・・負けることはできない!
ガルグ「うおらあああ!!」
水流斬を体で受け止める。
ヒルク「そんな馬鹿な!?」
口で霧毒髏を拾い上げる。
ガルグ([漢字]模倣[/漢字][ふりがな]コピー[/ふりがな]・・・再生!!)
その瞬間、ガルグの右手が再生した。
モルス「ああ!?」
ドルバ「模倣・・・まあ、ストックはあるよな!」
ドルバも走り詰める。
ガルグ「俺は、お前らなんかに殺されねえ!!」
「行くぞ!霧毒髏!!」
ガルグも迎え撃つ。
ドルバ「うおりゃああああ!!!」
ガルグ「[漢字]毒蝮[/漢字][ふりがな]どくまむし[/ふりがな]!!」
毒霧の蛇のような斬撃が、ドルバを襲う。
ドルバも刀で受け止める。
ドルバ「くそ!まだそんな余力が・・・!」
体が徐々に動きにくくなっていく。
体の腹部全体、左腕上部が毒で固まっている。
モルス「炎龍斬!!」
炎の龍がガルグに向かう。
ガルグ「くそ!毒廻し!!」
円形の毒の斬撃で防御する。
ミレイ「急がないと・・・あと1分!」
「闇灯り!」
ガルグの右足首を切断する。
ガルグ「ぐっ・・・くそ女がぁ!!」
霧毒髏の邪悪な刃が、ミレイを襲う。
グレイ「火龍斬!!」
優しく、でも切れ味良くガルグの腹部を斬る。
ガルグ「ガハッ!?」
ドルバ「終わりだぁぁ!!」
ガルグ「いや、まだだ!!」
その瞬間、ガルグとヒルクの位置が入れ替わった。
ヒルク「!?」
ドルバ「模倣・・・入れ替えか!」
ガルグ「流石に・・・耐久するのは無理だな。」
上の服を脱ぎ、目を閉じる。
ガルグ「この技を受けて生きていたなら、俺の負けだ。」
突然の豹変に、少し困惑する。
ドルバ「・・・分かった、全力で防御しよう。」
モルス「ドルバさん!?そんなこと言わずにすぐにトドメを・・・」
ヒルク「わかってないですね。」
モルス「あぁ!?」
グレイ「剣士同士、正々堂々の一発勝負ってことよ・・・!」
ドルバ、ガルグ、両者刀を構える。
ガルグ「・・・フィール、見ていてくれ。」
ドルバ「フィール?母親か?」
ガルグ「いや、将来を共に約束した・・・」
ガルグが構える。
ガルグ「俺の妻だ・・・行くぞ!」
ドルバ「!?」
ガルグ「霧毒髏・・・[大文字][太字]解放!![/太字][/大文字]」
ドルバ(・・・来る!!)
ガルグ「[大文字][太字][漢字]恋蝮毒心[/漢字][ふりがな]れんじゃどくごころ[/ふりがな][/太字][/大文字]!!」
毒蝮のような斬撃が巨大化し、ドルバに向かう。
ドルバ「来い・・・!!」
戦場に、砂埃が舞う。
ガルグは、ただ立っているだけだった。
全てを出し切り、砂埃が消えるのを待った。
それは、グレイ達も同じであった。
そして、砂埃が徐々に消え、そこに居たのは、
[大文字][太字]血だらけで立っているドルバだった。[/太字][/大文字]
ガルグ「・・・化け物が。」
ドルバ「死ぬわけにいかないのは、同じだからな。」
ガルグ「ふっ、そうだな。」
ガルグが前に歩き出す。
そして、ドルバの目の前につく。
ガルグ「さあ、殺せ。」
ドルバ「・・・出来れば、お前を生かして国に帰したかった。」
ガルグ「・・・カッコつけんじゃねえよ・・・」
そして、ガルグはこの世を去った。
ドルバに首を切られることによって。
2日後・・・
グレイ「・・・ん!・・バさん!ドルバさん!」
ドルバ「!!」
目が覚めると、そこは見慣れない白い天井。
だが、すぐに医療院だと気付く。
モルス「ドルバさん!やっと目ぇ覚めたか!」
ヒルク「良かった・・・良かった・・・!」
ミレイ「死んだのかと、ヒヤヒヤしましたよ。」
ドルバ「ああ・・・何日ぐらい寝てた?」
グレイ「ガルグを倒した後、すぐに倒れて・・・」
ミレイ「丁度2日経ちましたね。」
ドルバ「ガルグ・・・あ、死体は!?」
ヒルク「僕とミレイさんで、処理しました。」
ドルバ「あ・・・そうか・・・」
モルス「ん?浮かない顔してるな・・・」
ドルバ「死体ぐらいは、妻の元に帰そうと思ったが・・・」
深く目を瞑る。
フィールとは、一体どういう女性なのだろう。
ガルグが敵でなかったのなら、もっと話をしたかった。
これらは全て、あの人に教わった。
俺は、負けられない・・・負けることはできない!
ガルグ「うおらあああ!!」
水流斬を体で受け止める。
ヒルク「そんな馬鹿な!?」
口で霧毒髏を拾い上げる。
ガルグ([漢字]模倣[/漢字][ふりがな]コピー[/ふりがな]・・・再生!!)
その瞬間、ガルグの右手が再生した。
モルス「ああ!?」
ドルバ「模倣・・・まあ、ストックはあるよな!」
ドルバも走り詰める。
ガルグ「俺は、お前らなんかに殺されねえ!!」
「行くぞ!霧毒髏!!」
ガルグも迎え撃つ。
ドルバ「うおりゃああああ!!!」
ガルグ「[漢字]毒蝮[/漢字][ふりがな]どくまむし[/ふりがな]!!」
毒霧の蛇のような斬撃が、ドルバを襲う。
ドルバも刀で受け止める。
ドルバ「くそ!まだそんな余力が・・・!」
体が徐々に動きにくくなっていく。
体の腹部全体、左腕上部が毒で固まっている。
モルス「炎龍斬!!」
炎の龍がガルグに向かう。
ガルグ「くそ!毒廻し!!」
円形の毒の斬撃で防御する。
ミレイ「急がないと・・・あと1分!」
「闇灯り!」
ガルグの右足首を切断する。
ガルグ「ぐっ・・・くそ女がぁ!!」
霧毒髏の邪悪な刃が、ミレイを襲う。
グレイ「火龍斬!!」
優しく、でも切れ味良くガルグの腹部を斬る。
ガルグ「ガハッ!?」
ドルバ「終わりだぁぁ!!」
ガルグ「いや、まだだ!!」
その瞬間、ガルグとヒルクの位置が入れ替わった。
ヒルク「!?」
ドルバ「模倣・・・入れ替えか!」
ガルグ「流石に・・・耐久するのは無理だな。」
上の服を脱ぎ、目を閉じる。
ガルグ「この技を受けて生きていたなら、俺の負けだ。」
突然の豹変に、少し困惑する。
ドルバ「・・・分かった、全力で防御しよう。」
モルス「ドルバさん!?そんなこと言わずにすぐにトドメを・・・」
ヒルク「わかってないですね。」
モルス「あぁ!?」
グレイ「剣士同士、正々堂々の一発勝負ってことよ・・・!」
ドルバ、ガルグ、両者刀を構える。
ガルグ「・・・フィール、見ていてくれ。」
ドルバ「フィール?母親か?」
ガルグ「いや、将来を共に約束した・・・」
ガルグが構える。
ガルグ「俺の妻だ・・・行くぞ!」
ドルバ「!?」
ガルグ「霧毒髏・・・[大文字][太字]解放!![/太字][/大文字]」
ドルバ(・・・来る!!)
ガルグ「[大文字][太字][漢字]恋蝮毒心[/漢字][ふりがな]れんじゃどくごころ[/ふりがな][/太字][/大文字]!!」
毒蝮のような斬撃が巨大化し、ドルバに向かう。
ドルバ「来い・・・!!」
戦場に、砂埃が舞う。
ガルグは、ただ立っているだけだった。
全てを出し切り、砂埃が消えるのを待った。
それは、グレイ達も同じであった。
そして、砂埃が徐々に消え、そこに居たのは、
[大文字][太字]血だらけで立っているドルバだった。[/太字][/大文字]
ガルグ「・・・化け物が。」
ドルバ「死ぬわけにいかないのは、同じだからな。」
ガルグ「ふっ、そうだな。」
ガルグが前に歩き出す。
そして、ドルバの目の前につく。
ガルグ「さあ、殺せ。」
ドルバ「・・・出来れば、お前を生かして国に帰したかった。」
ガルグ「・・・カッコつけんじゃねえよ・・・」
そして、ガルグはこの世を去った。
ドルバに首を切られることによって。
2日後・・・
グレイ「・・・ん!・・バさん!ドルバさん!」
ドルバ「!!」
目が覚めると、そこは見慣れない白い天井。
だが、すぐに医療院だと気付く。
モルス「ドルバさん!やっと目ぇ覚めたか!」
ヒルク「良かった・・・良かった・・・!」
ミレイ「死んだのかと、ヒヤヒヤしましたよ。」
ドルバ「ああ・・・何日ぐらい寝てた?」
グレイ「ガルグを倒した後、すぐに倒れて・・・」
ミレイ「丁度2日経ちましたね。」
ドルバ「ガルグ・・・あ、死体は!?」
ヒルク「僕とミレイさんで、処理しました。」
ドルバ「あ・・・そうか・・・」
モルス「ん?浮かない顔してるな・・・」
ドルバ「死体ぐらいは、妻の元に帰そうと思ったが・・・」
深く目を瞑る。
フィールとは、一体どういう女性なのだろう。
ガルグが敵でなかったのなら、もっと話をしたかった。