# 探しもの .
窓から差し込む眩しい光
今日も朝がやってきた 。
たたたっと階段を降りて
「 かーちゃんおはよー 、 」
と凛太郎が気怠げな声で呟くと
キッチンから大きな声で呼びかけられる
「 あんた起きるの遅い !! 史紅くんそこいるよ !! 」
そう言われ凛太郎が視線を上にすると
リビングには1人の幼馴染の姿があり凛太郎は目を見張った
そして直様声を張り
「 史紅 !? なんでここいんの !? 」
とものすごい形相で問いかける
だがしかし
「 なんや、僕がここに居たらあかんの? 」
史紅は相変わらずけろっとした顔で淡々と物を言った。
「 . . . かーちゃん朝ご飯 」
少し不機嫌になりながらも凛太郎はご飯を食べ始める 。
史紅は朝のニュースに夢中だ 。
暫くすると凛太郎も朝ご飯を食べ終わり、着替えも終わった 。
これから2人は学校へ向かう。
登校中に史紅が
「 随分と時間が掛かってしもたなぁ 」
と小さい声で呟くき凛太郎に視線を送ると凛太郎は
「 なんだよ !! なんか文句あんのか !! 」
と幼稚園児にも負けぬ勢いで言い返す。
史紅は「 別にぃ〜?なんとも思ってへんよ 」
と言うと
「 そういえばさ、~~ 」
と凛太郎に語りかけ話をそらした 。
凛太郎はムキになっていたが学校に着く頃は笑顔だったという 。
サンプルテキスト