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表では平凡にやってます

#2


(死莵)「えっと……」

「あら、ごめんなさいね♪私はイハネよ♪」

イハネはにっこり微笑み、ついてきて、と言ってきた。死莵は彼女についていき、少し歩きあるボロボロの建物の前についた。彼女はドアを開けた瞬間、青い髪の少女が現れ、後から金髪のセンター分けの少年が来た。

「おかえり!って……誰?その子?」

(イハネ)「ただいま♪この子は、私が買った子よ♪」

「買った子……。で、これからその人どうするですか?」

そう少年が訊くと、イハネは

「…………組織に入ってもらおうと思うの♪」

と言った。それを聞いた2人はとても驚いた顔をして、分かった、と言った。するとイハネは微笑み、この子は死莵ということ。奴隷として扱われていたことを2人に話した。

「そうなんですか……。まずは自己紹介からですね。ワタクシは魔留です。よろしくお願いします」

「私はイルメ!よろしく!」

(死莵)「よろしく。僕は死莵」

僕はそれだけ言い、黙った。

(イルメ)「!そうだ!これ死莵にあげる!」

そう言い、彼女はとても綺麗な貝殻を僕に渡した。

(イルメ)「それ、私の宝物だから大事にしてね!」

(魔留)「なっ、ワタクシだって……。見ててください」

彼は僕にたくさんのマジックを見せてくれた。






……僕はここにいても怖がられない。その事実が1番安心した。

(魔留)「そういえば、服ボロボロですね……」

彼は僕の服を指差して言った。僕は気にしなくて良いよって言ったんだけど……この2人が僕の服のことをめっちゃ気にする。

(イハネ)「それならこの服はどう?」

イハネが僕に渡したのは学ランだった。僕はそれをボロボロの服の上に着てみる。

(魔留)「あ!それってワタクシが着てた学ランですね!似合ってます!」

(イルメ)「ホントだ!可愛い〜!」

僕はその2人の笑顔を見て、笑い出した。
初めて笑ったという感覚を体験した。この人たちのおかげで。




僕は初めて自分を笑うという感覚を体験させてくれたこの人たちのために僕の能力を使おう。


初めて

そう思った。


(??)「…………!……い」

(???)「え?!何この薬!説明書がない〜!」

(???)「……あ、この薬は自分自身の昔に戻ることができるけど昔に戻った記憶を忘れる薬よ♪でも古いから記憶は忘れてないかもしれないわ♪」

(??)「あ!目、開きましたよ!」

(魔留)「大丈夫ですか?」

(イルメ)「あ、おはよう!」

(イハネ)「目覚めたかしら?♪」

僕は一瞬、みんなの姿が昔と重なって見えた。

[大文字][中央寄せ]「おかえり!」

「ただいま!」[/中央寄せ][/大文字]

2025/07/29 15:10

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