表では平凡にやってます
#1
死莵side
窓の外には青空が広がり、近くから爆発音が聞こえる。現在、魔留とイルメが喧嘩してて部屋が爆発している状態だと思う。
だってこっちまで会話が聞こえるんだもん。
(魔留)「何言っているんですか⁈ワタシは___!!」
(イルメ)「___!__________!!!!!」
…………うん、うるさい。僕は注意しに行こうか迷ったけれどそのままにしておいた。喧嘩の内容がとてもしょうもないことだったから。
こういうことは昔からよくあったなぁ。そう思っていると足元にいい薬が入っている箱を見つけた。
なんか……簡単にいうと今までの記憶は持たずに昔に戻れるらしい。今に帰ってきたら記憶も戻るんだって。
……いい機会だし、昔のこと思い出してみようかな。
僕は薬を箱から取り出し、飲み込んだ。
[水平線]
「見ろ!!不老不死の子供だぞ!!!」
「どれ⁈見せなさい!!」
騒がしい人々に囲まれながら持ち主に引っ張られている少年……死莵がいた。彼は足や手首に手錠のようなものがつけられている。
これだけでは犯罪を犯したのではと思うだろう。しかし、それはしていない。奴隷として扱われているのだ。さらに彼は能力があることが研究者によって分かっているから、奴隷の中でもとても有名な奴隷だった。
「……あの子が能力者ですって?…………恐ろしい……」
彼の能力は相手を確実に殺し、仲間を生き返らせたり怪我を治したりできるが、『恐ろしい』と言っていたのは相手を確実に殺すということに対してだろう。
「おい!14番!!ぼーっていないで速く行くぞ!」
彼は奴隷だからもちろん名前がない。……いや、持ち主が名前を呼ばないだけかもしれない。そんな彼が動き出そうとした時、上品なドレスを着ている女性が現れた。
「14番って……ちゃんと人の名前を言えないのかしら?♪」
そう笑顔で言いながら怒っていた。
「なんだとテメェ?コイツの名前なんて呼びたくねぇ!」
「何故?呼ぶだけでしょ?♪」
「分かってねぇな!!コイツの名前を呼んだら殺されるんだ!!」
そう必死に言っているが女性は少年に近づき、名前は?、と言った。
「僕は、死莵」
「分かったわ♪貴方、この子、貰ってもいいかしら?♪」
「はあ?渡す___」
持ち主が言い切る前に女性はお金がたっぷりと入っている鞄を置いた。
「これでどう?いい代金じゃない?♪」
「わ、分かった。コイツはやる。殺されても知らないからな!」
そう忠告だけし、男はお金をもらい、早歩きで人ごみの中に消えていった。
窓の外には青空が広がり、近くから爆発音が聞こえる。現在、魔留とイルメが喧嘩してて部屋が爆発している状態だと思う。
だってこっちまで会話が聞こえるんだもん。
(魔留)「何言っているんですか⁈ワタシは___!!」
(イルメ)「___!__________!!!!!」
…………うん、うるさい。僕は注意しに行こうか迷ったけれどそのままにしておいた。喧嘩の内容がとてもしょうもないことだったから。
こういうことは昔からよくあったなぁ。そう思っていると足元にいい薬が入っている箱を見つけた。
なんか……簡単にいうと今までの記憶は持たずに昔に戻れるらしい。今に帰ってきたら記憶も戻るんだって。
……いい機会だし、昔のこと思い出してみようかな。
僕は薬を箱から取り出し、飲み込んだ。
[水平線]
「見ろ!!不老不死の子供だぞ!!!」
「どれ⁈見せなさい!!」
騒がしい人々に囲まれながら持ち主に引っ張られている少年……死莵がいた。彼は足や手首に手錠のようなものがつけられている。
これだけでは犯罪を犯したのではと思うだろう。しかし、それはしていない。奴隷として扱われているのだ。さらに彼は能力があることが研究者によって分かっているから、奴隷の中でもとても有名な奴隷だった。
「……あの子が能力者ですって?…………恐ろしい……」
彼の能力は相手を確実に殺し、仲間を生き返らせたり怪我を治したりできるが、『恐ろしい』と言っていたのは相手を確実に殺すということに対してだろう。
「おい!14番!!ぼーっていないで速く行くぞ!」
彼は奴隷だからもちろん名前がない。……いや、持ち主が名前を呼ばないだけかもしれない。そんな彼が動き出そうとした時、上品なドレスを着ている女性が現れた。
「14番って……ちゃんと人の名前を言えないのかしら?♪」
そう笑顔で言いながら怒っていた。
「なんだとテメェ?コイツの名前なんて呼びたくねぇ!」
「何故?呼ぶだけでしょ?♪」
「分かってねぇな!!コイツの名前を呼んだら殺されるんだ!!」
そう必死に言っているが女性は少年に近づき、名前は?、と言った。
「僕は、死莵」
「分かったわ♪貴方、この子、貰ってもいいかしら?♪」
「はあ?渡す___」
持ち主が言い切る前に女性はお金がたっぷりと入っている鞄を置いた。
「これでどう?いい代金じゃない?♪」
「わ、分かった。コイツはやる。殺されても知らないからな!」
そう忠告だけし、男はお金をもらい、早歩きで人ごみの中に消えていった。
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