【参加型】めろぱかの彼女募集します!(全界隈7月22日〜
side 瑞希
「だから.......瑞希がだーいすきってこと...!」
「.............え」
[水平線]
「ねね..これはこうであってる?」
かくんと首を小さくかしげてそう聞くりうらさん。
「.........はい、あってます..」
なんで、こんな事してるんだろう。
「......俺ほんと勉強だけはできないから......瑞希さんが来てくれて助かったよー..ありがとう..!」
そう、今わたしがここ...りうらさんのお家にに居る理由。
図書館帰りに、わたしがりうらさんと同じ学校かつ学年順位が1位だったことがバレちゃったから。
りうらさんのことだし、勉強もできるんだろうなあと思ってたけど..
「あ....で、ここはここは?」
誰にだってできないことがあるってのは、どうやら本当らしい。
でもまあさっき出くわしたばっかの人間に勉強教えてって言われたのはちょっとびっくりしたけど......
________
『お願い.....俺に勉強教えてくれない..!?』
『.............はあ..!?い、嫌ですよ...』
『ええー...そこをなんとか..!!お願い!!』
『..........嫌です..』
『じゃあ力ずくで連れてくもん...』
『はあ...!?』
________
ふと、脳裏によぎるついさっきの会話。
りうらさん、結構強引だったな....
「ね、瑞希さん?聞いてる?」
声をかけられて、はっとする。
「.......っ、あ。なんですか..?」
「.....いやー..なんで敬語なのかなあ、って..?」
思いがけない質問を問いかけられて少し動揺してしまう。
確かに........え、なんでだろう。
「だって、同い年じゃん。俺と瑞希さん。」
それもそうかと思うけど、そっちもそっちでどうかと思う。
同い年じゃん?さん付けとかおかしいじゃん?
「........じゃあ私のことも、さん付けおかしくないですか..」
するとりうらさんははっとした表情でこう発した。
「あっ、それもそうか。.......じゃあ、『瑞希』って呼んでもいい?」
再びかくんと首をかしげて、りうらさんはそう尋ねた。
...........こんな、天と地みたいな差がある人に、私の名前を呼んでもらっていいのだろうか___
「.........はい..」
「..やった!....じゃあさ、瑞希も俺のこと『りうら』って呼んでよ」
何を言い出すかと思えば.........
絶対に嫌だ。
誰に何を言われるかわからない。
私が態度をあからさまにしすぎたせいか、りうらさんはまるで赤子のように頬をぷくっと膨らませてこう言った。
「.......わかったわかった嫌なんでしょ...ええー...じゃあ試しに『りうちゃん』とでも?」
挑発している私をおだてるように、りうらさんは頬杖をつきにやっとした表情で言った。
別に、呼ぶつもりなんてなかったのに、口から出てきたのは、こんな言葉。
「................りう、ちゃん......?」
自分でもはっとした表情を浮かべている事がわかるくらいに、プラスりうらさんも同じくらいに........ふたりそろって目をぱちくりさせた。
「...........ふは、俺が呼んでって言ったのにこれは........照れるね....ww」
何言ってるんですか、と私がそう言うと、りうらさんはまた再び言葉を発した。
「あ、忘れてた敬語。瑞希もはずそ?」
うーん......まあ確かに同い年だし...悪くはない、のかな...?
他人の前ではいつもどおりしてればいいわけだし....
「..........わかった。」
りうらさん........いや、りうちゃんはぱあっとした、明るい表情でうん!と満足そうに微笑んだ。
[水平線]
「えっ、全問正解!?」
勉強会は引き続き、あれから特に何か大きな事があるでなく続けられていた。
「うん......この調子だったら、中間いい結果出せそうだね..」
ついさっきにりうちゃんが解いていた練習問題が全問正解だった事に少し興奮気味になり、りうちゃんはぺらぺらと口数が増す。
「えーっ、りうらもしかして天才?すご..!!」
普通にノーベル賞もらってもよくない??とにこにこしながらわたしに向かってそう言うりうちゃんは、なんだかいつもよりも子供らしく見えた。
_________
「今日はほんとーにありがとう瑞希」
玄関。
わたしとりうちゃんは別れの挨拶を告げている真っ最中。
「ううん全然大丈夫。また何かあったら...言ってね。」
わたしは少し遠慮気味に、一歩後ろへ下がった。
「まじで助かった..........あ、ねえねえ。最後にひとついい?」
りうちゃんは、がしりとわたしの手を掴む。
.............まるで、もう離さないとでも言わんばかりに。
わたしはなに?と言い彼からの言葉を待つ。
「中間テストのランキングで、りうらが10位以内だったら..........りうらと、付き合って....?」
...........................は?
「は?...............ど、どういうこと..?」
え、なになに、今なんて、
「だから.......瑞希がだーいすきってこと...!」
「.............え」
「りうら、もっと勉強がんばるから。」
さっきとは真反対な、きりっとした表情でりうちゃんはそう言う。
「.............わたし、良いなんて一言も言ってない、」
わたしから振り絞れたその言葉は、りうちゃんを全否定する一言。
情報量が多すぎる。
なんでわたしなのよりによって....
「逆にダメなの?...........そっかー、りうら、もーっと勉強がんばるつもりだったのになあー?瑞希のせいで、成績下がっちゃうなー..?」
りうちゃんは、さっきの表情が嘘みたいに覆り、わたしを挑発するような言動でそう言った。
「.............ちゃんと10位以内、入るんだよ..?」
りうちゃんは、ぱあっと笑いわたしに向けて笑顔で反応する。
「ふは........絶対10位以内入って、瑞希はりうらのものにするからね..?♡」
これから先が、少し、楽しみ..?
「だから.......瑞希がだーいすきってこと...!」
「.............え」
[水平線]
「ねね..これはこうであってる?」
かくんと首を小さくかしげてそう聞くりうらさん。
「.........はい、あってます..」
なんで、こんな事してるんだろう。
「......俺ほんと勉強だけはできないから......瑞希さんが来てくれて助かったよー..ありがとう..!」
そう、今わたしがここ...りうらさんのお家にに居る理由。
図書館帰りに、わたしがりうらさんと同じ学校かつ学年順位が1位だったことがバレちゃったから。
りうらさんのことだし、勉強もできるんだろうなあと思ってたけど..
「あ....で、ここはここは?」
誰にだってできないことがあるってのは、どうやら本当らしい。
でもまあさっき出くわしたばっかの人間に勉強教えてって言われたのはちょっとびっくりしたけど......
________
『お願い.....俺に勉強教えてくれない..!?』
『.............はあ..!?い、嫌ですよ...』
『ええー...そこをなんとか..!!お願い!!』
『..........嫌です..』
『じゃあ力ずくで連れてくもん...』
『はあ...!?』
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ふと、脳裏によぎるついさっきの会話。
りうらさん、結構強引だったな....
「ね、瑞希さん?聞いてる?」
声をかけられて、はっとする。
「.......っ、あ。なんですか..?」
「.....いやー..なんで敬語なのかなあ、って..?」
思いがけない質問を問いかけられて少し動揺してしまう。
確かに........え、なんでだろう。
「だって、同い年じゃん。俺と瑞希さん。」
それもそうかと思うけど、そっちもそっちでどうかと思う。
同い年じゃん?さん付けとかおかしいじゃん?
「........じゃあ私のことも、さん付けおかしくないですか..」
するとりうらさんははっとした表情でこう発した。
「あっ、それもそうか。.......じゃあ、『瑞希』って呼んでもいい?」
再びかくんと首をかしげて、りうらさんはそう尋ねた。
...........こんな、天と地みたいな差がある人に、私の名前を呼んでもらっていいのだろうか___
「.........はい..」
「..やった!....じゃあさ、瑞希も俺のこと『りうら』って呼んでよ」
何を言い出すかと思えば.........
絶対に嫌だ。
誰に何を言われるかわからない。
私が態度をあからさまにしすぎたせいか、りうらさんはまるで赤子のように頬をぷくっと膨らませてこう言った。
「.......わかったわかった嫌なんでしょ...ええー...じゃあ試しに『りうちゃん』とでも?」
挑発している私をおだてるように、りうらさんは頬杖をつきにやっとした表情で言った。
別に、呼ぶつもりなんてなかったのに、口から出てきたのは、こんな言葉。
「................りう、ちゃん......?」
自分でもはっとした表情を浮かべている事がわかるくらいに、プラスりうらさんも同じくらいに........ふたりそろって目をぱちくりさせた。
「...........ふは、俺が呼んでって言ったのにこれは........照れるね....ww」
何言ってるんですか、と私がそう言うと、りうらさんはまた再び言葉を発した。
「あ、忘れてた敬語。瑞希もはずそ?」
うーん......まあ確かに同い年だし...悪くはない、のかな...?
他人の前ではいつもどおりしてればいいわけだし....
「..........わかった。」
りうらさん........いや、りうちゃんはぱあっとした、明るい表情でうん!と満足そうに微笑んだ。
[水平線]
「えっ、全問正解!?」
勉強会は引き続き、あれから特に何か大きな事があるでなく続けられていた。
「うん......この調子だったら、中間いい結果出せそうだね..」
ついさっきにりうちゃんが解いていた練習問題が全問正解だった事に少し興奮気味になり、りうちゃんはぺらぺらと口数が増す。
「えーっ、りうらもしかして天才?すご..!!」
普通にノーベル賞もらってもよくない??とにこにこしながらわたしに向かってそう言うりうちゃんは、なんだかいつもよりも子供らしく見えた。
_________
「今日はほんとーにありがとう瑞希」
玄関。
わたしとりうちゃんは別れの挨拶を告げている真っ最中。
「ううん全然大丈夫。また何かあったら...言ってね。」
わたしは少し遠慮気味に、一歩後ろへ下がった。
「まじで助かった..........あ、ねえねえ。最後にひとついい?」
りうちゃんは、がしりとわたしの手を掴む。
.............まるで、もう離さないとでも言わんばかりに。
わたしはなに?と言い彼からの言葉を待つ。
「中間テストのランキングで、りうらが10位以内だったら..........りうらと、付き合って....?」
...........................は?
「は?...............ど、どういうこと..?」
え、なになに、今なんて、
「だから.......瑞希がだーいすきってこと...!」
「.............え」
「りうら、もっと勉強がんばるから。」
さっきとは真反対な、きりっとした表情でりうちゃんはそう言う。
「.............わたし、良いなんて一言も言ってない、」
わたしから振り絞れたその言葉は、りうちゃんを全否定する一言。
情報量が多すぎる。
なんでわたしなのよりによって....
「逆にダメなの?...........そっかー、りうら、もーっと勉強がんばるつもりだったのになあー?瑞希のせいで、成績下がっちゃうなー..?」
りうちゃんは、さっきの表情が嘘みたいに覆り、わたしを挑発するような言動でそう言った。
「.............ちゃんと10位以内、入るんだよ..?」
りうちゃんは、ぱあっと笑いわたしに向けて笑顔で反応する。
「ふは........絶対10位以内入って、瑞希はりうらのものにするからね..?♡」
これから先が、少し、楽しみ..?
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