二次創作
【参加型】めろぱかの彼女募集します!(全界隈7月22日〜
side 瑞稀
ただひたすら、淡々と本屋までの行き道を歩いていると、公園らしき場所からひとつのか弱い声が聞こえた。
「ねぇやめて...!」
「えーやだよ、別にいいでしょこんなの?」
そこには、赤髪のロングヘアの女の子と、いかにも中心的存在な女の子の取り巻き達が、赤髪の子に嫌がらせらしき事をしている。
..............見た感じ、なにか壊そうとしてる....?
パッと見だから彼女たちの正確な年齢は分からないが、小学3、4年生あたりが相場だろう。
そんな年齢にもなって、まだそんなガキ臭い事をしているのかと呆れるけど、さすがに放って置く訳にもいかない。
そんな彼女たちに向かって、私は足を進めた。
「ねえ、何してるの?」
仮にもこの子達はまだ子供。きつい口調で言って勝手に泣かれるのも困るから、私はできる限りの笑みでそう言った。
すると、主犯格らしき人物が口を開いた。
「.......!.....べ、別に..!ねぇ、[漢字]梨里[/漢字][ふりがな]りり[/ふりがな]..!」
あからさまな嘘をついて、彼女は梨里という赤髪の子と腕を組む。
梨里.....ちゃんは、誰がどうみてもわかるような顔の歪ませ方をしていた。
「.......でも、梨里ちゃんは嫌がってたよね。........わかるかな」
私はそう言って、梨里ちゃんをこちらに引き寄せた。
「ほら、悲しそうな顔してるよね。.......こんな時、なんて言ったらいいかわかる?」
私はそう言って、主犯格と取り巻きを見つめる。
「............ご、ごめんね......もうしないよ..!」
「そうだよね。謝れたね。がんばった!」
私はそう言って、泣きじゃくる彼女たちをぎゅっと抱きしめた。
[水平線]
ばいばい、と彼女たちが帰って行くと同時に、後ろから声がかかった。
「お姉ちゃん。ありがとう...!」
赤髪の子....梨里ちゃんだった。彼女は満面の笑みでそう言う。
......そういえば、なんで梨里ちゃんは公園に居たのだろう。
「ううん...どういたしまして。梨里ちゃんは....ここで何してたの?」
私は彼女にそう尋ねた。
「.........お兄ちゃん待ってて...」
彼女はもうすぐ来るはず...と言いながら周りをきょろきょろする。
お兄ちゃん.....?
すると
「りーりーっ!!」
大きな威勢の良い声が聞こえた。
...........その声に、聞き馴染があったのは気の所為だろうか。
「お兄ちゃん~!」
私は思わずぐるりと頭を回転させる。
「これがお兄ちゃん!.......りうらっていうの!」
「「......................え」」
私とりうらさん.....二人して同時に声が重なった。
..............嘘でしょ
すると彼女は、先程までの工程をりうらさんに話した。
「..............そっか....梨里を助けてくれんだ、ありがとう」
まともに話すのは初めてだろうか。りうらさんがそう言って、ぺこりと軽く頭を下げる。
今私、学校の人気者に頭下げさせてるの..?えやばいやばい
私は一刻も早くこの場を立ち去ろうと、早く切り上げようとした。
「...........いえいえそんな..!..........で、では..!」
私も軽く礼をして、本屋へと向かう。
いや、向かおうとした。
「待って。」
...........は?
「あのさ、ほんとにありがとう。助かった。.........どっか行こうとしてるよね...?」
彼はそう言って、私の家とは反対方向を指さした。
面倒くさいな。
「................ちょっと、本屋に...」
「.....時間取らせてごめん。おごるよ、本」
彼はそう言って、どんと胸を張った。
「.............梨里ちゃんはどうするんですか」
りうらさんはハッとした表情で言う。
「......ああ...だ、大丈夫!........梨里、一人で帰れる?」
梨里ちゃんは、うん!と言い、一人さっそうと走っていってしまった。
........終わった...
[水平線]
_本屋にて_
「どんな本が好きなの?」
りうらさんはそう言って、あたりをキョロキョロと見渡した。
「..........特に好きってのはないですけど...ミステリーとか、好きですよ」
するとりうらさんは、ふーんと言ったあと、満面の笑みで適当に近くにあった本を手にとって、会計に行ってしまった。
............いや私それがほしいなんて一言も言ってない。
「はい!!これ面白そうだよ!!」
りうらさんは、レジ袋に入った3冊程度の本を取り出し、私に見せつける。
............なんなんだこの人。
「............あ、ありがとうございます......りうらさん、面白いですね」
「りうらが?........えー嬉しい~!」
りうらさんは、ふわりと笑ったあと、私が制服姿だったことに違和感を持ったのだろうか。
「あれ.....うちと同じ学校の制服....?」
彼は私を指さした。
「...........あ、....い、一緒の学校だったんですね~...」
私は苦笑いしかできなかった。
彼は、わたしの名札を覗き込んだ。
「...................瑞稀?」
突然、彼は私の名前を呼んだ。
「君、もしかして、学年1位の人.....!?」
.............疲れるんだけど。
私、どうなるの.....
ただひたすら、淡々と本屋までの行き道を歩いていると、公園らしき場所からひとつのか弱い声が聞こえた。
「ねぇやめて...!」
「えーやだよ、別にいいでしょこんなの?」
そこには、赤髪のロングヘアの女の子と、いかにも中心的存在な女の子の取り巻き達が、赤髪の子に嫌がらせらしき事をしている。
..............見た感じ、なにか壊そうとしてる....?
パッと見だから彼女たちの正確な年齢は分からないが、小学3、4年生あたりが相場だろう。
そんな年齢にもなって、まだそんなガキ臭い事をしているのかと呆れるけど、さすがに放って置く訳にもいかない。
そんな彼女たちに向かって、私は足を進めた。
「ねえ、何してるの?」
仮にもこの子達はまだ子供。きつい口調で言って勝手に泣かれるのも困るから、私はできる限りの笑みでそう言った。
すると、主犯格らしき人物が口を開いた。
「.......!.....べ、別に..!ねぇ、[漢字]梨里[/漢字][ふりがな]りり[/ふりがな]..!」
あからさまな嘘をついて、彼女は梨里という赤髪の子と腕を組む。
梨里.....ちゃんは、誰がどうみてもわかるような顔の歪ませ方をしていた。
「.......でも、梨里ちゃんは嫌がってたよね。........わかるかな」
私はそう言って、梨里ちゃんをこちらに引き寄せた。
「ほら、悲しそうな顔してるよね。.......こんな時、なんて言ったらいいかわかる?」
私はそう言って、主犯格と取り巻きを見つめる。
「............ご、ごめんね......もうしないよ..!」
「そうだよね。謝れたね。がんばった!」
私はそう言って、泣きじゃくる彼女たちをぎゅっと抱きしめた。
[水平線]
ばいばい、と彼女たちが帰って行くと同時に、後ろから声がかかった。
「お姉ちゃん。ありがとう...!」
赤髪の子....梨里ちゃんだった。彼女は満面の笑みでそう言う。
......そういえば、なんで梨里ちゃんは公園に居たのだろう。
「ううん...どういたしまして。梨里ちゃんは....ここで何してたの?」
私は彼女にそう尋ねた。
「.........お兄ちゃん待ってて...」
彼女はもうすぐ来るはず...と言いながら周りをきょろきょろする。
お兄ちゃん.....?
すると
「りーりーっ!!」
大きな威勢の良い声が聞こえた。
...........その声に、聞き馴染があったのは気の所為だろうか。
「お兄ちゃん~!」
私は思わずぐるりと頭を回転させる。
「これがお兄ちゃん!.......りうらっていうの!」
「「......................え」」
私とりうらさん.....二人して同時に声が重なった。
..............嘘でしょ
すると彼女は、先程までの工程をりうらさんに話した。
「..............そっか....梨里を助けてくれんだ、ありがとう」
まともに話すのは初めてだろうか。りうらさんがそう言って、ぺこりと軽く頭を下げる。
今私、学校の人気者に頭下げさせてるの..?えやばいやばい
私は一刻も早くこの場を立ち去ろうと、早く切り上げようとした。
「...........いえいえそんな..!..........で、では..!」
私も軽く礼をして、本屋へと向かう。
いや、向かおうとした。
「待って。」
...........は?
「あのさ、ほんとにありがとう。助かった。.........どっか行こうとしてるよね...?」
彼はそう言って、私の家とは反対方向を指さした。
面倒くさいな。
「................ちょっと、本屋に...」
「.....時間取らせてごめん。おごるよ、本」
彼はそう言って、どんと胸を張った。
「.............梨里ちゃんはどうするんですか」
りうらさんはハッとした表情で言う。
「......ああ...だ、大丈夫!........梨里、一人で帰れる?」
梨里ちゃんは、うん!と言い、一人さっそうと走っていってしまった。
........終わった...
[水平線]
_本屋にて_
「どんな本が好きなの?」
りうらさんはそう言って、あたりをキョロキョロと見渡した。
「..........特に好きってのはないですけど...ミステリーとか、好きですよ」
するとりうらさんは、ふーんと言ったあと、満面の笑みで適当に近くにあった本を手にとって、会計に行ってしまった。
............いや私それがほしいなんて一言も言ってない。
「はい!!これ面白そうだよ!!」
りうらさんは、レジ袋に入った3冊程度の本を取り出し、私に見せつける。
............なんなんだこの人。
「............あ、ありがとうございます......りうらさん、面白いですね」
「りうらが?........えー嬉しい~!」
りうらさんは、ふわりと笑ったあと、私が制服姿だったことに違和感を持ったのだろうか。
「あれ.....うちと同じ学校の制服....?」
彼は私を指さした。
「...........あ、....い、一緒の学校だったんですね~...」
私は苦笑いしかできなかった。
彼は、わたしの名札を覗き込んだ。
「...................瑞稀?」
突然、彼は私の名前を呼んだ。
「君、もしかして、学年1位の人.....!?」
.............疲れるんだけど。
私、どうなるの.....
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