【参加〆】彼らの冬休み最終日より
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
十朱「マジかよ……いや、そんなバナナ……」
伊川「………(口あんぐり)」
大崎「え?いや、えー…?…いやぁ…えぇ?」
ニト「フン。受け入れ難いという顔をしているな」
大崎「そりゃあ…そうだろ。なぁ瀬成?」
十朱「ああ。だって、アニメじゃんか…」
伊川「ね。ゲームとかでしか見たことないって」
ニト「…まあ、そうなる気持ちもわからんでもないがな」とニトさんは肯定する。
しっかしまあ…困惑なんてもんじゃない。あまりにもファンタジーな現実を受け止めきれず、金魚のようにポカンと口を開ける。
十朱「はぁ…」
大崎「ニトさん、もっかい整理してもいーか?」
ニト「…構わん」
奏真は咳払いを一つして話し始めた。
大崎「じゃあまず…」
ニトさんは神様なんだろ。
で、さっきあんなにボロボロだったのが、"[太字][漢字]祟[/漢字][ふりがな]タタリ[/ふりがな][/太字]"と戦ってソイツをぶっ倒してたから…だっけ?
そうそう。
正しくはぶっ倒す、ではなく"祓う"だ。
まあまあ細かいことはいいじゃん。
次。"祟"の説明は置いといて、なんでここに居るのか。
5年に1度、日本全国の神社を巡り回って"祟"を祓うから…?
それはデカイ神社の話っつってたよな。なんでこんなちっぽけな神社にいんの?
ここから強大な"[太字][漢字]霊力[/漢字][ふりがな]れいりょく[/ふりがな][/太字]"を感じたからだ。
霊力ねぇ…。
で、霊力っつーのは?
あーっと…"祟"が持っている力、または"祟"を祓う力。
せいかーい。
なんだっけ。霊力は"祟"の強さに……。
"比例する"でしょ。はいアタシのが頭いいー。
うるせーわ!そんぐらいわかるし!
分かってなかったじゃねーか。
お前は味方しろよ!!
騒がしい。何度言えば学習するのだ。
何回言っても無理でしょ。
は?失礼すぎるだろ。
ごめんってニトさん。
十朱「ま、こんなもんか」
ニト「…良いのか?ここまで知ってしまったからには、もう後には引けぬぞ」
貴様らも苦労することになる、と目の前の青年が言う。
大崎「別にさ、いいんじゃねーの?」
伊川「…それ本気?」
大崎「はっ、本気と書いてマジだよ」と奏真はニヤッと笑う。
十朱「どこで覚えやがったそのフレーズ」
伊川「でも、割と面白そーだよね」
ニト「笑い事では無い。本来、貴様らのような普通の人間が立ち入っていい境界ではないのだ」
ニト「言っておくが、今のところ貴様らは片足どころか両足でこちら側の世界に立っている。格好の餌食だ。"祟"に狙われるぞ」
伊川「げっ…」
十朱「"祟"って、そんなにヤバいの?」
ニト「…そのうちわかる」
大崎「え?そのうちってどういう…」
ニト「は?何を戸惑うことがあるのだ」
空気感が変わったところで、ニトさんが衝撃の言葉(俺たちにとって)を発した。
ニト「今日の夜から日本全国の"祟"を祓いに回る。貴様らには勿論手伝ってもらうぞ」
3人「「「はぁぁぁあああ!?!?!?」」」
十朱「マジかよ……いや、そんなバナナ……」
伊川「………(口あんぐり)」
大崎「え?いや、えー…?…いやぁ…えぇ?」
ニト「フン。受け入れ難いという顔をしているな」
大崎「そりゃあ…そうだろ。なぁ瀬成?」
十朱「ああ。だって、アニメじゃんか…」
伊川「ね。ゲームとかでしか見たことないって」
ニト「…まあ、そうなる気持ちもわからんでもないがな」とニトさんは肯定する。
しっかしまあ…困惑なんてもんじゃない。あまりにもファンタジーな現実を受け止めきれず、金魚のようにポカンと口を開ける。
十朱「はぁ…」
大崎「ニトさん、もっかい整理してもいーか?」
ニト「…構わん」
奏真は咳払いを一つして話し始めた。
大崎「じゃあまず…」
ニトさんは神様なんだろ。
で、さっきあんなにボロボロだったのが、"[太字][漢字]祟[/漢字][ふりがな]タタリ[/ふりがな][/太字]"と戦ってソイツをぶっ倒してたから…だっけ?
そうそう。
正しくはぶっ倒す、ではなく"祓う"だ。
まあまあ細かいことはいいじゃん。
次。"祟"の説明は置いといて、なんでここに居るのか。
5年に1度、日本全国の神社を巡り回って"祟"を祓うから…?
それはデカイ神社の話っつってたよな。なんでこんなちっぽけな神社にいんの?
ここから強大な"[太字][漢字]霊力[/漢字][ふりがな]れいりょく[/ふりがな][/太字]"を感じたからだ。
霊力ねぇ…。
で、霊力っつーのは?
あーっと…"祟"が持っている力、または"祟"を祓う力。
せいかーい。
なんだっけ。霊力は"祟"の強さに……。
"比例する"でしょ。はいアタシのが頭いいー。
うるせーわ!そんぐらいわかるし!
分かってなかったじゃねーか。
お前は味方しろよ!!
騒がしい。何度言えば学習するのだ。
何回言っても無理でしょ。
は?失礼すぎるだろ。
ごめんってニトさん。
十朱「ま、こんなもんか」
ニト「…良いのか?ここまで知ってしまったからには、もう後には引けぬぞ」
貴様らも苦労することになる、と目の前の青年が言う。
大崎「別にさ、いいんじゃねーの?」
伊川「…それ本気?」
大崎「はっ、本気と書いてマジだよ」と奏真はニヤッと笑う。
十朱「どこで覚えやがったそのフレーズ」
伊川「でも、割と面白そーだよね」
ニト「笑い事では無い。本来、貴様らのような普通の人間が立ち入っていい境界ではないのだ」
ニト「言っておくが、今のところ貴様らは片足どころか両足でこちら側の世界に立っている。格好の餌食だ。"祟"に狙われるぞ」
伊川「げっ…」
十朱「"祟"って、そんなにヤバいの?」
ニト「…そのうちわかる」
大崎「え?そのうちってどういう…」
ニト「は?何を戸惑うことがあるのだ」
空気感が変わったところで、ニトさんが衝撃の言葉(俺たちにとって)を発した。
ニト「今日の夜から日本全国の"祟"を祓いに回る。貴様らには勿論手伝ってもらうぞ」
3人「「「はぁぁぁあああ!?!?!?」」」