【参加〆】彼らの冬休み最終日より
伊川「はぁぁぁ……」
放課後である。
教室には私一人しか残っていない。なぜなら準備が遅いから。
伊川「(思ったより遅くなっちまったぜ…)」
さて帰るか、と腰を上げたその時。
ガラガラッ
十朱「伊川澪って奴いるー??……って」
伊川「うっわ」最悪。昨日のイケメンじゃん…。
大崎「あ、いた。やっほ〜、昨日ぶり」
しかも増えやがった。
伊川「一応聞くけど、何の用?」
今日は観たい映画があったから、さっさと帰るつもりだったのに。
十朱「ニトさんのとこ、行かね?」
伊川「………」
ニトさん、か。
やっぱり夢じゃなかったんだな。
どうしよう。
映画は観たい。でもニトさんにも、もう一度会ってみたい。
喋る鶏になんぞ会える機会は、まあ無いだろう。
伊川「…行く」
大崎「女のくせにノリいいな、お前」
伊川「なんだ?男女差別かチャラ男!」
大崎「チャラ男とかひっでえw」
十朱「別に間違ってはないだろ」
大崎「まあな」
十朱「否定しろチャラ男((」
伊川「おい男共!さっさと行くぞー」
大崎「へいへい、伊川澪サン」
伊川「なんでアタシの名前知ってんの?」
大崎「コイツから聞いた」
十朱「ああそっか、二人は自己紹介してねーんだっけ」
大崎「俺は大崎奏真。よろしくな」
伊川「知ってるらしいけど、伊川澪。よろしく」
十朱「よし、これで友達だな!」
伊川「友達判定緩すぎね?」
大崎「諦めろ。コイツはこういう奴なんだよ」
十朱「お前も大概じゃねえか、奏真」
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
俺達は今から会う[漢字]非現実的な存在[/漢字][ふりがな]・・・・・・・[/ふりがな]に心をはずませながら、いつもより早足で神社まで歩いた。
伊川「ニトさんいるー?」
十朱「ニトサーん!!」
大崎「にーわーとーりー!!」
3人で呼びかけるも、返事がない。
やっぱり、昨日のは夢だったんじゃないか?と3人が疑いはじめたとき。
?「なんだ。来たのか」
十朱「ニトさん!!………え??」
声の主を探せば、そこにはボロボロの1人の男性がいた。
ただし、普通の人間ではない。
背中から大きな翼が生えているのだ。それは天使のような真っ白い翼ではなく、ところどころに黒い羽が入り混じっている。
そして、彼は黒と赤の水干のようなものを着ていた。
伊川「え誰誰誰誰誰誰誰!!」
十朱「ねえ奏真!!前行って前!!」
大崎「俺をバリアにすんなクソ野郎!!」
?「騒がしい、小童共」
黙れ、と言う彼の声は、やはりニトさんのものと酷似していた。
大崎「…いやさ、お前大丈夫なの?チョーボロボロだけど」
?「…問題ない。そんな事より何なんだ貴様らは。ここへ何しに来た」
伊川「それはコッチが聞きたいんだけど?」
十朱「つーか、マジで誰?」
?「はぁ……」
?「昨日散々弄ばれた鶏だ」
伊川「え」
大崎「お?」
十朱「ってことは……」
十&大&伊「「「お前ニトさん!?!?」」」
ニト「…そういうことだ」
伊川「何だよイケメンじゃねえか」
大崎「何でちょっと嫌そうなの」
伊川「イケメンにろくな奴はいねえ」
イケメンは全員クズだ、と澪は言い切る。
十朱「すーごい偏見((」
ニト「褒められている気がしないな」
伊川「褒めてないからね」
ニト「神に対する態度か?」
大崎「まーまー。落ち着いて」
十朱「で?ニトさん、何でそんなボロボロな訳?あと、神様って人にもなれんの?」
ニト「……」
ニト「…順を追って説明する」
放課後である。
教室には私一人しか残っていない。なぜなら準備が遅いから。
伊川「(思ったより遅くなっちまったぜ…)」
さて帰るか、と腰を上げたその時。
ガラガラッ
十朱「伊川澪って奴いるー??……って」
伊川「うっわ」最悪。昨日のイケメンじゃん…。
大崎「あ、いた。やっほ〜、昨日ぶり」
しかも増えやがった。
伊川「一応聞くけど、何の用?」
今日は観たい映画があったから、さっさと帰るつもりだったのに。
十朱「ニトさんのとこ、行かね?」
伊川「………」
ニトさん、か。
やっぱり夢じゃなかったんだな。
どうしよう。
映画は観たい。でもニトさんにも、もう一度会ってみたい。
喋る鶏になんぞ会える機会は、まあ無いだろう。
伊川「…行く」
大崎「女のくせにノリいいな、お前」
伊川「なんだ?男女差別かチャラ男!」
大崎「チャラ男とかひっでえw」
十朱「別に間違ってはないだろ」
大崎「まあな」
十朱「否定しろチャラ男((」
伊川「おい男共!さっさと行くぞー」
大崎「へいへい、伊川澪サン」
伊川「なんでアタシの名前知ってんの?」
大崎「コイツから聞いた」
十朱「ああそっか、二人は自己紹介してねーんだっけ」
大崎「俺は大崎奏真。よろしくな」
伊川「知ってるらしいけど、伊川澪。よろしく」
十朱「よし、これで友達だな!」
伊川「友達判定緩すぎね?」
大崎「諦めろ。コイツはこういう奴なんだよ」
十朱「お前も大概じゃねえか、奏真」
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
俺達は今から会う[漢字]非現実的な存在[/漢字][ふりがな]・・・・・・・[/ふりがな]に心をはずませながら、いつもより早足で神社まで歩いた。
伊川「ニトさんいるー?」
十朱「ニトサーん!!」
大崎「にーわーとーりー!!」
3人で呼びかけるも、返事がない。
やっぱり、昨日のは夢だったんじゃないか?と3人が疑いはじめたとき。
?「なんだ。来たのか」
十朱「ニトさん!!………え??」
声の主を探せば、そこにはボロボロの1人の男性がいた。
ただし、普通の人間ではない。
背中から大きな翼が生えているのだ。それは天使のような真っ白い翼ではなく、ところどころに黒い羽が入り混じっている。
そして、彼は黒と赤の水干のようなものを着ていた。
伊川「え誰誰誰誰誰誰誰!!」
十朱「ねえ奏真!!前行って前!!」
大崎「俺をバリアにすんなクソ野郎!!」
?「騒がしい、小童共」
黙れ、と言う彼の声は、やはりニトさんのものと酷似していた。
大崎「…いやさ、お前大丈夫なの?チョーボロボロだけど」
?「…問題ない。そんな事より何なんだ貴様らは。ここへ何しに来た」
伊川「それはコッチが聞きたいんだけど?」
十朱「つーか、マジで誰?」
?「はぁ……」
?「昨日散々弄ばれた鶏だ」
伊川「え」
大崎「お?」
十朱「ってことは……」
十&大&伊「「「お前ニトさん!?!?」」」
ニト「…そういうことだ」
伊川「何だよイケメンじゃねえか」
大崎「何でちょっと嫌そうなの」
伊川「イケメンにろくな奴はいねえ」
イケメンは全員クズだ、と澪は言い切る。
十朱「すーごい偏見((」
ニト「褒められている気がしないな」
伊川「褒めてないからね」
ニト「神に対する態度か?」
大崎「まーまー。落ち着いて」
十朱「で?ニトさん、何でそんなボロボロな訳?あと、神様って人にもなれんの?」
ニト「……」
ニト「…順を追って説明する」