【参加〆】彼らの冬休み最終日より
現時刻 22:52
十朱「アイツら来るかなぁ、ニトさん」
"22時半過ぎにこの神社で"
ニトさんがそう決めた。23時までに来なければ容赦なく置いていくつもりらしい。
しかし、今ここには俺とニトさんしかいない。因みに今は鶏の姿である。
十朱「(コロコロ変えられるんだな…)」
ニト「…来なければそれまでだ」
十朱「ニトさん冷たいな〜w」
会話が止まり、必然と肌を突き刺すような寒さを感じる。
母に買ってもらった黒いベンチコートと、無断でひったくってきた、父の旅行用のリュック。
家を出てから気づいたが、中にはボロボロのサッカーボールも入っていた。
十朱「はぁ…」
スマホの電源を入れ、時間を確認する。
[明朝体][太字]22:55[/太字][/明朝体]
十朱「(あと5分…)」と体がうずうずしている。
?「おーい!!瀬成ー!!」
?「はァっはぁっ、ギリギリセーフ!?」
十朱「奏真!!澪!!」
入り口の方から2人が走ってきた。
奏真は俺と同じような大きいリュック。澪は小さめのリュックと、大きいキャリーケースを引いている。
ニト「全く…遅いぞ、たわけ」
伊川「ごめんごめん。上手く家抜け出せなくてさ…!!」
大崎「俺も、ごめんな。手こずったわ」
十朱「いや、マジで良かったわ…」
俺1人かと思ったじゃん、と笑い合う。
ニト「軽口叩いてないでさっさと駅まで向かうぞ」
大崎「電車ってまだあんの?」
伊川「さすがにあるよ」
十朱「つってもどこ行くんだよ?」
ニト「ほう、言ってなかったか?」
ニト「まずは神奈川へ向かうぞ」
ニト「まあ、目的地というよりは経由地だな」
伊川「??ふーーん…」
十朱「絶対よく分かってないだろ」
伊川「なんでバレた?((」
十朱「俺天才だから✨️」
大崎「ぶっはははwww」
十朱「なんで笑ってんだテメェ!」
大崎「いやごめんってw」
伊川「やーい笑われてやんのw」
十朱「よしぶっ○す」
ニト「なんだ仲間割れか。…人間とは実に愚か((
3人「「「うっせえ!!!」」」
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
3人と1匹で駅まで向かう途中、ニトさんをどうするかという話になった。
ニト「鶏が駅を歩いていたらまずいだろう」
伊川「確かにね」
十朱「澪のキャリケ入んねえ?」
伊川「ちょっと無理かも」
ニト「こちらとしてもそれに入るのは不服だ」
伊川「喧嘩売ってんなら買うぞ?((」
大崎「俺が1番リュックでけーし、俺のにニトさん入れようぜ」
大崎「それで良いか?ニトさん」
ニト「ふん、まあ良いだろう」
十朱「じゃお前の荷物、俺のリュックん中入れるわ」
大崎「サンキュー」
大崎「うおー、命が入ってる…」
伊川「言い方よ((」
十朱「ニトさん、入り心地は?」
ニト「少し窮屈だ。控えめに言ってさっさと出たい」
大崎「辛口〜w」
さすが、お世辞の言えない鶏(神様)である。
伊川「ニトさん、電車使える?」
ニト「貴様らよりは使えると思うぞ((」
十朱「はァん??」
大崎「置いてくぞクソバード!」
ついでに、一言余計な鶏(神様)でもある。
十朱「…まあ、東京駅からなら大体分かるよ。俺よく使うし」
大崎「あーそっか。旅行好きだもんな」
伊川「あ、そーなの?」
十朱「まあな」
十朱「ニトさん、もうすぐ東京駅着くから静かにしとけよ」
ニト「分かっている」
大崎「うおーワクワクしてきた」
伊川「ひっさしぶりだな〜旅行なんて」
[中央寄せ]「いざ、日本全国の旅へ!」[/中央寄せ]
十朱「アイツら来るかなぁ、ニトさん」
"22時半過ぎにこの神社で"
ニトさんがそう決めた。23時までに来なければ容赦なく置いていくつもりらしい。
しかし、今ここには俺とニトさんしかいない。因みに今は鶏の姿である。
十朱「(コロコロ変えられるんだな…)」
ニト「…来なければそれまでだ」
十朱「ニトさん冷たいな〜w」
会話が止まり、必然と肌を突き刺すような寒さを感じる。
母に買ってもらった黒いベンチコートと、無断でひったくってきた、父の旅行用のリュック。
家を出てから気づいたが、中にはボロボロのサッカーボールも入っていた。
十朱「はぁ…」
スマホの電源を入れ、時間を確認する。
[明朝体][太字]22:55[/太字][/明朝体]
十朱「(あと5分…)」と体がうずうずしている。
?「おーい!!瀬成ー!!」
?「はァっはぁっ、ギリギリセーフ!?」
十朱「奏真!!澪!!」
入り口の方から2人が走ってきた。
奏真は俺と同じような大きいリュック。澪は小さめのリュックと、大きいキャリーケースを引いている。
ニト「全く…遅いぞ、たわけ」
伊川「ごめんごめん。上手く家抜け出せなくてさ…!!」
大崎「俺も、ごめんな。手こずったわ」
十朱「いや、マジで良かったわ…」
俺1人かと思ったじゃん、と笑い合う。
ニト「軽口叩いてないでさっさと駅まで向かうぞ」
大崎「電車ってまだあんの?」
伊川「さすがにあるよ」
十朱「つってもどこ行くんだよ?」
ニト「ほう、言ってなかったか?」
ニト「まずは神奈川へ向かうぞ」
ニト「まあ、目的地というよりは経由地だな」
伊川「??ふーーん…」
十朱「絶対よく分かってないだろ」
伊川「なんでバレた?((」
十朱「俺天才だから✨️」
大崎「ぶっはははwww」
十朱「なんで笑ってんだテメェ!」
大崎「いやごめんってw」
伊川「やーい笑われてやんのw」
十朱「よしぶっ○す」
ニト「なんだ仲間割れか。…人間とは実に愚か((
3人「「「うっせえ!!!」」」
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
3人と1匹で駅まで向かう途中、ニトさんをどうするかという話になった。
ニト「鶏が駅を歩いていたらまずいだろう」
伊川「確かにね」
十朱「澪のキャリケ入んねえ?」
伊川「ちょっと無理かも」
ニト「こちらとしてもそれに入るのは不服だ」
伊川「喧嘩売ってんなら買うぞ?((」
大崎「俺が1番リュックでけーし、俺のにニトさん入れようぜ」
大崎「それで良いか?ニトさん」
ニト「ふん、まあ良いだろう」
十朱「じゃお前の荷物、俺のリュックん中入れるわ」
大崎「サンキュー」
大崎「うおー、命が入ってる…」
伊川「言い方よ((」
十朱「ニトさん、入り心地は?」
ニト「少し窮屈だ。控えめに言ってさっさと出たい」
大崎「辛口〜w」
さすが、お世辞の言えない鶏(神様)である。
伊川「ニトさん、電車使える?」
ニト「貴様らよりは使えると思うぞ((」
十朱「はァん??」
大崎「置いてくぞクソバード!」
ついでに、一言余計な鶏(神様)でもある。
十朱「…まあ、東京駅からなら大体分かるよ。俺よく使うし」
大崎「あーそっか。旅行好きだもんな」
伊川「あ、そーなの?」
十朱「まあな」
十朱「ニトさん、もうすぐ東京駅着くから静かにしとけよ」
ニト「分かっている」
大崎「うおーワクワクしてきた」
伊川「ひっさしぶりだな〜旅行なんて」
[中央寄せ]「いざ、日本全国の旅へ!」[/中央寄せ]