真っ白な世界　何故か僕だけが真っ黒で
真っ黒な世界　何故か僕だけが真っ白なんだ

何が正しいかわからない
何もわからない
自分がどうしたいかもわからない
ただただ漠然と考える

正しさって何？
この世に正義は存在するの？
悪からした正義は悪で
正義からした悪は悪だ

もう何もわからない
自分を否定したいのに
今更戻れないという事実
自分のせいにするなという声

すべてを自分のせいにできたなら
それができたなら楽でいられる

存在した事実を消せたなら
苦しい思いをしないでいい

でも　この世に神は存在しない
僕を自由にはさせてくれない

十年考え続けても
見つからないんだ
生きる価値が

なんで生まれてきてしまったのだろう
純粋に考えていた

別に病んでいるんじゃない
ただ、、、


何もわからないだけなんだ


怖くて何もできなくなる
そんな自分が嫌いだった

同じことをしていても
自分だけ劣っていることに気づいてしまいそうで
怖かった

自分という存在を隠すため
そのためだけに仮面を被った
でも　そうすると自分がわからなくなった
僕はなんなのだろうと

何年も考え続けた
それでも答えは見つからない

いつもスタートは同じだと
そう思ってたし　そうなのだろう
でも　僕はいつもおいていかれるんだ
気づけば　みんなは手の届かないところにいて
手を伸ばそうとすると
足場が音を立てて崩れ落ちていく

すでに遅いとわかっていても
必死でもといた道を模索する
何年も前の　歩きやすい道を

なにも感じなくなれたなら
きっと楽になれるだろう

そんな僕の思いは虚しく
後悔の叫びが空の彼方へと飛んでいく

だだっ広い世界の中で
人々が忙しなく動き回る中
自分だけが取り残されたようで
それがとても怖かった

最善なんかわからないし
今更やり直すことなんてできない

僕はどこで道を間違えてしまったのだろう

いつもいつも考える
自分が何故存在しているのかを
今日もずっと考え続ける