二次創作
菊地原士郎生誕祭2024 誕生日おめでとう!【短編】
#1
ばーすでーぼーい
『菊地原くん、よろしくね』
『きくっちーって呼ぶ!』
『ねね、きくっちー!』
『なぁに?きくっちー』
『きくっちーちょと待ってー!?』
僕にはあんな呼び方してるくせに、彼奴には名前で呼んでるんだね?
『こーへー!元気してるぅ〜?』
『こーへーちょいと待ちなさいな!』
『こーへーくんはよぉ......!』
『なになにこーへー』
頭の中で繰り返される「公平呼び」。舌ったらずな●●の呼び方じゃ、こーへーになってるけど
なんで、いっつも僕にうざったらしくかまってくるくせに、名前呼びじゃないわけ?
出水とは最近話すところ見かけ始めただけじゃん。意味分かんない
『ん?きくっちー、どしたの』
「.........その呼び方。どうにかしてくんない?」
僕がそう言うと、「え、」と間抜けな面で言う●●。
その顔に鼓動が昂ったのは気づかないふりをする
●●は少し考えて、こちらに顔を向けた
『あ、わかった!!』
「なに」
『このあだ名、飽きちゃったの?』
今度は僕が「は、?」と間抜けな声を出す番だった
コイツに期待すんのがバカだった。なんで分かんないかな、こんの鈍感アホ
ちょっとくらい気づかないわけ?
「はぁ、...........下の名前で呼べって意味なんだけど?」
『..........うぇ』
「あのさぁ、そもそも●●といっつも一緒にいるの僕だよね。なんで歴が短い彼奴の方が名前なの。意味分かんないんだけど、ほんっと」
『え、えっと......』
一回素直に口から出てしまった分には、想いが止まらなく
「まず、警戒心なさすぎ。距離近い、隙見せすぎ、鈍感、アホ」
『わ、悪口フルコンボ.........』
「なんでそんな可愛い面他の奴に見せるかな。男なんて単純なんだからさ、すぐに惚れるに決まってんじゃん」
「僕と一緒にいる時だけ楽しく笑ってればいいのに、他の奴なんて考えなければいいのに、●●が僕に惚れればいいのにっ.....!」
全て、一方的に想いを溢すように●●へ向かって言った
僕が息を切らしながら、●●へと顔を向けると●●の顔は見事に真っ赤だった
『ぁ、えっ、と....,ぁれ、....の....,.......んと、....』
言葉が出てこない●●にキレ気味に言った
「で?僕のこと名前で呼ばないの?呼ぶの!?」
『.......っし、しろ、う.......っ!』
「............どーも、○○」
僕がそう告げると、より一層顔が赤くなったような気がする
まぁ、気がする、じゃないと思うけどね
僕の機嫌はさっきとまるで違い、昂っていて、最高に高機嫌だった
さ、○○の間抜け面も拝めたし、僕はそろそろかーえろ
その後-----------
『きくっちーのばぁか、ばぁーか!』
「お前ら、何があったんだよ........」
『いずみんには関係ないもん!!』
(お?罰ゲーム終わりっすか?)
(そのせいで誤解されたんだからねっ!!)
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