二次創作
心臓病持ちの私は、転生して名探偵と恋に落ちました.
「あー.....生きる意味ねぇわ...」
病院の個室部屋、自分のベッドに横になりながら、天井を見つめ、
呟いた。どうしてもこの退屈な生活が嫌だ。
早く抜け出したい。誰か私の病気を治してよ。早くここから助け出してよ。
「まぁ.....無理だけど。」
小さく笑いながら、瞼を閉じた。けど。
「ッ!」
すぐに瞼を開いてしまった。いつもと違う苦しい痛みが私を襲ってきたから。
「ッ....やぁ...ば」
私は胸を今までにないぐらいの力で抑えてしまう。
ナースコールをぎりぎり押せたかわからないところで、私の意識は尽きた。
「......あぁ、ここ、天国なのかな。」
なにもない、無の世界。真っ白でどこまでも広がる世界。
「神ー、早く来いー」
「はいはい、神ですよー」
私が適当に呼びかけると、なんか神っぽいけど、口調あんま神っぽくねぇ
女神出てきた(?).
「推しに会えないならここにいる意味ないじゃん。」
「まぁまぁ、今からその貴方の望みを叶えてあげるわ。」
「えー、私の望みなんだか知ってるのー?」
絶対わかりっこない。
「一生甘いものを食べて過ごすこと。」
「.....それもそうだけど。」
「まぁそんなのは冗談よ。」
そんなのって.....私の悲願だぞ?甘いもの食い尽くしたかった....
「で?何叶えてくれんの?」
明らかに罰当たりで、神を冒涜するような口調にも関わらず、
女神は全然気にしてなさそう。
「貴方の最推しと暮らせるようにしてあげましょー。」
「え、まじすか?」
何だこの友達みたいな話し方。