晴翔「う､嘘ですよね....？」

医者「...あなたは“天死病”という病気です。」

医者「これは国内でもあまり見られておらず､原因も治る方法も見つからず....」

晴翔「そ､その症状は..？」

医者「そうですね....ざっくり言うと死が近づくたびに羽根が生える病気です」

医者「今の晴翔さんは生えていませんが身体の中に羽根の根本が生えている状況です」

晴翔(それと頭痛はどんな関係が....)

医者「晴翔さんは頭痛で来院しましたよね？」

晴翔「あ､はい...」

医者「実はそれはただの風邪であなたは運良く訪れて早期発見出来ました」

晴翔「お､俺は死ぬんですか....？」

医者」....奇跡が起きない限り...」

晴翔「....っ､そう､ですか......」

医者「私達も最善を尽くしますが...最悪なケースになる場合も想像しておいてください」

最悪なケース....つまり死ということだろう｡

晴翔(....あーぁ､俺も死ぬんだな)

晴翔「....今日はありがとうございました」

医者「いえ､また異変などが起きたらすぐ来てくださいね」

晴翔「......はい」

[水平線]
ー家ー
晴翔「........」

余命宣告されてから､何もやる気が起きなかった

結局､今やったところで死ぬ未来は変わらない

ﾋﾟｺﾝ

晴翔「､？」

[小文字]蓮[/小文字]
［お前今日病院行ってきただろ､どうだったか？］

晴翔(蓮....)

[右寄せ][小文字]晴翔
[/小文字]［ただの風邪だったみたい､心配しなくて大丈夫よw］[/右寄せ]

[小文字]蓮[/小文字]
［そうか､体調管理､しっかりするんだぞ］

晴翔「ははっ､お父さんみたいw」

晴翔：(....この事､まだ言わない方がいいのかな)

晴翔「....あー､もう今日は疲れた｡寝よ..」