僕はお金持ちになってしまった

｢どーしようかな〜｣
お金はある
だがクエストがない
暇なのであった
素手で戦うのも飽きた
寝床を探すついでに装備を見に街まで来ていた
グゥ〜
僕のお腹の音だ
なにか食べてからにしよう
お店に入った
このお店は現実世界でいうところのファミレスだろうか…
｢イノシカステーキ定食ください｣
｢かしこまりました｣
イノシカの味は鹿なのだろうかイノシシなのだろうか
そんなことを考えていると料理が運ばれた
｢ごゆっくりどうぞ｣
ステーキに白米…それに芋のようなものが揚げられたものがある
僕はイノシカステーキを一口食べた
なんとも言えない味だ
僕はイノシシも鹿も食べたことがないからわからないが
豚に近い味がする
揚げられたものは芋だ
不味くはなかった

｢お会計350ルミスになります｣
350ルミスか…現実だと大体3500円…ちょっと高いな
僕は会計を終え武器屋に立ち寄った
剣、斧、槍…
どれもなかなかの値段がする…
ただ今の僕には余裕がある
｢これください｣
僕がカウンターに出したのは短剣だ
｢おまえさんこれでいいのか？｣
｢え？｣
どういうことだ？と思った
｢見ただけでわかる。おまえさんにはこの武器はもったいない｣
もしかして僕がスキルセンスがないのをバカにしているのか？
｢おまえさんの武器は俺が作る！要望を言ってくれ｣
｢え？｣
僕が強い人間だから武器を作ってやる…そういうことか？
｢じゃあ…｣
僕は要望を伝えた
｢わかった。明日の15時に来てくれ｣
[右寄せ]to be continued[/右寄せ]