僕はチュートリアルを思い出しながらギルドに着いたことろまでは良かった
しかしそこはギルドというなのただの酒場だったのだ

｢｢カンパーイ｣｣
それぞれ酒を呑みながら雑談をし始めた
そのうちの一人が僕に話しかけてきた
｢お前見ない顔だな。さては冒険者デビューだな？｣
｢は、はい｣
僕はめんどくさいと思いながらも返事をした
｢よほどの理由がない限りはやめとけ｣
思いかけない言葉だった
｢な、なんで、ですか？｣
｢伝説冒険者のケンタさまがクエストはほとんど達成していてな…
ようは仕事がないんだ！わっはっは｣
伝説冒険者のケンタ…
これは現実の僕のことだろう
｢まあ受付はあそこでできるからすればいい｣
｢あ、ありがとうございます｣
僕は受付に向かった
｢いらっしゃいませ！本日はどうなさいました？｣
｢えっと…冒険者になりたくて…｣
｢冒険者登録ですね。ではこちらに冒険者ネームをお願いします｣
冒険者ネーム？多分プレイヤーネームみたいなものだろう
｢冒険者ネームでお悩みですか？｣
僕が考えていると声をかけられた
｢よろしければ我々が名前の案を出すことができますけどいかがなさいましょう｣
名前を自動で考えてもらえるのか
なら考えてもらうか
｢よろしくお、お願いします｣
｢では…｣
こうして僕の冒険者の生活が始まった
冒険者ランク1の
火電 風仁かでん ふうじんとして第一歩を踏み出したのであった
｢火電 風仁様ですね
えーと…これはなんと！
凄いですよ！マナが並の10倍はあります｣
｢え？｣
僕にも異世界転生らしいチート能力があるなんて
｢ですが…魔法センスが０に等しいですね…｣
｢ぇ…？｣

to be continued