[大文字]〈クエスト・『ドレッドナイト・ヴァルソール』の討伐〉[/大文字]

僕は扉を開けた
そうすると古びた鉄の鎧をまとったボス
ドレッドナイト・ヴァルソールが赤い瞳で僕を睨んだ
一瞬
僕は怯みスキルが解除され武器が棒に戻った
ドレッドナイト・ヴァルソールは見た目の割に素早く僕との距離を詰めた
僕は足にマナを集中させ走った
一撃でももらったら死
そう考えたほうがいい
僕は剣を思い浮かべながらスキルを使った
｢スキル『紅蓮火轟』｣
刀身が燃えた刀になった
僕は素早く斬りつけた
…びくともしていない様子だ
僕に向かって大剣が振り下ろされる
躱して攻撃を仕掛けるもダメージはほぼなさそうだ
仕方ない…スキルを２重にしてやろうか…
だが僕の持っているスキルは通常スキルと『水爆炎』と『紅蓮火轟』だ
何度も試したがレアスキルの獲得はできなかった
だからアンコモンスキルを作る
｢風×電気｣
〈スキル『[漢字]疾電[/漢字][ふりがな]しっでん[/ふりがな]』を獲得しました〉
僕は紅蓮火轟を解除して疾電を発動した
…しかし何も起きない
｢なん…で？｣
と僕が混乱していると重い一撃が腹に入った感覚がした
見るとドレッドナイト・ヴァルソールの拳が僕の横腹に入っている
僕は少し飛ばされた
｢いってぇ…｣
そういえば水爆炎もこの武器に使えなかった…
武器とスキルの相性があるのか…！
解釈を広げろ！
｢スキル『水爆炎』｣
何の変哲もない剣ができた
僕は思いっきり振りかぶりドレッドナイト・ヴァルソールに斬りかかった
ドン！
剣が当たるたびに爆発が起こる
このまま討伐してやる！
[右寄せ]to be continued[/右寄せ]