ピチピチのマチュピチュ美少女が好きなんです。
#1
ピチピチ男子はお人好し
「ああ、来ちまったか俺のアオハルが…」
通学路の真ん中で眩しい太陽を見ながら痛々しい独り言を呟いているのは[太字][漢字]八神亮平[/漢字][ふりがな]ヤガミリョウヘイ[/ふりがな][/太字]、健全ピチピチの男子高校生である。今日から俺は華やかな高校生…!そう、いわば[太字][漢字]青春[/漢字][ふりがな]アオハル[/ふりがな][/太字]シーズンど真ん中というわけだ。
アオハル…聞くだけで耳が溶けそう。この言葉を聞きながら飲む無糖のコーヒーが美味しいだろう…コーヒーは嫌いだけど。カフェオレが限界だぜ…
なぜこんなにも、俺のテンションが高いか…
『おはよ〜』
耳を澄まし、周りを見れば美男美女。なんという幸せだろうか…これが俺のテンションが高いわけだ。俺の通う東和花園高校は何より生徒数が多い。
体育祭、修学旅行、文化祭、その他諸々の行事も多く人が集まりやすいのだ。偏差値もそこそこに高い進学校でありながら、校則は軽め。
そのおかげか、新入生だろうと関係なく髪を染めてるやつが多い。ちなみに俺はというと茶い、ブラウンだ。金髪で行こうか迷ったがそこまでの勇気はなかった。
さっき美男美女が多いと言ったが、俺はその枠には入れないんだよな…いや、中学の時の俺に比べれば結構イケてるんだけどな。
はあ、なんと言っても制服がいいんだよな。くっそ、目が焼けそうだ。
ハハ、右見て左見て両手を上げれば目が眩しい。何言ってんだろ。そんなことは置いといてだ俺はピチピチのマチュピチュのJKを見てみたい。あ、なんか俺キモいな。
「おっす〜おはようリョっぺ〜」
「おうおはよー」
シューズを手に取った瞬間、俺の背後からお暑いバックハグをかましてくるイケメンは[太字][漢字]西園寺天音[/漢字][ふりがな]サイオンジアマネ[/ふりがな][/太字]。
なんだそのキラキラして目が焼けそうな名前は!バルス!目があ〜目があ〜!俺さっきから目が痛いな。目薬でも買っておこうかな。
アマネは俺と[漢字]同中[/漢字][ふりがな]オナチュウ[/ふりがな]であり、友人である。
「相変わらずのサラサラな髪の毛だ」
アマネの髪を見て思う。綺麗な黒髪、いいな…俺の髪の毛は癖っ毛だかんな…羨ましい。
「当たり前や。ひび女子の耳に優しい髪の毛を作っているんだ」
「なんで耳なんだよ。せめて口だろ」
「リョっぺ、ツッコミがツッコミをやってねえんだわ」
そんなツッコミを右耳で聞いて左耳でサラリと流す。おあいにく、ツッコミを聞く耳を持ち合わせていないんだ。
ガヤガヤと騒がしい教室に入る。偏差値が高いからガリ勉でインキャしかいないかもって思ったけど、そんなこともなくむしろピッチピチのギャルがいた。
「入学式終わってまだ一週間も経ってないのに、すげえよ」
アマネの言葉に縦に頭を振る俺は、よっこらしょいと椅子に座りスマホを眺める。
「リョっぺさ、流石にグラビアアイドルの雑誌見るのはやべえよ」
「いいじゃないか。こうやって水着姿の美女を見ながら、美男美女の声を聞く…最高だろ?」
「キモさが際立ってるな」
アマネの言葉がグサグサと刺さる。今、俺の心臓には穴がぽっかり空いてるんだけど。
「おーい席つけよ〜」
担任の矢島が来た…俺らの担任は30代後半の男の先生だ。ボサボサの髪にポツポツと生えるヒゲ。ぜってー独身だわ…
●
「ふう…今日1日をのりきったぜえ」
思いっきり背中と腰を伸ばす。気持ちいぜえ…初日の授業ということもあり自己紹介やオリエンテーションばかりだった。
「リョっぺ帰るよ」
「おう」
しかし、女友達ができることはなかったな。いや、喋りはしたんだがどうも俺と一緒にいるアマネばかり見ているんだよな。
くっそ…どうしてだよお。なんならアマネを紹介しろっていうやつばかりだよ。
ちっくしょー。
「腹減ったーどっか、コンビニ寄ろう」
「おい、おい、アマネよ寄り道はいけないぜ」
「なんでキメ顔で言うんだよ。いいじゃんか、奢るよ?」
「よし乗った!」
「コイツ…」
やれやれと首を横に振るアマネ。奢ると言われて断る必要がないだろ。
ふらふらと歩いていると、何やら騒がしい男女の姿。なんだなんだ痴話喧嘩か?ん?
「アマネ、あれは…」
「ナンパっすね」
『ねえ、この後予定あるかな?俺たちと遊ばない?』
『いえ…急いでいるので触らないでください。気持ち悪いです』
『そんなこと言わないでさ〜?ね?』
初めて見るな。本当にああ言うのいるんだな…
背格好的にあの3人の男共は大学生だろうか?ナンパに合ってる女の子は後ろ姿でよくわからないが、高校生だろう。
綺麗な紅色の髪、紅色ってなんか違うな…まあいいか。
『あの、どけてください』
『いいから、早く来いって!』
大学生の男が手を掴もうとした瞬間、俺は気づいたら体がうごいていた。
「ああ!ここにいたんだな全く、心配しただろ?」
「え…?」
「あ?君誰?」
「誰って、この子の連れですけど?何かようですか?ああ?」
ギロっと目の前にいる男3人を睨みつける。俺は生まれつき目つきが悪いことで有名だった。
びびらせるくらいおてのもんなんだよな。
「ああ、そ、そうだったのかそれはすみません。では、これで…」
逃げ去ろうとする3人の大学生に俺はボソッと釘を刺す。
「だっせえな。いいとして女の子に詰め寄るなんて何歳だよ」
「うっ…」
走り去っていくのを見届けながら、俺は女の子に声をかける。
「いやあ、すまんいきなり。大丈夫か?」
改めて見るとすげえかわいいな。天使か?いや、女神だ!一生推せるぜ。
「どうせ、あなたも私をナンパしにきたんでしょ?何が目的なの?」
ギロリと俺を睨みつける。結構鋭い目におじけずく俺。
「え?」
彼女の言葉に思わずアホみたいな声が出た。俺、ナンパ人に見えるのか?
通学路の真ん中で眩しい太陽を見ながら痛々しい独り言を呟いているのは[太字][漢字]八神亮平[/漢字][ふりがな]ヤガミリョウヘイ[/ふりがな][/太字]、健全ピチピチの男子高校生である。今日から俺は華やかな高校生…!そう、いわば[太字][漢字]青春[/漢字][ふりがな]アオハル[/ふりがな][/太字]シーズンど真ん中というわけだ。
アオハル…聞くだけで耳が溶けそう。この言葉を聞きながら飲む無糖のコーヒーが美味しいだろう…コーヒーは嫌いだけど。カフェオレが限界だぜ…
なぜこんなにも、俺のテンションが高いか…
『おはよ〜』
耳を澄まし、周りを見れば美男美女。なんという幸せだろうか…これが俺のテンションが高いわけだ。俺の通う東和花園高校は何より生徒数が多い。
体育祭、修学旅行、文化祭、その他諸々の行事も多く人が集まりやすいのだ。偏差値もそこそこに高い進学校でありながら、校則は軽め。
そのおかげか、新入生だろうと関係なく髪を染めてるやつが多い。ちなみに俺はというと茶い、ブラウンだ。金髪で行こうか迷ったがそこまでの勇気はなかった。
さっき美男美女が多いと言ったが、俺はその枠には入れないんだよな…いや、中学の時の俺に比べれば結構イケてるんだけどな。
はあ、なんと言っても制服がいいんだよな。くっそ、目が焼けそうだ。
ハハ、右見て左見て両手を上げれば目が眩しい。何言ってんだろ。そんなことは置いといてだ俺はピチピチのマチュピチュのJKを見てみたい。あ、なんか俺キモいな。
「おっす〜おはようリョっぺ〜」
「おうおはよー」
シューズを手に取った瞬間、俺の背後からお暑いバックハグをかましてくるイケメンは[太字][漢字]西園寺天音[/漢字][ふりがな]サイオンジアマネ[/ふりがな][/太字]。
なんだそのキラキラして目が焼けそうな名前は!バルス!目があ〜目があ〜!俺さっきから目が痛いな。目薬でも買っておこうかな。
アマネは俺と[漢字]同中[/漢字][ふりがな]オナチュウ[/ふりがな]であり、友人である。
「相変わらずのサラサラな髪の毛だ」
アマネの髪を見て思う。綺麗な黒髪、いいな…俺の髪の毛は癖っ毛だかんな…羨ましい。
「当たり前や。ひび女子の耳に優しい髪の毛を作っているんだ」
「なんで耳なんだよ。せめて口だろ」
「リョっぺ、ツッコミがツッコミをやってねえんだわ」
そんなツッコミを右耳で聞いて左耳でサラリと流す。おあいにく、ツッコミを聞く耳を持ち合わせていないんだ。
ガヤガヤと騒がしい教室に入る。偏差値が高いからガリ勉でインキャしかいないかもって思ったけど、そんなこともなくむしろピッチピチのギャルがいた。
「入学式終わってまだ一週間も経ってないのに、すげえよ」
アマネの言葉に縦に頭を振る俺は、よっこらしょいと椅子に座りスマホを眺める。
「リョっぺさ、流石にグラビアアイドルの雑誌見るのはやべえよ」
「いいじゃないか。こうやって水着姿の美女を見ながら、美男美女の声を聞く…最高だろ?」
「キモさが際立ってるな」
アマネの言葉がグサグサと刺さる。今、俺の心臓には穴がぽっかり空いてるんだけど。
「おーい席つけよ〜」
担任の矢島が来た…俺らの担任は30代後半の男の先生だ。ボサボサの髪にポツポツと生えるヒゲ。ぜってー独身だわ…
●
「ふう…今日1日をのりきったぜえ」
思いっきり背中と腰を伸ばす。気持ちいぜえ…初日の授業ということもあり自己紹介やオリエンテーションばかりだった。
「リョっぺ帰るよ」
「おう」
しかし、女友達ができることはなかったな。いや、喋りはしたんだがどうも俺と一緒にいるアマネばかり見ているんだよな。
くっそ…どうしてだよお。なんならアマネを紹介しろっていうやつばかりだよ。
ちっくしょー。
「腹減ったーどっか、コンビニ寄ろう」
「おい、おい、アマネよ寄り道はいけないぜ」
「なんでキメ顔で言うんだよ。いいじゃんか、奢るよ?」
「よし乗った!」
「コイツ…」
やれやれと首を横に振るアマネ。奢ると言われて断る必要がないだろ。
ふらふらと歩いていると、何やら騒がしい男女の姿。なんだなんだ痴話喧嘩か?ん?
「アマネ、あれは…」
「ナンパっすね」
『ねえ、この後予定あるかな?俺たちと遊ばない?』
『いえ…急いでいるので触らないでください。気持ち悪いです』
『そんなこと言わないでさ〜?ね?』
初めて見るな。本当にああ言うのいるんだな…
背格好的にあの3人の男共は大学生だろうか?ナンパに合ってる女の子は後ろ姿でよくわからないが、高校生だろう。
綺麗な紅色の髪、紅色ってなんか違うな…まあいいか。
『あの、どけてください』
『いいから、早く来いって!』
大学生の男が手を掴もうとした瞬間、俺は気づいたら体がうごいていた。
「ああ!ここにいたんだな全く、心配しただろ?」
「え…?」
「あ?君誰?」
「誰って、この子の連れですけど?何かようですか?ああ?」
ギロっと目の前にいる男3人を睨みつける。俺は生まれつき目つきが悪いことで有名だった。
びびらせるくらいおてのもんなんだよな。
「ああ、そ、そうだったのかそれはすみません。では、これで…」
逃げ去ろうとする3人の大学生に俺はボソッと釘を刺す。
「だっせえな。いいとして女の子に詰め寄るなんて何歳だよ」
「うっ…」
走り去っていくのを見届けながら、俺は女の子に声をかける。
「いやあ、すまんいきなり。大丈夫か?」
改めて見るとすげえかわいいな。天使か?いや、女神だ!一生推せるぜ。
「どうせ、あなたも私をナンパしにきたんでしょ?何が目的なの?」
ギロリと俺を睨みつける。結構鋭い目におじけずく俺。
「え?」
彼女の言葉に思わずアホみたいな声が出た。俺、ナンパ人に見えるのか?
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