淡い恋が飽和する。
「憐華ー、雪見の大福風アイス買ってきたから食べよー」
「( ・∀・)イイ!!大福アイス!!」
「もー、慌てて食べ過ぎだっての!口につきまくりじゃん(笑)」
「え、ほんと?最悪だよ〜…」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヒュ~…
冷たかった。
ただ、思い出にふけっていただけの私の頬を、冬の冷たくなった風が撫でた。
もう冬だというのに、私はまだ、中学の頃を思い出している。
…もうそろそろあきらめるべきだと言うのに。
そんな考えを吐き出すかのように、私はため息をつく。
やけに、私の息は白く見えた。
「そこどけ」
不意に、私の耳に入ってきたのは、少し大人びた声。
声の主をたどるように、私は目線を上げる。
黒い髪に、青い目。はたから見れば、なかなかに整った顔をしていた。
私は興味ないが。
「あんた誰」
「こっちが聞きてーよ、ていうかなんで寒いのにここにいんだよ」
※現在地、冬真っ只中の中庭。セーラー服しか着てません。
「そんなの私が聞きたいんですが。ここにいるのは、女子のなんか甘ったるい匂いに酔ったからです」
「寒くないのか?」
「は?寒いに決まってんじゃんあんたの脳おかしいんですか?ていうかそんなこと急に聞くもんじゃないと思うんだけど」
「急にキレんなよ、怖いわ!」
「( ˙-˙ )スン…あ、ごめん、名乗ってなかったわ。栗花落 憐華(つゆり れんか)です」
「俺は冰室 翠(ひむろ あおい)」
「てかさ、お前いっつも学年1位のやつじゃん」
「それを言うならあなたも学年2位ですよね?」
そんなこんなで出会った、学年1位、2位の私達。
まさか、あんな事になるなんて、思わなかったけど。
「( ・∀・)イイ!!大福アイス!!」
「もー、慌てて食べ過ぎだっての!口につきまくりじゃん(笑)」
「え、ほんと?最悪だよ〜…」
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ヒュ~…
冷たかった。
ただ、思い出にふけっていただけの私の頬を、冬の冷たくなった風が撫でた。
もう冬だというのに、私はまだ、中学の頃を思い出している。
…もうそろそろあきらめるべきだと言うのに。
そんな考えを吐き出すかのように、私はため息をつく。
やけに、私の息は白く見えた。
「そこどけ」
不意に、私の耳に入ってきたのは、少し大人びた声。
声の主をたどるように、私は目線を上げる。
黒い髪に、青い目。はたから見れば、なかなかに整った顔をしていた。
私は興味ないが。
「あんた誰」
「こっちが聞きてーよ、ていうかなんで寒いのにここにいんだよ」
※現在地、冬真っ只中の中庭。セーラー服しか着てません。
「そんなの私が聞きたいんですが。ここにいるのは、女子のなんか甘ったるい匂いに酔ったからです」
「寒くないのか?」
「は?寒いに決まってんじゃんあんたの脳おかしいんですか?ていうかそんなこと急に聞くもんじゃないと思うんだけど」
「急にキレんなよ、怖いわ!」
「( ˙-˙ )スン…あ、ごめん、名乗ってなかったわ。栗花落 憐華(つゆり れんか)です」
「俺は冰室 翠(ひむろ あおい)」
「てかさ、お前いっつも学年1位のやつじゃん」
「それを言うならあなたも学年2位ですよね?」
そんなこんなで出会った、学年1位、2位の私達。
まさか、あんな事になるなんて、思わなかったけど。