『赤葦くーん！』








「○○先輩」











体ごとこちらへくるりと向けて私の目を見る赤葦くん

んふふ、楽しみだっなぁ！












『ちょっとついて来てね！』







「あっ、はい」










私の「着いてきて」が日常茶飯事なせいか、慣れてるな、返事が............

赤葦くんの手を引き、少し早足で部室へと向かう
































『じゃじゃーん！此処はどこでしょう！？』








「部室......っすかね」









『そう！我らの味方！部室〜！！............なんだけどぉ』












そう言うと赤葦くんが、「情緒不安定すか」と少し笑いながら言ってくる

此奴..........！

殴りたい気持ちを抑えて部室のドアに手を掛ける












『今日は部室じゃなくて.............』














ドアノブを完全に回して引く

自分達の目に映り込んできたのは謎の爆発音と、テープ














『キミの誕生日を祝う場所ですっ！！』

















「............」
















そう言うと固まる赤葦くん

中には木兎、木葉、その他大勢が居て、皆其々祝い物を持っている














『ど？あかーしくんよ』















私が赤葦くんの方を見ながら問いかけると、彼はふわりと笑いか細い声で言った

















「................ありがとうございます.....」













『んふふ、キミが満足ならおーけーですっ！』















（誕生日おめでとうねっ！赤葦くん！）