護衛「蒼空様！先ほどお父様が重い病気に罹ってしまったと伝達が...！」

蒼空「えっ､お父さんが...！？」

護衛「はい...余命は長くて5年､短くて3年､と...」

蒼空「そんな...」

「おや､もしかして結構まずい状況かい？」

蒼空「はい...お父さんが...」

「...そうかい......じゃあ､早く帰りなさい」

蒼空「えっ､でも...」

「お父さんが危ないんだろ？余命が5年でも､もしかしたらすぐ死んじゃうかも知れない」

「だから､早く帰りなさい」

蒼空「っ...ありがとうございます.....！」

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薫「.......あっ､蒼空様！」

蒼空「薫！...お父さんの容態は？」

薫「今は薬を飲んで寝ています」

薫「先ほどまでは慌てていましたが...落ち着いているようです」

蒼空「そっか...なら良かった...のかな」

薫(5年以上生きてもらえればいいんですけどね...短命だとこの国を治める人がいなくなるから...)