二次創作
現代最強の娘に転生したけど、それが何だっていうの?
「おいで」
誰にも聴こえないように呟いて、これまた誰にも見えない様に机の下から担任に手を伸ばした。
そうすると担任に巻きついていたお化けたちは、シュルシュルと私に寄ってきて巻き付いた。
はいはい、暫く体重いけど耐えますよっと。
前の子がギョッとしたようにこっちを見る。視線の先には私に絡みつくお化けちゃん。
ああ、この子も見えるタイプね理解。
お化けちゃんは私が抑えてはいるけど視線を送り過ぎるのはよくないので、「前向かないとダメだよ」っと小学生らしく小声で注意する。
それに前の健太?くんは戸惑ったようだけど、素直に頷いで前を向いた。
良い子、良い子。
ガイダンスも終わって解散になったらパトロンと一緒に帰るつもりだったんだけど、先生に呼び止められた。
ああ、もう目をつけられたのか。
そんなことを思いながら先生におへそを向けるように振り返った。
「○○ちゃん」
「せんせぇ、どうしたの?……あっ、どうされます、んあれ?ちがう?えっと、どうされたんですか?」
「ふふふっ、無理に敬語じゃなくていいんだよ」
「でもせんせいにはけいごじゃないとダメだって。せんせぇはうやまないと?いけないひとって、いってた……いってました!」
「そっかぁ、ご両親はしっかりしてらっしゃるのね」
「?はい!」
というかこんな場所であだ名で呼ぶな、家族の話をするな。
もしかしてデリカシーというものが存在してない感じ?
という感情は抑えて、よく分からないという顔をした後に、ニカっと天真爛漫に笑った。
幼稚園行ったことないけど、幼稚園を上がったばっかりな小学生の舌っ足らずな喋り方で敬語を使うことで、保護者の教育がしっかりしてるということを周りの保護者にアピールする。
あの母親に教育された覚えはないけど、お母さんぶりたいパトロンには言われたので言っておく。
そうするとパトロンは私が言うことをしっかり聞いていると思って、支配欲と庇護欲が満たされて良い気分。
じゃあますます私が気になっちゃうよね?
そこまで来たらあとは落ちるだけ。
せいぜい私を好きになっていいように働いてね、[漢字]パトロン[/漢字][ふりがな]お母さん[/ふりがな]。
「●●ちゃーん、お家帰るよー」
「はーい!今行くよー!!じゃあ、先生さようなら!!」
ナイスタイミング、後でいっぱいヨシヨシしてあげましょうね。
パトロンに駆け寄って手を繋ぐ。
ペンだこが出来た大きな手は、私を離すまいと痛いぐらいギュッと握る。
車までの道のりだけだったけどちょっと痕になっちゃった。
元警察官の彼女はあの担任の違和感に気付いたのだろう。
よし、あともうひと推し。
「あのせんせえ、なんかへんなかんじ………」
「そうよねぇ。私もそう思う。……生徒をあだ名で呼んだり明らかに訳ありって分かる子の家族について公の場で話したり、デリカシーが足りてないわね」
「でりかしー?」
「ああ、気遣いってことよ。あの先生は相手が傷つかないようにする配慮するのがあんまり出来てないわ」
ふんふんっと、真面目な顔で聞いていたら頭を撫でられた。
デリカシーの意味なんてっとくの昔に知ってるけど、パトロンたちにとって私は世間知らずの幼女なので難しそうな単語は質問している。
さて、私が違和感を感じた事を主張すれば後はパトロンの情報網であの担任について調べてくれるでしょう。
私がやらないといけないのはこの子たちについてだよねぇ。
私の体に巻き付くお化けちゃんたちをパトロンには見られないようにそっと撫でた。
気持ちよさそうにしちゃって可愛いなぁ。
やろうと思えば消すこともできるけど、それじゃあ可哀想だから有効活用してあげなきちゃ。
ね?
誰にも聴こえないように呟いて、これまた誰にも見えない様に机の下から担任に手を伸ばした。
そうすると担任に巻きついていたお化けたちは、シュルシュルと私に寄ってきて巻き付いた。
はいはい、暫く体重いけど耐えますよっと。
前の子がギョッとしたようにこっちを見る。視線の先には私に絡みつくお化けちゃん。
ああ、この子も見えるタイプね理解。
お化けちゃんは私が抑えてはいるけど視線を送り過ぎるのはよくないので、「前向かないとダメだよ」っと小学生らしく小声で注意する。
それに前の健太?くんは戸惑ったようだけど、素直に頷いで前を向いた。
良い子、良い子。
ガイダンスも終わって解散になったらパトロンと一緒に帰るつもりだったんだけど、先生に呼び止められた。
ああ、もう目をつけられたのか。
そんなことを思いながら先生におへそを向けるように振り返った。
「○○ちゃん」
「せんせぇ、どうしたの?……あっ、どうされます、んあれ?ちがう?えっと、どうされたんですか?」
「ふふふっ、無理に敬語じゃなくていいんだよ」
「でもせんせいにはけいごじゃないとダメだって。せんせぇはうやまないと?いけないひとって、いってた……いってました!」
「そっかぁ、ご両親はしっかりしてらっしゃるのね」
「?はい!」
というかこんな場所であだ名で呼ぶな、家族の話をするな。
もしかしてデリカシーというものが存在してない感じ?
という感情は抑えて、よく分からないという顔をした後に、ニカっと天真爛漫に笑った。
幼稚園行ったことないけど、幼稚園を上がったばっかりな小学生の舌っ足らずな喋り方で敬語を使うことで、保護者の教育がしっかりしてるということを周りの保護者にアピールする。
あの母親に教育された覚えはないけど、お母さんぶりたいパトロンには言われたので言っておく。
そうするとパトロンは私が言うことをしっかり聞いていると思って、支配欲と庇護欲が満たされて良い気分。
じゃあますます私が気になっちゃうよね?
そこまで来たらあとは落ちるだけ。
せいぜい私を好きになっていいように働いてね、[漢字]パトロン[/漢字][ふりがな]お母さん[/ふりがな]。
「●●ちゃーん、お家帰るよー」
「はーい!今行くよー!!じゃあ、先生さようなら!!」
ナイスタイミング、後でいっぱいヨシヨシしてあげましょうね。
パトロンに駆け寄って手を繋ぐ。
ペンだこが出来た大きな手は、私を離すまいと痛いぐらいギュッと握る。
車までの道のりだけだったけどちょっと痕になっちゃった。
元警察官の彼女はあの担任の違和感に気付いたのだろう。
よし、あともうひと推し。
「あのせんせえ、なんかへんなかんじ………」
「そうよねぇ。私もそう思う。……生徒をあだ名で呼んだり明らかに訳ありって分かる子の家族について公の場で話したり、デリカシーが足りてないわね」
「でりかしー?」
「ああ、気遣いってことよ。あの先生は相手が傷つかないようにする配慮するのがあんまり出来てないわ」
ふんふんっと、真面目な顔で聞いていたら頭を撫でられた。
デリカシーの意味なんてっとくの昔に知ってるけど、パトロンたちにとって私は世間知らずの幼女なので難しそうな単語は質問している。
さて、私が違和感を感じた事を主張すれば後はパトロンの情報網であの担任について調べてくれるでしょう。
私がやらないといけないのはこの子たちについてだよねぇ。
私の体に巻き付くお化けちゃんたちをパトロンには見られないようにそっと撫でた。
気持ちよさそうにしちゃって可愛いなぁ。
やろうと思えば消すこともできるけど、それじゃあ可哀想だから有効活用してあげなきちゃ。
ね?