雨宮詩音の、100楽曲。
私は朝、ため息をついた。
今日は歌子が休みだ。本当につまらない。
「空!」
誰かに名前を呼ばれて、私は振り返った。
っていうか、私のこと、こんな親しげに呼ぶ人間、歌子以外にこのクラスにいたっけ?
その人物は、なんと雨宮くんだった。
「なっ、なにっ!」
私は思わず声が裏返った。
「空、昨日ありがとう」
「え、私、雨宮くんに、なんかしたっけ?」
っていうか、いきなり空呼び⁉︎
恥ずかしいんだけどっ!
「昨日、ピアノ良かったって言ってくれたの、嬉しかった」
「ああ」
あれか。
「ほんとに良かったよ」
あれはマジで、すごかった。
「もっと聴いてたかった」
私がそういうと、雨宮くんは顔をぱあっと輝かせた。
「あのさ空、僕、最近仲良くなったやつが今日休みで、暇なんだ。空もさ、今日[漢字]鳴海[/漢字][ふりがな]なるみ[/ふりがな]さん休みだよね? 良かったら一緒に話さない?」
「う、うん」
雨宮くんなら話合いそうな感じがするし、私も暇だから。
? 鳴海さん…。鳴海というのは、歌子のことだ。
ってことは。
私だけ呼び捨てっ⁉︎
なんでっ⁉︎
なんと雨宮くんと、気が合いすぎてやばい!
歌子と同じくらい合う!
夢中になって話してたら、キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴った。
いつもなら暇な時間がやっと終わったと息を吐きたくなる音なのに、今日はなんだか憎らしい。
「あのっ、雨宮くん…」
私は勇気を出して言った。
「私と、友達に、ならないっ?」
雨宮くんは、即答。
「こっちこそだよ」
よっしゃあーっ! 友達二人目、ゲット!
今日は歌子が休みだ。本当につまらない。
「空!」
誰かに名前を呼ばれて、私は振り返った。
っていうか、私のこと、こんな親しげに呼ぶ人間、歌子以外にこのクラスにいたっけ?
その人物は、なんと雨宮くんだった。
「なっ、なにっ!」
私は思わず声が裏返った。
「空、昨日ありがとう」
「え、私、雨宮くんに、なんかしたっけ?」
っていうか、いきなり空呼び⁉︎
恥ずかしいんだけどっ!
「昨日、ピアノ良かったって言ってくれたの、嬉しかった」
「ああ」
あれか。
「ほんとに良かったよ」
あれはマジで、すごかった。
「もっと聴いてたかった」
私がそういうと、雨宮くんは顔をぱあっと輝かせた。
「あのさ空、僕、最近仲良くなったやつが今日休みで、暇なんだ。空もさ、今日[漢字]鳴海[/漢字][ふりがな]なるみ[/ふりがな]さん休みだよね? 良かったら一緒に話さない?」
「う、うん」
雨宮くんなら話合いそうな感じがするし、私も暇だから。
? 鳴海さん…。鳴海というのは、歌子のことだ。
ってことは。
私だけ呼び捨てっ⁉︎
なんでっ⁉︎
なんと雨宮くんと、気が合いすぎてやばい!
歌子と同じくらい合う!
夢中になって話してたら、キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴った。
いつもなら暇な時間がやっと終わったと息を吐きたくなる音なのに、今日はなんだか憎らしい。
「あのっ、雨宮くん…」
私は勇気を出して言った。
「私と、友達に、ならないっ?」
雨宮くんは、即答。
「こっちこそだよ」
よっしゃあーっ! 友達二人目、ゲット!