雨宮詩音の、100楽曲。
僕は病気だった。
泣いている家族。
ピアノを触れない、鉛筆も握れない右手。
僕は絶望に陥った。
もう、終わりだ・・・!
ある日僕は病院を抜け出した。
もうどうにでもなれと思った。
そして同い年くらいの女の子に出逢った。
彼女は僕の包帯だらけの腕を見て、心配そうに聞いてきた。
どうしたの? 痛いの?
女の子は、じゃあ歌ってあげる! と歌い出した。
音程はズレまくりで、まだまだ初心者って感じだったけど・・・僕はいつの間にか泣いていた。
僕のためを思って歌ってくれたのが嬉しかった。
彼女はそれを見てびっくりした。
えっ、やだった?
ううん・・・良かったよ。すごく。
女の子はすごく嬉しそうに笑った。
よかったぁ。
それからも、僕は彼女の笑顔を忘れることはなかった。
彼女の歌を思い出すと、不思議と元気が出た。
僕は鉛筆が持てて、ピアノが弾けるくらい、回復した。
僕は嬉しかった。
でも、そんな毎日にも、終わりはやってきた。
傷口から入った菌の症状が出たのだ。
僕はもうだめだ、と思った。
人の命なんて、こんなもんなんだ。
僕が最後に創った曲は・・・。
そして彼女の名は・・・。
泣いている家族。
ピアノを触れない、鉛筆も握れない右手。
僕は絶望に陥った。
もう、終わりだ・・・!
ある日僕は病院を抜け出した。
もうどうにでもなれと思った。
そして同い年くらいの女の子に出逢った。
彼女は僕の包帯だらけの腕を見て、心配そうに聞いてきた。
どうしたの? 痛いの?
女の子は、じゃあ歌ってあげる! と歌い出した。
音程はズレまくりで、まだまだ初心者って感じだったけど・・・僕はいつの間にか泣いていた。
僕のためを思って歌ってくれたのが嬉しかった。
彼女はそれを見てびっくりした。
えっ、やだった?
ううん・・・良かったよ。すごく。
女の子はすごく嬉しそうに笑った。
よかったぁ。
それからも、僕は彼女の笑顔を忘れることはなかった。
彼女の歌を思い出すと、不思議と元気が出た。
僕は鉛筆が持てて、ピアノが弾けるくらい、回復した。
僕は嬉しかった。
でも、そんな毎日にも、終わりはやってきた。
傷口から入った菌の症状が出たのだ。
僕はもうだめだ、と思った。
人の命なんて、こんなもんなんだ。
僕が最後に創った曲は・・・。
そして彼女の名は・・・。