今日は週末で凛さんと買い物に行くことになった。凛さんの私服姿はとてもきれいで自分がちっぽけに見えるほどのものだった。
「凛さんなにかほしいものある？」
「ん〜あんまりないけど最近寒くなってきたからマフラーがほしいかも」
僕達は無事マフラーを買い終え、時間が余ったのでゲーセンに行った。
「凛さんこのゲームやろうよ」
僕がやろうとしたゲームは銃でゾンビを倒すもので、僕は何回かやったことがあって結構得意なゲームだが、見た感じ凛さんはやったことなさそうで、ここはいいところを見せるチャンス頑張るぞー
・数分後・
「負けたー」
僕は負けてしまった。なんだあの凛さんの動きは、全部のゾンビをヘットショットするなんて、しかもフルスコアを出されてしまい完全敗北した。
さすがプロの殺し屋だ。改めて僕は凛さんの凄さを知った。
いやまだ諦めるな絶対に勝って見せる。
・１時間後・
「はぁはぁ」
どうしてだ勝てるものが一つもないんだ、僕はこの一時間全力をつくしたはずだ。すごく悔しい、そんな気持ちを抱えながら家に帰った。
「お姉ちゃんおかえりー」
部屋の奥から声が聞こえた。
部屋に入ると高校生くらいの女の子がソファーで寝っ転がっていた。
「雪菜、勝手に家に入っちゃだめでしょ」
「え〜別にいいじゃん」
その女の子は冬美雪菜（ふゆみせつな）ちゃんで凛さんの実の妹であるが凛さんとはほぼ真逆の性格をしている。
「こんにちは雪菜ちゃん」
「おまえに挨拶されるほど私達仲良くないよね」
このとうり雪菜ちゃんは僕のことを嫌っている。だって明らかに凛さんとは対応の仕方が違う。
「今日は何しに来たの雪菜？」
「それはね、来週にある殺し屋ランク認定試験の練習をお姉ちゃんに手伝ってほしくてきたの」
「凛さん殺し屋ランク認定試験て何？」
凛さんによると殺し屋の実力を図る試験で、ランクが高いほど難しい仕事や報酬のいい仕事がもらえるらしく、ランクは、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナにわかれている。ちなみに凛さんはプラチナランクで殺し屋の中でも上位１％にはいる実力らしい。
「で、何をしてほしいの雪菜？」
「今週末に水泳の練習を手伝ってほしいの」
「わかったいいよ」
「やった〜」
「じゃあもうそろそろ家に帰るね、またね〜お姉ちゃん」
すごく元気のある明るい子だよなー
「そういえば凛さん水着持ってるの」
「ん〜多分持ってない」
「また今度回にいけばいいよ」
それより全力で動きすぎてもう動けない今日はもう寝よう明日仕事だし、僕はお風呂に入ったあとすぐに眠りについた。
朝になって僕はまぶたを開くと隣で凛さんが寝ていた。
今日は仕事がなかったらしい。
凛さんの寝顔を見ながら僕は起きた。