二次創作
【参加型】つまりそれって、冒涜的なサークル活動【HQホラー】
「お゙ばげや゙だぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙!!」
「急に精神年齢が下がったわね………貴方、オカルト好きじゃなかったの?」
「ゔぇっぐ、ちがぃよぉぉぉおお、私が好きななのはオカルトであってお化けじゃないのぉぉぉおおお!!!」
えぐえぐと泣く聖をなだめながら、結衣はナッちゃん先輩のいう通り大学の心霊調査に赴いていた。
校内には人が少ないとはいえもちろん人は居るので、すれ違う人みんなが泣きじゃくる聖不思議そうな顔で見てくるが無視である。
堂々となんの恥ずかしげもなさそうに歩けば、みんな一瞬みただけで「訳あり」「事情があるんだろう」「どうでもいいや」っと勝手に判断して勝手に視線を逸らす。
19年という短い結衣の人生で見だした一種の処世術だ。
____この大学の七不思議について調べて欲しいんだよねぇ〜調べるっていっても七不思議の内容と実際見たことだけ書いて、あとからTwitterに乗ってる都市伝説の考察適当に載せたらいいから。取り敢えず、オカルトサークルは活動してまーすって事だけアピールできたらいいから。
だが、自らをナッちゃんと名乗るあの難解な生物の処世術はこの短い人生では編み出されていなかった。
結衣と聖が大学内で注目を浴びる原因になったのは紛れもなくオカルトサークル代表のナッちゃんのせいだ。
オカサーに無理やり所属させられるし、突然サークルの活動と称して大学の七不思議の調査を命じられるし…………あの人に関わると碌な事はないわね。
っと、結衣は心の中で愚痴りながらナッちゃん先輩に持たされた「七不思議一覧 全部調査するまで帰れま10」というタイトルが印刷された紙を広げる。
[水平線]
1.不老不死の金魚『シャーロット』
理事長が就任した時、理事長と一緒にこの大学にやってきた金魚の『シャーロット』
金魚の平均寿命は2年〜10年年とされているがテトラは校長が就任した当時、つまり30年前から生きているのだ。
シャーロットは今も校長室の水槽で、悠々自適に泳いでいる。もしかしたら、いつかこの大学が廃校になる頃までテトラは生きているのかも………
2.正体不明の『ナッちゃん先輩』
オカルトサークル代表の名前を知っている者は誰もいない。
学生はおろか、教授でさえ、その人物が何という名前で、どこの学部なのか、そもそも女子なのか男子なのか……知っている者は1人もいない。
あまりにも謎の存在であるが故に、実は幽霊なのではないかという噂さえある。
3.図書館最奥の本棚
その本を見つけた者はみな死が訪れる。
我が校の図書館の入り口から一番離れた奥の場所は生徒達が読書や課題をするスペースとなっているが、ときおり真っ黒な本棚がどこからともなく現れるらしい。その本棚の中にある本を手に取った者は皆、例外なく死んで行く………
4.パソコン室の猫
パソコン室には猫がいる。
教授らに可愛がられている猫は大学校内でよく見かけるが、パソコンの猫には要注意。
もしも、パソコン室で目つきが悪い三毛猫を運悪くも見てしまったら、あなたには不幸が訪れるだろう。だが、禍を転じて福と為すという言葉もあるので不幸なことをきっかけに学園生活を彩る恋人を見つけられるかも………?
5.開かずの間の「[漢字]Twinkle Twinkle Little Star[/漢字][ふりがな]きらきら星[/ふりがな]」
その絵を見れば狂ってしまう。
美術コースの教室が集まる通称美術棟の地下備品管理室、通称開かずの間に封印されている絵。
「[漢字]Twinkle Twinkle Little Star[/漢字][ふりがな]きらきら星[/ふりがな]」という題名の通り、夜空に輝く星を描いているのだが、その絵は見つめすぎると星の輝きに目を焼かれて失明してしまう。
この絵を描いた当時の美術コースの生徒は目を灼かれてもうこの世にはいない……
6.体育館の教官室の止まった壁時計
バスケ部が練習している第二体育館の教官室には、何故か17時29分を指したまま動くことのない、故障した壁掛け時計がある。
今から十五年前、監督の行き過ぎた指導に耐えかねた1人の生徒が、金属バットで監督を殴り殺したという事件があった。
この時計は監督がその生徒に殺された、その瞬間の時刻を指しているらしい。
7.噴水の幽霊
引き摺り込まれないように気をつけましょう。
文系キャンパスの広場に奇妙な噴水場がある。一見すると水が出なくなった噴水だが、夕方にその噴水に近づくととんでもないイケメンがいるらしい。そんなイケメンに話しかけられたからと言って、返事をしてはいけない。
なぜならそのイケメンは実は幽霊で、自分よりも恋人に似ている女子に声をかけて、違うと分かったら怒り狂って噴水に引き摺り込んでしまうらしい。
[水平線]
「聖ちゃんこれ見て。2番は多分ナッちゃん先輩のことだし、お化けっぽいの7番の噴水の幽霊だけよ」
「ぼん゙どだ」
「7番は最後に私だけで行くから取り敢えず泣き止んでちょうだい。やだもう、鼻水もびちょびちょじゃない。ほら、ちーん」
「ぢーん」
テッシュを適当なゴミ箱で捨てて、自動販売機で冷たい飲み物を買って聖にあたえる。
結衣の性質は元来の世話焼きであるためちょっとおバカで子供っぽい聖と相性が良かった。
そんな相性抜群の二人は七不思議の調査のために大学内を歩き出す。
「急に精神年齢が下がったわね………貴方、オカルト好きじゃなかったの?」
「ゔぇっぐ、ちがぃよぉぉぉおお、私が好きななのはオカルトであってお化けじゃないのぉぉぉおおお!!!」
えぐえぐと泣く聖をなだめながら、結衣はナッちゃん先輩のいう通り大学の心霊調査に赴いていた。
校内には人が少ないとはいえもちろん人は居るので、すれ違う人みんなが泣きじゃくる聖不思議そうな顔で見てくるが無視である。
堂々となんの恥ずかしげもなさそうに歩けば、みんな一瞬みただけで「訳あり」「事情があるんだろう」「どうでもいいや」っと勝手に判断して勝手に視線を逸らす。
19年という短い結衣の人生で見だした一種の処世術だ。
____この大学の七不思議について調べて欲しいんだよねぇ〜調べるっていっても七不思議の内容と実際見たことだけ書いて、あとからTwitterに乗ってる都市伝説の考察適当に載せたらいいから。取り敢えず、オカルトサークルは活動してまーすって事だけアピールできたらいいから。
だが、自らをナッちゃんと名乗るあの難解な生物の処世術はこの短い人生では編み出されていなかった。
結衣と聖が大学内で注目を浴びる原因になったのは紛れもなくオカルトサークル代表のナッちゃんのせいだ。
オカサーに無理やり所属させられるし、突然サークルの活動と称して大学の七不思議の調査を命じられるし…………あの人に関わると碌な事はないわね。
っと、結衣は心の中で愚痴りながらナッちゃん先輩に持たされた「七不思議一覧 全部調査するまで帰れま10」というタイトルが印刷された紙を広げる。
[水平線]
1.不老不死の金魚『シャーロット』
理事長が就任した時、理事長と一緒にこの大学にやってきた金魚の『シャーロット』
金魚の平均寿命は2年〜10年年とされているがテトラは校長が就任した当時、つまり30年前から生きているのだ。
シャーロットは今も校長室の水槽で、悠々自適に泳いでいる。もしかしたら、いつかこの大学が廃校になる頃までテトラは生きているのかも………
2.正体不明の『ナッちゃん先輩』
オカルトサークル代表の名前を知っている者は誰もいない。
学生はおろか、教授でさえ、その人物が何という名前で、どこの学部なのか、そもそも女子なのか男子なのか……知っている者は1人もいない。
あまりにも謎の存在であるが故に、実は幽霊なのではないかという噂さえある。
3.図書館最奥の本棚
その本を見つけた者はみな死が訪れる。
我が校の図書館の入り口から一番離れた奥の場所は生徒達が読書や課題をするスペースとなっているが、ときおり真っ黒な本棚がどこからともなく現れるらしい。その本棚の中にある本を手に取った者は皆、例外なく死んで行く………
4.パソコン室の猫
パソコン室には猫がいる。
教授らに可愛がられている猫は大学校内でよく見かけるが、パソコンの猫には要注意。
もしも、パソコン室で目つきが悪い三毛猫を運悪くも見てしまったら、あなたには不幸が訪れるだろう。だが、禍を転じて福と為すという言葉もあるので不幸なことをきっかけに学園生活を彩る恋人を見つけられるかも………?
5.開かずの間の「[漢字]Twinkle Twinkle Little Star[/漢字][ふりがな]きらきら星[/ふりがな]」
その絵を見れば狂ってしまう。
美術コースの教室が集まる通称美術棟の地下備品管理室、通称開かずの間に封印されている絵。
「[漢字]Twinkle Twinkle Little Star[/漢字][ふりがな]きらきら星[/ふりがな]」という題名の通り、夜空に輝く星を描いているのだが、その絵は見つめすぎると星の輝きに目を焼かれて失明してしまう。
この絵を描いた当時の美術コースの生徒は目を灼かれてもうこの世にはいない……
6.体育館の教官室の止まった壁時計
バスケ部が練習している第二体育館の教官室には、何故か17時29分を指したまま動くことのない、故障した壁掛け時計がある。
今から十五年前、監督の行き過ぎた指導に耐えかねた1人の生徒が、金属バットで監督を殴り殺したという事件があった。
この時計は監督がその生徒に殺された、その瞬間の時刻を指しているらしい。
7.噴水の幽霊
引き摺り込まれないように気をつけましょう。
文系キャンパスの広場に奇妙な噴水場がある。一見すると水が出なくなった噴水だが、夕方にその噴水に近づくととんでもないイケメンがいるらしい。そんなイケメンに話しかけられたからと言って、返事をしてはいけない。
なぜならそのイケメンは実は幽霊で、自分よりも恋人に似ている女子に声をかけて、違うと分かったら怒り狂って噴水に引き摺り込んでしまうらしい。
[水平線]
「聖ちゃんこれ見て。2番は多分ナッちゃん先輩のことだし、お化けっぽいの7番の噴水の幽霊だけよ」
「ぼん゙どだ」
「7番は最後に私だけで行くから取り敢えず泣き止んでちょうだい。やだもう、鼻水もびちょびちょじゃない。ほら、ちーん」
「ぢーん」
テッシュを適当なゴミ箱で捨てて、自動販売機で冷たい飲み物を買って聖にあたえる。
結衣の性質は元来の世話焼きであるためちょっとおバカで子供っぽい聖と相性が良かった。
そんな相性抜群の二人は七不思議の調査のために大学内を歩き出す。