ん…？無機質な消毒液と電子音とが合わさった空気に押されるようにして，私は目を開ける。


周りには，看護師が医療機器などを運びながら，せわしなく行き来していた。
じじっと目を凝らすと，案外とても簡単に職員尚を見ることができた。これも神のおかげなのかな？


そして，その名札のようなものには，はっきりと「天医会総合病院」と書いていた。


それで私はテンションが上がっていくのを感じた。転生したんだ！！！




「君が●●○○ちゃんかな？」

ふいに声をかけられた。


これまでこの子の運命はどんなものだったのかわからない。

というか勝手に映像が頭の中に…



あ，お母さんとお父さんとどっか行くときに事故ったのか。


ふーん，わかった。こ両親が亡くなったのね？この子の。


まぁいいの！今は統括診断部に行きたいの！


「言いにくいんだけど，お父さんとお母さんはしｎ」


だだだだだ…



どてっ



ガーン，私子供だから走っても息切れしてこける…


「お母さんたちはそっちにいないよ」

「こっち」
　

いーえ，私が許さないんだよそれを！（（（家族だろ一応


よし，いったんついていこう。



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ見終わった




えー，人が亡くなったっていうのに，テンションがおかしくてすいませんでした。



あー！！！！！！！！！


小鳥遊　優って書いてる名札が見えたぞ！！


百メートル先にいる！


ついていこう！！！！！！！







さっきまでの謝罪って何だったんだ。