「お前･･･息をしているのか？」
「う･･･んんんんんんん。え、お前は誰だ？アイツらの味方か？」
「いや、俺はゲームのモンスターに殺されかけた現実世界の生存者の1人だ。学校のあちこちを見ていたが、やっぱり生存者はお前と俺だけだ。」
「え、それなら･･･俺の家は？」
[中央寄せ]主人公の家[/中央寄せ]
「くすぐったら勝てるかな。あ、勝てた。」
一応主人公の家に居たのはモブキャラでくすぐっただけで勝てる超絶クソ雑魚キャラ(雑魚すぎて逆にすごい)だったから大丈夫だったが、学校から家はすごく近い。
家が標的にされる前に家に行こう。
「てかお前、名前なんだ？聞き忘れてた。」
「俺･･･？早乙女隆戯だけど、お前は何なんだ？」
「ああ、俺はクロース・佐理だ。よろしく。」
「お前ってハーフか？」
「うん、まぁ･･･そうだな。」
ドバイの母と日本の父のハーフらしい。てかこんな話をしている場合だともうすぐ家が標的になってしまう。今現実とゲームが融合しており話してる暇がない、それを忘れていた(1番忘れちゃいけないこそを忘れてて草)ので、家に行くことに〜。
[中央寄せ]早乙女の家[/中央寄せ]
「え、コイツデビルショーグリンの中ボスじゃね？中ボスめっちゃ強いイメージあったし俺達人生諦めるw」
「終わりだぁ！」
「フハハハハハハ。お前の命を頂いた。」
一体、誰が自分達を援護したのか！？
「お、お前誰だ？」
「怪盗･･･ですよ。一命を頂いたと言っていますが、眠らせただけです。眠ってる間にこの家を移動させましょう！」