二次創作
からふるぴーちには溺愛している女の子がいるそうで。
「はぁ....もう何日食べ物食べてないかなんてわかんなくなってきた...」
道端にしゃがみ込み、大きなため息を付く。
人がいないのをいいことに、愚痴もこぼしてしまう。
私は、孤児である。親もいない、親戚もいない、引き取ってくれる里親も、
優しく面倒を見てくれる孤児院の人達も。
みな全て失ってしまった。
両親が早くに亡くなり、親戚のもとに預けられるも、親戚も早くにして
死んでしまい、孤児院に行くも、虐待を受け、里親のもとでも、
暴力と過労のせいで変わった髪色への暴言に耐え続けたけれど、
ついに逃げ出してきてしまった.....
見つかったらただじゃおかないんだろうな、あの人は......
孤児院に来た時は、すごくいい人だと思っていて、救ってくれると思っていた。
けれど、実際は、ギャンブルに酒、借金まみれのゴミみたいな人間だった。
「どうしたらいいんだろ...」
「あの、貴方大丈夫ですか?」
「.....え?」
―――ふと聞こえた声の主は、私を救ってくれた人だった。
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