二次創作
町一で最強な女の子は、周りから過保護な扱いを受けてるらしい
「ふわ〜!ねっむ〜....」
「お前、さんざん休み時間寝てたじゃねぇかよ....」
私の近くの席である、桜遥は、私に対して呆れたような声を上げている。
「だってしょうがなくない?オールしたんだよ?褒めてくれていいんだよ?」
「なんで自分の都合でオールしたやつを褒めるんだよ。」
ツッコミを入れつつ、少し微笑んだ彼は、街の外から来た人間だけど、
正義感にあふれる人間だ。
オッドアイと奇抜な髪色のせいで、遠ざけられてきたのか、
人馴れしていなくて、すぐ赤面する可愛い男の子。
「桜君もいつでも眠そうだけどね。」
横から声がして、そちらの方を見ると、さらさらの髪の男の子、
蘇芳隼人がいた。その後ろには、楡井秋彦も控えている。
「うっ....」
「ほらね〜、遥だって人のこと言えない!」
「お前が言うなよ。」
勝ち誇って言うと、なんだかうざったそうな顔を一瞬するけれど、
きちんと返してくれるのが、遥の優しさを物語っている。
「○○さんはいつでも眠そうですけど....」
「まっ、まあね〜」
毎日のようにオールしてるとか、死んでも言えね〜.....
だってスマホ見てたら一瞬で朝だし....普通に夜に起きてるのはもう普通でさ?
夜行性動物かなってぐらい夜ふかしするのが当たり前なんだよね。
夜活動してます!みたいな〜?
「それで、その大荷物は何なんですか?」
「ああ、これ?」
私の机の横にかけられているこの大きな袋。
これはね......
「登校中に貰ったいろいろなもの。」
「え?」
「そんな、施しじゃねぇんだから、断っていいと思うけどな?」
「でもさ〜、相手の気持を考えると断れないもんじゃね?」
「お前も相手の気持ちを考えるとかできたんだな。」
「おいおい?失礼だよ?」
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