二次創作
孤高の男バレマネは部活内では愛されキャラなようです。
「あ、また一人で登校してるぜ。」
「ぼっちとかじゃなくて、皆近寄れないよね。」
みたいなことを毎日のように遠巻きに言ってくる人達。
彼らに言いたい。
―――私だって友だちが欲しい!
「なんでこんなに人が近寄ってこないんだろう.....」
私の唯一の悩みである。人が全く私の周りにいないのは、私が
近寄るなというオーラを振りまいているからだろうか。
そういうつもりは全く持ってないのだけれど.....
「まぁ、成り行きに任せるしかないもんね。」
そう自分に言い聞かせて、いつも通り、校門をくぐり抜け、
階段を上がる。その時、上から降りてくる男子に、声をかけられた。
「あ、○○!おはよう!」
「あぁ....日向。」
私が所属する、バレー部の一年生。同学年であり、明るい男の子。
純真無垢タイプで、他の3人の一年生にも、私に対してと変わらず、
別け隔てなく接する。身長は低いけれど、エースを目指しているらしい。
「朝練、来いよー!」
「げ......絶対?強制?」
「強制!絶対来いよー、約束したからな?」
そう言いながら、軽い足取りで階段を降りていった。
忙しい男の子である。でも.....
「ふふっ。」
私に話しかけてくれる、そんな存在であることは私にとって大切にしたい存在だ。
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