●●「ん？」
1話と同時刻。私は不意に寒気がして後ろを振り向く。
マイロ「どした？」
●●「なんか、寒気がして……」
マイロ「寒いなら、あったかくして寝た方がいいけど……」
●●「じゃ、そするね」
私は自室のベッドで寝ることにした───[水平線][小文字]「なぁ、本当なのか？」
「お母様が言っていたから、事実だと思うわ……」
「こっちの方でも騒いでたし、ね……」
「───が復活するだなんて……」
「で、ボクらに要請が？」
「強化されてることも、考えられるわよね……」
「あたちたちで、またどうにか出来るかな？」
「まぁ、●●とレイラには明日話すって事で……」
[/小文字]
んぅ……なんか、話してる？でも、眠くて……[水平線]●●「おっはよ〜！」
レイラ「お兄ちゃん、他のみんなもおはよう♪」
一同「……」
え、何？場の空気悪くない？私なんかした、言った？
マイロ「[小文字]じゃ、ここは俺から……[/小文字]前、●●を筆頭に魔王は倒したよな」
●●「そうだね。言い始めたのはクリスだけど」
クリス「……」
クリス黙っちゃった。なんか色々ごめんね〜！？
マイロ「その魔王が今、復活してるらしい」
う、嘘───！！魔王が復活！？で、でも私達が前倒したじゃんか。いやもしかしたら蘇生とか復活ができるとか？もしあったらちょっと欲しいわ。
レイラ「えぇ、本当にぃ！？信じらんなぁい───！じゃあ、じゃあお兄ちゃん●●と一緒に旅に行くって事ぉ？二人でぇ？」
他のメンバーの存在とは。
マイロ「二人でじゃないけど行く」
レイラ「そんなぁ！じゃあお兄ちゃんと離れちゃうじゃん！あたし一人ぃ───！？無理、そんなの無理ぃ」
マイロ「でもお前は戦えないから」
レイラ「でもあたし勇者の家の長女だもん！こう見えても戦えるもんだぁ♪ほらぁ、みてぇ！」
そう言い、私が非常時用にバジルに頼んで作っといた[漢字]剣[/漢字][ふりがな]めちゃすんごい☆スーパーマジックソード[/ふりがな]を[漢字]奪い取って[/漢字][ふりがな]手に取って[/ふりがな]ブンっと振る。その瞬間。
[明朝体][斜体]ブンッ[/斜体][/明朝体]
[漢字]剣[/漢字][ふりがな]めちゃすんごい☆スーパーマジックソード[/ふりがな]が吹っ飛んでいった。更に、壁に突き刺さった。
マイロ「……無理だな」
●●「わ、私の[漢字]剣[/漢字][ふりがな]めちゃすんごい☆スーパーマジックソード[/ふりがな]が〜！」
レイラ「がぁ〜ん。置いてかれるぅ〜」
マイロ「いいか、これは本当に命を落とすかもしれない戦いなんだ。お前みたいな生半可な気持ちのままじゃ、連れていけない。命を落とす覚悟で着いていくんだったら、俺は何も言わないから、勝手にしな」
レイラ「……う、[大文字]うわぁぁぁ───！[/大文字]お兄ちゃんの馬鹿ぁ！大っ嫌いぃ！」
そう言って走って行った。
●●「マイロ、酷い言われようだね……」
マイロ「もう、いいから……あいつはいつもこんなだし」
気にしない事にして。
●●「とりま準備が出来次第出発するよっ！」
一同「お───！」