素安羅ちゃんは、満足して家を出た。
まぁ、あの子なら大丈夫じゃないかな。一人で生きてっても。
[斜体][明朝体]ガチャ[/明朝体][/斜体]
あ、出かけてたマイロが帰って来た。
●●「マッイロ〜！お帰、り……？」
？？？「はっじめまして〜！あたし、[太字]レイラ・スカルファロット[/太字]！よろしくねっ♪」
[漢字]人の彼氏[/漢字][ふりがな]マイロ[/ふりがな]に腕を絡ませる少女───名をレイラと言う───は、めっちゃくちゃ笑顔で自己紹介をする。
あ、これ陽キャだ、と思ったのは言うまでも無い。
マイロを恨む様に見ていると、慌てた様に弁解？し始めた。
マイロ「そ、そうじゃないんだよ、●●！その、こいつは俺の妹だから、特にそう言う関係性じゃないから、な！？」
●●「は、はぁ……？」
まぁ、妹さんらしい。疑ってすいません。
するとレイラちゃんが、爆弾発言をした。
レイラ「お兄ちゃんは、あたしの彼氏だよっ♪」
マイロ「違う、何言ってんだよお前は！？」
要はブラコン、と。インパクトがやばいね。
だが、私の怒りは収まらなかった。
●●「あんたは……人様の彼氏に対してどーゆう事を言ってんだよ！マイロは私の彼氏なのっ！あんたはただの妹っ！わかった！？」
背後に炎を出しときますが、何か？
もうちゃん付けなんて出来る訳ない。……レイラは目に涙を浮かべた。
レイラ「[小文字]うっ[/小文字][大文字]うぇ───！[/大文字]このお姉さん酷いよー！レイラの事怒ってきたー！」
そうくるか。私は半ば呆れた顔になる。
[漢字]流石[/漢字][ふりがな]さすが[/ふりがな]にこの騒ぎに気付いて、みんなが駆けつけた。
テン「にゃにがあったにゃ！？凄い炎にゃけど！」
エレン「家燃やさない様にね！？」
ララ「●●ちゃん！誰かが泣いてるよっ！何があったの！？」
●●「私は泣かせてないよっ！？」
マイロ「いやお前が泣かせたよな！？」
レイラ[大文字]「怖いよぉ〜！お兄ちゃぁ〜ん！」[/大文字]
[漢字]蛙[/漢字][ふりがな]カエル[/ふりがな]もびっくり涙と怒りの大合唱。あぁもぉうるさ〜い！
その後、アリーとバジルのお陰で泣き止んだ。
レイラは……私の恋敵だ、うん。こうなったら年下だけど手加減なし！マイロは私のものだよっ！