[大文字]ドカーン！[/大文字]
「イッターい…」
「ごめんなさい！落ちちゃった…怪我ないよね？」
「大丈夫だよ！」
「高いわね…」
穴を見上げる。うーん。高過ぎて登れないかな…
「…進むしかないね」
ごくり
誰かが息を飲む声が聞こえる。何せ目の前は真っ暗。行くのを誰もが躊躇ってしまいそうな道。
「逝くわよ…」
「クリス漢字違うのわざとじゃないよね？」
「あれ？本当だ。じゃあ行くわよ…」
と、言う事もありましたが、まぁ出発！
「ぎゃあ！」
先頭から悲鳴が聞こえる。何があったの？
「○○魔法！土魔法使って！」
「急にどうしたの？」
「良いから！アーセン・ウォールよ！」
『[漢字]土の壁[/漢字][ふりがな]アーセン・ウォール[/ふりがな]』
ドドドドドドド…
土の壁が聳え立つ。
「これで良いよね」
「ありがとう…敵が急に出てきて迫って来て…怖かった…」
「よしよし」
嘆くクリスを撫でる。慰めなきゃ。
[小文字]「あの二人仲がいいね」[/小文字]
[小文字]「そうだね」[/小文字]
小さ過ぎて声が聞こえないや。魔王城は先になりそうです。