明日なんか来なくっていい

そんなボクの願いをよそに
今日も　月が沈む　太陽が登っていく

本当は怖かったんだ
明日が来ることが

でも　その夜は違った
ボクは海辺に佇んでいた
、、、ナイフを持って

もう　明日が来ないように
この命が消えれば　明日が来ることはない

覚悟を決めて　ナイフを首元に当てた
そして


＿＿＿＿＿首を切ることはできなかった



君の笑顔が　脳裏に浮かんだんだ
「あぁ　明日がくれば君と出会えるんだ」
そう気づいた

ボクはナイフを海に捨てた
あれを見ることはもう一生ないだろう

でも　ボクは海に入って行って
そのナイフを手に取った

別に死のうとしているんじゃない
これは　ボクにボクの気持ちを気付かせてくれた
大切な宝物だから

あぁ　もうすぐ日が昇る
もうすぐ君と会えるんだ

夜が明けたら
すぐに君のもとへ　駆けつけよう

そして　この場所で伝えるんだ
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」と君へ

もうボクは戻れない
この気持ちに気付いてしまったから

夜が明けたら　君に一番に教えてあげる



＿＿＿＿＿ボクの“[太字][明朝体]キモチ[/明朝体][/太字]“を、、、