二次創作
武装探偵社の名探偵は、幼女を溺愛してます。
「まーま。」
「なーに、おチビちゃん。」
「名前、つけないんですか?」
「......それもそうだね。」
乱歩はふいに赤ちゃんを抱き上げて、自分と同じ目線に合わせる。
「そもそも、男の子と女の子のどちらですの?」
「男の子なんじゃないですか?好奇心旺盛だし。」
確かに、赤ちゃんは、好奇心旺盛で、自由奔放すぎた。
―――どこぞの名探偵のように。
「いや、この子は女の子だ。」
乱歩はそう言い切る。
「そう判断した理由は?」
「まず、拾った際の服装。いかにも女の子が着るような可愛い服だったでしょ?」
「まぁ、そうですね。」
乱歩によって地に降ろされた赤ちゃんはといえば、降ろされてからも、
乱歩の膝に上がろうとしていた。
「それから、言語の発達が早い。女の子は男の子よりも言語の発達が早いからね。」
「まーま」
「ママじゃなくて乱歩!ら・ん・ぽ・!これだけは言わないね?」
「らん.....まま!」
言いかけたものの、ふるふると首を振って言い直す。
「はー、もうそれでいいや。」
「良いんですの......?」
「おねーちゃん!」
「あら、私?私はナオミですわ。」
「なおみ.....?」
「ええ。流石ですわね、理解力に優れてますわ。」
なおみ、なおみと何度か復唱した後に、ナオミのもとに走る。
「なおみおねーちゃん!」
「あら。可愛らしいですわね。」
「あー、僕の○○ー!」
「○○?」
「その子の名前。」
「素敵ですね。」
かくして、赤ちゃんの名前が無事に○○と決まったのである。
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