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柚夏の読切小説集

#11

活動二周年特別小説 いつもの私

「出歩いて五分間、色々な人と話しましょう」
先生が指示した。
 最近、出歩いてクラスメイトと話すことが多くなった。
「……いじめかよ」
案の定、私は一人ぼっち。
いつものことだから気にしない、そう思っていたかった。
“いつものことだから”で済ませたかった。
“私だからしょうがない”で済ませたかった。
だけど、そう簡単には済ませられなかった。
私の心は限界だった。
 学校に行くのも力が必要になってきた。いつもは自転車で登校していたのに。
行きたくない、という日は母に助けてもらい、車で学校へ向かう。
──最後に自転車に乗った日はいつだっけ。
──最後に学校行くの楽しいと思ったのはいつだっけ。
だけど、行かないと受験に響く。
──だから嫌でも行かないと。
毎日そう言い聞かせて家を出る。
学校に近づくにつれて、足取りが重くなる。更に、ドキドキし、苦しくなる。
──でも、行かなくちゃ。
再び言い聞かせる。だけど、行きたくない。
毎日体調不良を願う。それが日課になってしまった。
 そして、残り一分を切ったとき、私は立っていられない程の腹痛と吐き気に襲われた。
私は腹を押さえながらゆっくり座った。
すると、先生が私の方に向かってきた。
これは先生と話す系だな、と私は思った。
何度も(というかほぼ)この場面で孤立していた私だから分かる。
だけど、違った。
「顔色悪いけど大丈夫⁉︎ 保健室行く?」
私は顔色が悪かったのだ。
原因は月に一回のあれだ。
先生は慌てていた。
私は保健室に行った。
 その後、私はベッドで少し寝た。
目を開けると、そこには母がいた。
「やっぱり顔色悪いね」
そう母は言った。

私は早退した。

作者メッセージ

なんか執筆途中だったらしいので、慌てて書きました。
終わり方が版です。
一時間目くらいの出来事でした。
早く帰れてラッキーでした。

2026/01/30 22:27

貴志柚夏 ID:≫ .6jl61QpMlPM2
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