拝啓 宇宙船のAIたちへ
No.002は考えていた。
なぜ、このような事態になってしまったのだろう
私達(元人間達)は、なぜここに来てしまったのだろう と。
理由は、明確だ。
あのNo.001、本部長に”ついて来てしまった”からだ。
No.001の本に来たのは、忘れもしないあの忌々しい夏の季節だ。
xxxx年8月3日
その日の気温は過去最高気温に達していた。
そのせいか、蝉の声がいつにもましてうるさく、私の耳をつんざいた。
夕方になり私は、”ある場所”へ向かっている途中だった。
その道中、私は・・・・
その時、放送が流れた。
同時刻 No.003の部屋ーおそらくは他の部屋にもー放送が流れてきた。
No.001の声だ。だが、少し声色がいつもと少し”違う”気がした。
「船員のお前等に告ぐ。これより、宇宙船人狼を開催する。
ルールはただの人狼と何ら変わりはない。
お前らの各脳内プログラムに役職の情報を送る。
役職はランダムで選ばれるので我々にも分からない状態で行う。
何か、質問があるやつはいるか?」
部屋にいる船員たちは動揺の声をあげた。
?宇宙船人狼?
本部長は何を言っているんだ?
また居眠りして寝ぼけてるんじゃないの?
ええ?また居眠りしてたの?
勘弁してくれよ
この時、No.003はまた違和感を覚えた。
なぜなら、これまでNo.001が居眠りをしてたことがあっても寝ぼけて放送ボタンを押して、こんな事を言ってきたことは今まで一度もなかったからだ。
例え寝ぼけてそんな事をしようとしても大抵は、副本部長が本部長のもとに
付いているはずなので、副本部長が止めるはずなのだが、副本部長の声が聞こえない。
何か用事でもあったのだろうか。
いや・・・・・待てよ・・・・”だとしてもおかしくはないか?”。
副本部長が例え用事があったとしても、”宇宙船内部”でしか用事は済ませないはずだ。宇宙船外に用事があるということ、それは”死”を意味する。
なので、それは必ずと言っていいほど”ありえない”。
であれば、副本部長は宇宙船内の何処かに必ずいるはず。
宇宙船内部には、各場所に放送用のスピーカーが設置されているはずだ。
例え放送が聞こえなかったとしても、テレパシーで必ず聞こえるようになっているはずだ。
No.003は嫌な想像をした。
では、ある特定の場所だけのスピーカーが壊れている、もしくは”壊されていた”ら?あるいは、テレパシー機能のプログラムが故障していたら?
No.003は、身の毛がよだつ思いをしながら、考えを巡らせていた。
そういえば、先程から副本部長の姿を見ていない。
偶然にしてもほどがある。
いつもは本部長と一緒に話しているところをお見かけするのに。
本部長の声色に違和感を感じていた。
No.003は、ついに質問をした。
No.003「あの、一つ聞いてよろしいですか?貴方、本部長ですか?本部長なら、申し訳ありません。」
一瞬の間沈黙が流れた。船員、本部長?は少しの間黙っていた。
それはそうだ。自分の上司に向かってこんな無礼な質問なんて普通であればしない。
本部長?は少し黙った後こういった。
??「・・・・・どうだろうな?」
悪ふざけか?と若干思ってしまうような口ぶりに、船員たちはまた少しざわつき始めた。
私の考えすぎだったか?一周回ってそう思い始めていた。
??「他に質問があるやつはいるか?」
船員たちは黙っていた。先程の質問で少し怖気付いたか。と、思った。
??「なければこれでゲーム説明を終了する。」
その言葉を最後に、放送は終わった。
プログラムの記憶から新しいなにかがあるのが分かった。
説明にあった通り、人狼ゲームの”役職”のプログラムであった。
自分の役職は”魔法使い”であった。
魔法使いなんて役職あたっけ?と思っていたら説明音声が流れてきた。
魔法使い 人狼に殺された誰か・あるいは選挙により迫害された誰かを蘇らせることができる役職。ただし、誰が蘇るかはランダムであり、この役職を使えるのは最大五回まで。
という説明が流れてきた。
まぁまぁ便利な役職を引き当てられたのは、不幸中の幸いだろう。
それよりも、本部長たちは無事なのだろうか?
最後に本部長を見たのは、宇宙船司令室だ。
とりあえず、宇宙船司令室に向かわなければ。
そしたら、あの本部長もどきと、副本部長のことも何かわかるのではないか。
そう思い、私は急いで部屋を飛び出て宇宙船司令室に向かった。
〜宇宙船司令室〜
No.003「失礼いたします!ほんぶちょ・・・・・・・え?・・・」
私の言葉はそこで止まった。なぜならそこには
充電用のコンセントが千切れ、動かなくなった本部長の姿があったからだ。
それは、私達AIにとって”死”を意味することだった。
このとき私たちはまだ知らなかった。これが、宇宙船人狼の第一日目の開幕だったことに。
これから起こるであろう混沌とした恐怖を。
なぜ、このような事態になってしまったのだろう
私達(元人間達)は、なぜここに来てしまったのだろう と。
理由は、明確だ。
あのNo.001、本部長に”ついて来てしまった”からだ。
No.001の本に来たのは、忘れもしないあの忌々しい夏の季節だ。
xxxx年8月3日
その日の気温は過去最高気温に達していた。
そのせいか、蝉の声がいつにもましてうるさく、私の耳をつんざいた。
夕方になり私は、”ある場所”へ向かっている途中だった。
その道中、私は・・・・
その時、放送が流れた。
同時刻 No.003の部屋ーおそらくは他の部屋にもー放送が流れてきた。
No.001の声だ。だが、少し声色がいつもと少し”違う”気がした。
「船員のお前等に告ぐ。これより、宇宙船人狼を開催する。
ルールはただの人狼と何ら変わりはない。
お前らの各脳内プログラムに役職の情報を送る。
役職はランダムで選ばれるので我々にも分からない状態で行う。
何か、質問があるやつはいるか?」
部屋にいる船員たちは動揺の声をあげた。
?宇宙船人狼?
本部長は何を言っているんだ?
また居眠りして寝ぼけてるんじゃないの?
ええ?また居眠りしてたの?
勘弁してくれよ
この時、No.003はまた違和感を覚えた。
なぜなら、これまでNo.001が居眠りをしてたことがあっても寝ぼけて放送ボタンを押して、こんな事を言ってきたことは今まで一度もなかったからだ。
例え寝ぼけてそんな事をしようとしても大抵は、副本部長が本部長のもとに
付いているはずなので、副本部長が止めるはずなのだが、副本部長の声が聞こえない。
何か用事でもあったのだろうか。
いや・・・・・待てよ・・・・”だとしてもおかしくはないか?”。
副本部長が例え用事があったとしても、”宇宙船内部”でしか用事は済ませないはずだ。宇宙船外に用事があるということ、それは”死”を意味する。
なので、それは必ずと言っていいほど”ありえない”。
であれば、副本部長は宇宙船内の何処かに必ずいるはず。
宇宙船内部には、各場所に放送用のスピーカーが設置されているはずだ。
例え放送が聞こえなかったとしても、テレパシーで必ず聞こえるようになっているはずだ。
No.003は嫌な想像をした。
では、ある特定の場所だけのスピーカーが壊れている、もしくは”壊されていた”ら?あるいは、テレパシー機能のプログラムが故障していたら?
No.003は、身の毛がよだつ思いをしながら、考えを巡らせていた。
そういえば、先程から副本部長の姿を見ていない。
偶然にしてもほどがある。
いつもは本部長と一緒に話しているところをお見かけするのに。
本部長の声色に違和感を感じていた。
No.003は、ついに質問をした。
No.003「あの、一つ聞いてよろしいですか?貴方、本部長ですか?本部長なら、申し訳ありません。」
一瞬の間沈黙が流れた。船員、本部長?は少しの間黙っていた。
それはそうだ。自分の上司に向かってこんな無礼な質問なんて普通であればしない。
本部長?は少し黙った後こういった。
??「・・・・・どうだろうな?」
悪ふざけか?と若干思ってしまうような口ぶりに、船員たちはまた少しざわつき始めた。
私の考えすぎだったか?一周回ってそう思い始めていた。
??「他に質問があるやつはいるか?」
船員たちは黙っていた。先程の質問で少し怖気付いたか。と、思った。
??「なければこれでゲーム説明を終了する。」
その言葉を最後に、放送は終わった。
プログラムの記憶から新しいなにかがあるのが分かった。
説明にあった通り、人狼ゲームの”役職”のプログラムであった。
自分の役職は”魔法使い”であった。
魔法使いなんて役職あたっけ?と思っていたら説明音声が流れてきた。
魔法使い 人狼に殺された誰か・あるいは選挙により迫害された誰かを蘇らせることができる役職。ただし、誰が蘇るかはランダムであり、この役職を使えるのは最大五回まで。
という説明が流れてきた。
まぁまぁ便利な役職を引き当てられたのは、不幸中の幸いだろう。
それよりも、本部長たちは無事なのだろうか?
最後に本部長を見たのは、宇宙船司令室だ。
とりあえず、宇宙船司令室に向かわなければ。
そしたら、あの本部長もどきと、副本部長のことも何かわかるのではないか。
そう思い、私は急いで部屋を飛び出て宇宙船司令室に向かった。
〜宇宙船司令室〜
No.003「失礼いたします!ほんぶちょ・・・・・・・え?・・・」
私の言葉はそこで止まった。なぜならそこには
充電用のコンセントが千切れ、動かなくなった本部長の姿があったからだ。
それは、私達AIにとって”死”を意味することだった。
このとき私たちはまだ知らなかった。これが、宇宙船人狼の第一日目の開幕だったことに。
これから起こるであろう混沌とした恐怖を。