二次創作
色々ぶっ込み短編集~【リクエスト受付可】
「なーなースマイルー」
「どうした?シャークん」
「……来て、」
「……あぁ……」
此処最近、俺の彼氏である、シャークんの様子が可笑しい。
両者共に恥ずかしがりだから、触れられることも少ないし、キスも剰りしない。
なのに、近頃、ハグや、キスを強請ってくることが増えたのだ。
大きく開かれた腕の中にすっぽり収まれば、強く抱き締められる。ちょっと痛い。でも、嫌じゃないから、拒否はしない。
稀に、首元に顔を埋めてくる時もある。その時は、擽ったいから、ちょっとだけシャークんの肩を押す。
今日も、埋めて来た。しかも、何か、痛い。
「っ……しゃ、ぁくん……ッ!痛い……ッ」
「ぇ……ぁ、あ、!ごめんッ、……ごめん、スマイル……」
痺れるような痛みを感じ、強く彼の胸を押せば、唐突に謝り倒される。何で謝られてんだ……?いや、俺が痛いって言ったからかも……。
「え、えっと、謝んなくて、いいよ……?」
「で、でもッ、オレッ」
「スマイルの、血、吸っちゃった……ッッ!!」
……え、?血、?
痛みの残る首筋を指でなぞれば、液体が指の腹に付いた感覚がした。見てみれば、赤い液体が付いている。
……血じゃん。
其処で、漸く理解した。シャークん、吸血鬼なんだ。
この世界には、2種類の種族が住んでいる。1つは、人間。もう1つが、吸血鬼。吸血鬼の中にも更に2種類あり、それが、ヴァンパイアとドラキュラ。違いは無さそうなのだが、吸う血の種類が変わるらしい。
ヴァンパイアは、生き物の血なら何でも吸う。ドラキュラは、最初に決めた、1人の人間からしか、血を吸わない。
だから、初めて血を吸う時は、十分に考えて吸うらしい。
「美味そうだったから、スマイル、いい匂いしてたんだよ、!ずっと我慢してて、でも最近、欲が出てきて、吸いたくて、それで……!」
「……いいよ」
「……え……?」
謝罪の言葉なんかよりも今は、何方かを知りたい。
「……何方なの、ヴァンパイア?それとも、ドラキュラ?」
「……ドラキュラ」
そう聞いて、俺の気持ちは舞い上がってしまった。
「……俺を、選んでくれたんだ?」
ドラキュラは、1人からしか吸わないし、別の人間の血を吸うと、拒絶反応を起こしてしまうらしい。
だから、最初に吸った人をパートナーにするドラキュラも少なくないんだとか。
「……うん、スマイルじゃないと、ヤだった」
「……嬉しい、ありがと//」
少し恥ずかしくなって、顔を逸らす。すると、彼の手が顔に伸びて来た。逸らしていた顔を戻され、見詰め合う形になる。
「……愛してるよ、スマイル」
「……俺も、シャークんのこと、愛してるから」
愛を伝えて、俺達は、長い夜を楽しむことにした。
「どうした?シャークん」
「……来て、」
「……あぁ……」
此処最近、俺の彼氏である、シャークんの様子が可笑しい。
両者共に恥ずかしがりだから、触れられることも少ないし、キスも剰りしない。
なのに、近頃、ハグや、キスを強請ってくることが増えたのだ。
大きく開かれた腕の中にすっぽり収まれば、強く抱き締められる。ちょっと痛い。でも、嫌じゃないから、拒否はしない。
稀に、首元に顔を埋めてくる時もある。その時は、擽ったいから、ちょっとだけシャークんの肩を押す。
今日も、埋めて来た。しかも、何か、痛い。
「っ……しゃ、ぁくん……ッ!痛い……ッ」
「ぇ……ぁ、あ、!ごめんッ、……ごめん、スマイル……」
痺れるような痛みを感じ、強く彼の胸を押せば、唐突に謝り倒される。何で謝られてんだ……?いや、俺が痛いって言ったからかも……。
「え、えっと、謝んなくて、いいよ……?」
「で、でもッ、オレッ」
「スマイルの、血、吸っちゃった……ッッ!!」
……え、?血、?
痛みの残る首筋を指でなぞれば、液体が指の腹に付いた感覚がした。見てみれば、赤い液体が付いている。
……血じゃん。
其処で、漸く理解した。シャークん、吸血鬼なんだ。
この世界には、2種類の種族が住んでいる。1つは、人間。もう1つが、吸血鬼。吸血鬼の中にも更に2種類あり、それが、ヴァンパイアとドラキュラ。違いは無さそうなのだが、吸う血の種類が変わるらしい。
ヴァンパイアは、生き物の血なら何でも吸う。ドラキュラは、最初に決めた、1人の人間からしか、血を吸わない。
だから、初めて血を吸う時は、十分に考えて吸うらしい。
「美味そうだったから、スマイル、いい匂いしてたんだよ、!ずっと我慢してて、でも最近、欲が出てきて、吸いたくて、それで……!」
「……いいよ」
「……え……?」
謝罪の言葉なんかよりも今は、何方かを知りたい。
「……何方なの、ヴァンパイア?それとも、ドラキュラ?」
「……ドラキュラ」
そう聞いて、俺の気持ちは舞い上がってしまった。
「……俺を、選んでくれたんだ?」
ドラキュラは、1人からしか吸わないし、別の人間の血を吸うと、拒絶反応を起こしてしまうらしい。
だから、最初に吸った人をパートナーにするドラキュラも少なくないんだとか。
「……うん、スマイルじゃないと、ヤだった」
「……嬉しい、ありがと//」
少し恥ずかしくなって、顔を逸らす。すると、彼の手が顔に伸びて来た。逸らしていた顔を戻され、見詰め合う形になる。
「……愛してるよ、スマイル」
「……俺も、シャークんのこと、愛してるから」
愛を伝えて、俺達は、長い夜を楽しむことにした。